何から始める?結婚式の準備!会場ごとの費用やメリットを解説

『結婚式』女性にとって生涯に一度の憧れのイベントですよね。

一生に一度だからこそ「絶対に失敗したくない!」「理想を叶えたい!」と思う人は多いと思います。

花嫁さんが10人いれば10人の理想があります。 そのすべての理想を叶えるために結婚式場もいろいろな種類があります。

会場、費用、特色、メリット、デメリット…などそれぞれです。ぜひ、比較して自分の理想の結婚式をさがしてみてください。

結婚式ってそもそも何をするの?

『結婚式』女性にとっては人生の一大イベントのひとつです。そもそも結婚式ってどんなことをするものなのでしょうか。

『結婚式』とは一言でいえば「2人の愛を永遠に誓う儀式」のことです。愛し合った2人が結婚という契約を行い、生涯共に生き、生涯愛し合うことを誓う儀式。

とても素敵なイベントですね。

挙式と披露宴

結婚式に参列したことがある方ならご存じかと思いますが、結婚式は大きく分けて二つの催しがあります。

それが「挙式」「披露宴」です。

一般的には結婚式というと「挙式」のことを指しますが、日本では披露宴もセットで行うことが多くみられます。

イメージとしては、挙式とは「愛を誓う儀式」披露宴とは「参列したゲストのおもてなし」といった感じです。

挙式のみ、披露宴のみ、という結婚式のスタイルも可能です。

例えば2人で海外でリゾートウェディングで挙式のみをすませて、日本へ帰国後、親族や友 人を招いて披露宴を執り行う…そのような自分たちに合ったスタイルにカスタムすることも できます。

あまり派手にしたくないという場合は、親しい親族や友人などのみを招待して挙式、そのあと披露宴は行わず会食を楽しむということもできます。

結婚式の形はそれぞれなので挙式、披露宴のバランスなど自分にピッタリのスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。

結婚式の準備って何をするの?

プロポーズをされて結婚が決まってから結婚式までの期間は、平均でおよそ8ヶ月~12ヶ月の様です。

ですが、実際に結婚式の打ち合わせが本格的にスタートするのは式場にもよりますが3~4ヶ月前かの会場が多いです。

それならかなり余裕があるのでは?と思いがちですが、実際そんなことありません。あっという間に過ぎていきます。

「忙しすぎて○○するの忘れてしまった!」ということのないように計画していきたいとこ ろです。

では、結婚式の準備とはいったい何をするのでしょうか。代表的な流れはこのような感じです。

  1. お互いの両親への紹介
  2. 指輪(婚約指輪・結婚指輪)の購入
  3. 両家顔合わせ(結納や食事会など)
  4. ブライダルフェアなどへ行き、会場を決める
  5. 会場が決まったら具体的な結婚式の打ち合わせ

まずはそれぞれの両親へ挨拶にいきます。相手方の都合もありますし、ゆとりをもって日時を設定しましょう。

両家の顔合わせも同様です。自分たちの休みの都合だけでなく、ご両親たちの都合もあります。両家がそれぞれ空いている日を決めるとなると先の予定になってしまいがちなのでゆとりをもちましょう。

また結納や食事会などに料亭やレストランを使うことが一般的ですが、これも個室を予約することになるので土日などはうまりやすいため、こちらも余裕をもって予約しておきたいところです。

そして一番重要なのは​会場を決めること​です。結婚式場ではブライダルフェアを行っています。気になる会場があればどんどん予約して見学してみましょう。

ブライダルフェアによっては食事やデザートを試食させてくれたり、ドレスの試着をさせてくれたり、模擬挙式をやらせてくれたりするところがあります。

実際の雰囲気を味わうことができるのでおすすめです。自分にあった会場を探すために、気になる会場を複数まわってみるのもいいかもしれません。

その際にやみくもにあまりに多くの会場を回りすぎてしまうと迷いすぎて「どれも魅力的で決められない!」となってしまうので、ある程度行きたい会場を絞ってから伺うといいと思います。

どんな会場があり、どんな特色があるのか、費用の違いなど事前に知っておき自分の理想に近い会場を選ぶことにしましょう。

結婚式の会場の種類と費用

ホテル

ホテルの中で行うウェディング。ホテルは複合施設となっているので一か所でいろいろなサービスを受けることができるのは嬉しいポイント。

たとえば遠方からきたゲストが宿泊できたり、着付けやヘアセットを行ってくれる美容院があったり、結婚式の二次会まですべてホテル内でできてしまうのは大変便利です。

このような理由からご高齢のゲストに大変評判がよいようです。車椅子や手すりなどバリアフリーにも対応しているのでご高齢の方も安心、授乳室やおむつ交換場所もあって子連れにも安心。

幅広い年齢の方に満足していただける充実さがあります。またさすがホテルなだけあってホスピタリティは完璧!日本のおもてなしの精神でスタッフ
のサービスが充実しているのもポイントです。

ただその分費用がお高くなってしまうのが難点。上質なサービスを受けられるので仕方がないことなのかもしれません。

そして会場が広い分、ほかのゲストもたくさんいらっしゃいます。同日に別会場で結婚式が行われています。

会場が広いのとスタッフさんのお気遣いから鉢合わせということはあまりないようですが、スタッフさんが忙しそうにしていたりバタバタしている様子がたまにあるようです。

頼んだ飲み物が来ない、となるとせっかく来ていただいたゲストさんの不満になってしまう のでなるべく気を付けていただきたいところですが…しっかり対応できるところを選ぶことが大切かもしれません。

また会場がホールになっているところも多く、窓がないためライトの明かりのみで自然光が入らないので解放感はあまりありません

最近ではホテルでもガーデンスタイルを取り入れているとこもあるので気になる方はそういったところを選んでみるといいかもしれません。

メリット

  • 宿泊ができて交通の便が良い
  • ホテルとしての知名度が高い。
  • ホスピタリティが充実
  • 設備が充実

デメリット

  • 会場がいくつかあるので同日に他所の結婚式がある
  • 費用が高い
  • 会場がホールの場合、窓がないので自然光が少ない
  • 解放感がない

専門式場

結婚式の専門的な会場です。結婚式を執り行うために作られた施設で本格的な仕様となっています。教会式の場合、会場はチャペルとなりますが神前式の場合は神殿です。

ホテルでも神前式は可能ですが、やはり専門式場で作られた神殿のほうが趣があります。ゲストハウスではチャペルでの教会式がメインですので、神前式を行いたい場合は神社へと出向かなければなりません。

それだと移動の時間とコストがかかってしまいます。しかし専門式場ならば神殿を設置してあるところも多く、教会式と神前式どちらの希望も対応することができます。神殿で神前式を行い、そのまま披露宴会場へと移動も少なくすむので負担も少ないです。

また結婚式の専門的な会場であることからスタッフも知識や経験が豊富な方が多く、いろいろな演出が楽しめます。伝統的にもトレンドにもどちらにも対応していただけるのはとてもありがたいですね。

デメリットとしては、そのようなことから人気があるため予約がとりづらいということです。

長いところだと1年以上待つところもあるそうです…日付にこだわりたい方は早めに抑える 必要があるかもしれません。また、ホテルと同様人気があるので同日に他所の結婚式が行われていることもあります。

スタッフがあわただしくなってしまうのはもちろん、専門式場のほうがホテルほど広さがないので鉢合わせの可能性があるそうです。

もちろんスタッフさんのほうでも配慮していただいてはおりますが運悪く…という経験もあ る人もいるようです。なるべく打ち合わせのときに確認しておいたほうがいいのかもしれませんね。

メリット

  • 結婚式場としての歴史があり品がよく高級感がある
  • 結婚式のプロが集結していて知識とアイディアが豊富なスタッフが多い
  • 神殿やチャペルが本格的
  • 伝統やトレンドどちらにも対応することができる

デメリット

  • 費用が高い
  • 大安吉日は予約が取りづらい
  • 同日に他所の結婚式も行われるため運が悪いと鉢合わせしてしまう

ゲストハウス

一日一組限定のプライベート空間を楽しめるゲストハウスウェディングは昨今人気の結婚式場のひとつです。

一日一組だからこそ、他所の結婚式と鉢合わせをすることもスタッフがバタバタしているということもなくゆったりとしたウェディングを実現できます。

また、貸切だからこそ自由度の高い演出ができるのも魅力的です。たとえばレストルームや待合室なども、自分たちのオリジナルに装飾できます。

ホテルなどでは他の一般ゲストもいるので自分たちの会場以外での装飾はなかなか難しかったりもしますが、ゲストハウスでは廊下やレストルーム、駐車場も好きな用に飾り付けができるなど自由度の高い演出が行えます。

自分たちだけのオリジナルなウェディングを希望している方は融通のきくゲストハウスでのウェディングがいいかもしれません。

ゲストハウスウェディングは外国の邸宅のようなおしゃれなガーデンや外観も魅力のひとつです。

素敵なお庭でガーデンパーティーやスイーツビュッフェ…というのも醍醐味のひとつなので すが、これは天候に左右されてしまうのが残念なところです。

結婚式当日が雨だったりすると室内になってしまうのでせっかくのガーデンの魅力が半減してしまいます。

またガーデンは屋外なので夏は暑いし、冬は寒いです。虫がとんでいることもあります。屋外なので仕方がないとはいえ、快適ではないかもしれません。

そのため春や秋など気候がいいときに人気が集中しやすくお値段が高くなってしまいます。

また貸切ウェディングなので採算をとるために料金の変動がおこりにくいのもデメリット。

閑散期は値段が落ち着くことが多いのですがゲストハウスウェディングは値段がさがりにくいのも特徴的です。

メリット

  • 一日一組なので貸切でのプライベート空間
  • 演出の自由度が高い
  • 融通がきく
  • 海外の邸宅のような会場がドレスにマッチして雰囲気のある結婚式になる
  • ガーデンウェディングなどまるで海外のような結婚式ができる

デメリット

  • 天候が悪いとガーデンが楽しめなくなってしまう
  • 夏は暑く、冬は寒いので季節によっては楽しめない
  • 人気の季節に集中してしまい予約がとりづらく値段が上がる
  • 貸切ウェディングなので料金の変動がおきにくい

レストラン

レストランでのウェディングの魅力はなんといっても食事がおいしいということです。他の会場でももちろんお食事はおいしいのですが、やはりレストランでの食事は逸品です。

それでいて他の会場よりも一人当たりがリーズナブルなお値段でお食事が提供できるのが魅力的なところだと思います。

また、「結婚式」とあらたまった感じではなくどちらかといえばカジュアルなアットホームな雰囲気を楽しめるのがレストランウェディングの特徴です。

そのためゲストひとりひとりとの距離が近く、交流を楽しめるのがポイントです。デメリットとしては会場が結婚式用の仕様になっていないので若干狭いということです。

普段の服装なら気にならない通路やトイレなどもドレスを着用していると感じ方が違います。

また結婚式をメインに想定して作られていないことから喫煙所が設置されていなかったり、駐車場の用意が少なかったりする場合もあります。

待合室はどうするのか、子連れなら授乳室やおむつ交換はどうするのか、喫煙所はどうなのか、結婚式に特化した作りになっていないので事前に細かいところまで打ち合わせが必要かもしれません。

メリット

  • 料理が断然おいしい
  • 料理をこだわることができる
  • アットホームでカジュアルな雰囲気
  • ゲストとの距離が近い
  • 費用を抑えられる

デメリット

  • 結婚式専用の作りではないので控室や会場が狭い
  • テーブルの感覚が近いのでドレスだと普段よりも動きづらい
  • 喫煙ルームや待合室など専用の部屋がない場合もある

番外編:神社で神前式

会場というと大きく分けると上記4つが主になりますが、番外編として神社で神前式をあげるというものもあります。

有名なところでいうと明治神宮や伊勢神宮などですね。日本の伝統ある挙式スタイルです。神社に参拝にきた一般客からもお祝いしてもらえるのは嬉しいところです。

洋装のドレスでの結婚式も素敵ですが、和装でのお着物もまた素晴らしいです。伝統的で格式の高い神前式は年配の方に人気があり、両親からすすめられたというケースも多いようです。

ただ神前式で神社に出向く場合、披露宴会場が別になってしまいますので移動の時間とコストがかかってしまいます。

そのため神社での神前式は親族のみで行い、その後友人らを招待して披露宴を行うという別口のスタイルも人気なのだとか。

費用も神社と会場が提携しているかどうかでも変わってくるのでお値段もバラバラなのが印象的です。

メリット

  • 格式高い日本の結婚式を味わえる
  • 神社に参拝にきた一般客からも祝ってもらえる

デメリット

  • 披露宴会場が併設でないところが多いため会場まで移動が大変
  • 衣装をレンタルや持ち出しにした場合費用がかさむことがある
  • 披露宴会場と別料金になるので費用がかかる
  • 天候に左右される

それぞれの費用を比較

いいな、と思う会場が見つかったら気になるのはお値段ですよね。実は同じ結婚式でも時期や日にちによって値段が変わってきます。

「少しでもお得にあげたい!」と思う方もいれば「日付にこだわりたい!」などいろいろな意見があると思います。

それぞれを比較してみて自分に理想の日どりを決めてくださいね。

結婚式のハイシーズンとローシーズン

結婚式は、夏と冬がローシーズンであり比較的安価な値段であげることができます。1~2月の寒い時期と7~8月の暑い時期は値段が下がる傾向があります。

寒さが厳しいため結婚式を執り行うカップルが少なく、安価なプランをだしている会場が多い時期です。ハイシーズンのときと同じ値段でもさまざまなオプションがついてきたプランが用意されていることもあります。

キャンドルのやさしいライトアップやキラキラとしたイルミネーションは、冬はいっそう幻想的な雰囲気を醸し出してくれるのでおすすめのひとつです。

また7~8月の真夏の暑い時期は1年で最も料金が下がる時期です。ここ最近の夏は地球温暖化の影響からか真夏日だと最高気温が40度近い計測の地域もあります。

暑さが厳しすぎると遠のきがちになりますのでお値段も下がる傾向があるのかもしれません。夏休みやお盆休みなど長期休暇をとる方が多いので希望の日程がとりやすいのもポイントです。

また夏の夜のナイトウェディングでは水辺にキラキラとしたライトアップや花火などの演出が夏ならではで人気があります。

大安吉日や時間帯によっても変化

先勝・友引・先負・赤口・仏滅・大安からなる「六曜(六輝)」によっても変わってきます。

人気があるのは吉日である「大安」です。大安の土日は挙式するカップルも多く人気があるので早めに予約をとるようにしましょう。

両親世代は「吉事は大安(吉日)に執り行う」のが常だったので、気にされる方も多いと思いますが、最近ではあまり気にする方が少なくなってきました。

「仏滅プラン」として仏滅の日は安い料金設定を設けている会場が多いです。日にちにこだわりがなければとてもお得です。

また、平日や夜の時間帯も安価な料金設定になっている場合が多いです。ゲストの都合がつくようであればそちらもまたおすすめです。

とくにナイトウェディングは昼間のイメージとはまた違う幻想的な雰囲気を楽しめるので昨今人気があります。

「仕事帰りは予定の都合がつきやすく気軽に行ける」と若い人に人気なことも特徴のひとつです。

番外編:直前割プランを活用する

また番外編として、直前だとお安くあげられる場合があります。直前だと準備が少し慌ただしい感じにはなってしまいそうですが、通常の結婚式でも打わせは3~4ヶ月前からスタートするものなので時間は十分にあります。

運が良ければ日取りのいい日にお得なサービスがついてさらに安価な値段であげられることもあります。費用を抑えたいけど日にちにもこだわりたいという方は検討してみたらいい

実際の結婚式の費用の相場は?

では、実際に結婚式の費用はどのくらいかかるのでしょうか。

以下のみんなのウェディング結婚式の費用に関するアンケートによると結果はおよそ316万円という結果でした。

みんなのウェディング

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招待ゲストの人数や会場によっても変わってくるのですが、平均だとこのような感じのようです。

会場別の費用の比較

会場別に平均費用を比較してみると以下のようです。

  • ホテル …約260万円
  • 専門式場…約260万円
  • ゲストハウス…約320万円
  • レストラン…約195万円

※2014年1月 ぐるなびウエディング調べより引用
https://wedding.gnavi.co.jp/sp/money/souba/

招待ゲストの人数やシーズン、プランなどで変わってくるものではあると思いますが、このような感じ のようです。

おすすめ度を判定!(☆5段階評価)

ホテル

知名度 5
料金 3
交通の便利性 5
サービスの充実度 5
演出の自由度 2
総合 4

専門式場

知名度 4
料金 3
交通の便利性 3
サービスの充実度 4
演出の自由度 4
総合 3.5

ゲストハウス

知名度 3
料金 2
交通の便利性 3
サービスの充実度 4
演出の自由度 5
総合 3.5

レストラン

知名度 3
料金 5
交通の便利性 2
サービスの充実度 3
演出の自由度 2
総合 3

最後に

いかがだったでしょうか。

一生に一度の結婚式だからこそ、こだわりたいですよね。 伝統的な格式ある結婚式も、オリジナルで個性的な結婚式もどちらもとても魅力的です。ぜひ自分の理想の結婚式をあげてみてください。