低予算で満足度の高い結婚式のコツ!お金をかける箇所&節約ポイントとは!?

最近は、結婚式をあげないという選択をするカップルも多いですが、「今さら恥ずかしい…」「結婚式にお金をかけるより新婚旅行に!」など、その理由はさまざま。

けれど結婚式は、周囲に感謝を伝え、自分たちの誓いを宣言する大切な儀式。夫婦それぞれ結婚に対する責任感が生まれるなど、将来的なメリットも大きいものです。

今回は、予算が少なくても満足感の高い結婚式をするために、お金のかけ方で気をつけたいポイントをご紹介します。

お金をかけるべきポイントは、ずばりゲストの満足感

結婚式にかかる費用は全国平均354.9万円。「全てを思い通りにしたら、初期の見積もりから100万円以上も上がった。」なんて話も珍しくありません。

一方、200万円未満と低予算でも理想の結婚式を挙げたカップルもいますので、お金をかけるべきポイントをきちんと見極めることが大切です。

結婚式の評価は、ゲストに喜んでもらえたかどうかに大きく左右されます。以下のポイントさえ押さえれば、ゲストの満足感は獲得したも同然ですので、決しておろそかにしないように気をつけましょう。

料理は絶対にケチらない。

ゲストに「この結婚式ケチられてるかも」と思われてしまう理由のNo.1。それは料理の質と量です。特に30代ともなると、舌が肥えている友人が増え、結婚式に参加した回数も多いので、特に比べられがちなポイント。

すべてを最高級にする必要はありませんが、メインだけでも1ランク上のものを選べるようにしましょう。

逆に、意外とケーキまで食べられなかった…ということも多いので、料理がバッチリなら、ウェディングケーキは生ケーキをやめて、シンプルなデザートにするなど、工夫してみてもいいですね。

引き出物は宅配がおすすめ。

料理と並んで、ゲストが重視するのは引き出物・引き菓子です。内容も大切ですが、それよりゲストに重くて嵩張るものを持たせない気遣いが重要です。

今は専門の業者も豊富であり、送料無料サービスのところも多いので、会場手配より10万円以上は安くつくでしょう。

さらにゲストへの配慮ができる花嫁であることは、一気にゲストの満足感を高めます。引き出物は、専門の宅配サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

装花はボリューム重視。

会場の華やかさを決めるのは、各所に散りばめられた装花です。特に新郎新婦が座るメインテーブルは、ゲストが次々に写真を撮りに来ますよね。そのため、重視したいのはやはりボリュームです。

メインテーブルは豪華にした分、各テーブル装花は小さめにしても、席次表などの他のアイテムで華やかさは補うことができます。

また季節の花を使えば仕入れ値が安くつきますし、グリーンを多用するとボリュームが出て、価格を抑えつつ華やかさも加わるので、ぜひコーディネーターに相談してみましょう。

節約できるポイント1:結婚式の日程

結婚式費用を節約するためにまず考えるべきなのは、いつ結婚式を開催するかどうかです。どんな季節か、平日か休日か、大安か仏滅か、昼間か夜かなど、全てが見積もりに大きく影響してきます。

もしお仕事によって平日の方が休みやすい人や、ゲストが少なめで調整が効きやすいなど、可能ならぜひ以下の節約ポイントも考慮に入れてみましょう。

繁忙期からずらした日程

結婚式の繁忙期をご存知ですか?比較的気候が安定している5月・6月・10月・11月あたりが人気なのですが、
その時期を避けること。ただそれだけで数万〜数十万の節約メリットがあったり、通常受けられないサービスを提供してもらえたりしてお得になります。

土日の大安が人気なのはいうまでもなく、大変混雑します。大きな式場になると、花嫁が鉢合わせなんてこともしばしば。けれども、平日であったり日取りが仏滅であったりすると、その分空いているのでもちろん割安になります。

結婚式を避けなければいけないと言われる仏滅ですが、「すべてがゼロからのスタート」という意味では結婚式に向いているとの考え方もあります。

キャンセルが出たタイミングを狙う

もし気に入った式場の予定がしばらく埋まっていても、急なキャンセルが出ることもありますので、そこを狙うのもひとつの手です。

その場合、準備期間が2〜3ヶ月など少々短くなるかもしれませんが、その分式場は焦っているので価格交渉も進めやすくなります

通常、どんなに時間をかけても長くて半年、本格的な準備は3ヶ月前からしか始められないことが多いので、短期集中で準備ができる方には大幅に節約できるポイントであることは確かです。

時間帯も見直そう。

結婚式は必ずしも昼間にしなければいけないことはありません。ナイトウェディングという選択肢もあり、混み合う時間帯とずらすことで安くなる会場もあります

夜なら平日でも集まりやすいので、平日割引も併用できるかもしれません。そしてライトアップなど夜ならではの演出も可能です。

その他メリットとしては当日朝早すぎることもなく、準備に時間がかけられることや、二次会をしないのでさらに節約にも結びつきます。

節約できるポイント2:自分たちで用意できるものは用意する

用意するものが何かと多い結婚式ですが、全てを会場で調達してもらう必要はありません。

節約しながら同時にオリジナリティーが出せるので、何かしら自前のものを結婚式に持ち込みしているカップルがほとんど

リーズナブルな予算に抑えつつ、かつ自分たちらしい、思い出に残る結婚式を作り上げたいと思うからこそ、こだわっていきたいポイントをご紹介します。

レンタル衣装を活用する

会場代にも負けず費用がかかるのが、ドレスやタキシードなどの衣装代。専用のインナーやアクセサリー、ヘッドドレスなどのオプションがどんどん加算されて、更にお色直しも含めると、最終的に新婦だけで50万円以上かかることも

  • 新婦衣装 平均41.8万
  • 新郎衣装 平均9.4万

最近は中古ドレスを譲ってもらえるシステムも充実しており、たった一度着用しただけで、レンタルで20万以上かかるドレスが数万円で手に入ることもあります。

そして自分が使用した後もオークションやフリマサイトに出品すれば、持ち込み料がかかったとしてもかなりの節約になることは言うまでもありません。

手作りペーパーアイテムで個性を出そう

先輩花嫁に聞くと、必ずと言って持ち込みしているのがペーパーアイテム。まずは招待状から、当日のウェルカムボードや席次表、席札からメニュー表まで、手作りすれば心のこもった結婚式の雰囲気を演出できます。

手作りに自信がないと言う人でも、インターネットで調べると様々なサイトが多く見つかります。会場にお願いするよりデザインも豊富なので、気に入ったものをより安価に制作してもらえる可能性が高いです。

司会者やフォトグラファーだって自前アリ

会場専任のプロの司会者や、カメラマンであれば安心感はあるかもしれません。けれども高い安心感を買うより、できればちょっと話が上手な人や、写真が趣味の家族や友人にお願いしてみましょう。打ち合わせがてら、ちょっと高めのディナーでもご馳走してあげたら大喜びで協力してくれるはずです。

司会者が家族であれば、進行の中で昔のエピソードを盛り込むことで会場も盛り上がりますし、カメラマンが友人であればお互い親しみがあるので、写真の中の笑顔がとても自然で、心に残るものになりますよ。

節約できるポイント3:予算に見合った会場選び

有名なホテルや憧れの結婚式場で挙げられるなら、誰しも嬉しいですね。けれども会場代は結婚式費用の中でも、ダントツで高くつくもの。

そこを考え直せば、一気に節約効果が期待できることもあるのです。

様々な選択肢があることを知って、自分の理想と予算のバランスを考えながら、賢く会場と挙式スタイル選びをしていきましょう

高級感より、フレキシブルさ!

会場の雰囲気が気に入ったら、まず見積もりをしてもらうこと。そして必ずチェックして欲しい点が、ペーパーアイテムやムービー、装花や司会者まで、「持ち込み料」がどの程度かかるかということです。

持ち込み料とは、式場提携以外で手配することに対して支払わなければいけない費用で、保管料と言われたりもするいわゆる手数料のこと。前述した節約ポイントである手作り感も、持ち込み費用が都度かかるようでは、なかなか実現できません。

式場とは必ず契約前にきちんと細かく交渉し、なるべくフレキシブルに対応してくれる、良心的な会場を選ぶことが大切です。

教会式でなくとも、誓いはたてられる。

現在主流の挙式スタイルは大きく分けて3種類。そしてそれぞれの平均予算感覚は下記のようになります。

  • 教会式 40万〜45万
  • 神前式 30万〜35万
  • 人前式 20万〜30万

教会式と人前式では20万程度の違いがありますね。キリスト教の教会式は、憧れの挙式スタイルでダントツの人気。ただ牧師さんや聖歌隊を呼ばなければいけないため、40万以上と一番高額です。

一方、手軽さとリーズナブルさが魅力の人前式は、じわじわと人気が上がってきています。ゲスト全員の前で愛を誓いあうスタイルは、教会や神社などで行うよりもカジュアルで親しみやすい印象。

アレンジも自由ですので、バージンロードは歩きたい!とか、指輪交換はしたいなど、希望も叶えることができます。宗教色もなく、自分たちらしい挙式をしたいカップルには最適な挙式スタイルです。

披露宴が無理なら、パーティーでも。

予算が少なければ、1.5次会と言われるパーティースタイルも検討してみましょう。1.5次会は、まさに披露宴(1次会)と二次会パーティーの中間。

親族も友人も集まり、披露宴ほどに堅苦しくなく、誰もが楽しめるメリットがあります。それでいて、予算は披露宴と比べてグッと抑えられるでしょう。

会場はゲストハウス、レストランなど様々。呼びたいゲストが多い場合は、立食パーティーにすれば回収できる会費も増え、自己負担額を抑えることもできます。

この場合は引き出物がなくても、ちょっとしたお土産程度を用意すればOK。ゲストも金額が定められた会費制なので負担が少なく、ホストも気軽に参加してもらえるなど双方にとっていいことずくめです。

低予算でも最高の結婚式は創れる!

一口に結婚式と言っても、様々な挙式と会場のスタイルがあります。そして日程の選び方、細かい工夫次第で、低予算でも理想の結婚式が実現できるというのがお分かりいただけたでしょうか?

価値あるポイントにはきちんと予算を投じれば、ゲストからも「素敵な式だったよね」と褒められることでしょう!きちんと上手に節約しながら、自分たちらしい素敵な結婚式を創り上げましょうね。