フェイシャル専門家が伝える!知らないと怖い花粉症皮膚炎の恐怖!予防と対策はこれ!

寒い冬が終わり、少しずつ暖かくなってくるのは嬉しいですよね。ショッピングに行っても明るい色の服が並び、気持ちもウキウキしてくるものです。

しかし、春といえば”花粉の季節”という方も多いのではないでしょうか?今や国民病、現代病とも言われるアレルギー。

あらゆるアレルギーを含めると、もはや3人に一人は何かしらアレルギーを待っているという時代です。中でも春の杉花粉に反応する方は多いですよね。

花粉症の症状でも、目が痒い、涙や鼻水、、、といった症状だけでなく、お肌に反応が起こる「花粉症皮膚炎」を発症する人が増えているんです!!

今日はそんな「花粉症皮膚炎」の原因や対策、なってしまった時の対処法をお伝えしていきますね!

花粉症皮膚炎の症状と原因とは?!

目の痒み、鼻水、鼻がかゆい、くしゃみが止まらない。これがアレルギーの症状として王道です。

しかし、花粉症皮膚炎はさらに多様な症状が出ます。普段は敏感肌ではないのに、花粉のシーズンだけは超敏感肌になるという方も多く、寒さが和らいできた季節とはいえ、乾燥肌にも悩まされます。

では、なぜその症状が出てしまうのでしょう?

症状①頬の赤い斑点とかゆみ

体の中で1番皮膚が薄いのが顔です。その顔の中で1番皮膚が薄いのがまぶたで、ついで2番目に薄いのが頬です。

毎日の洗顔やメイクで知らず知らず力が入ってしまい、摩擦が生じてしまう可能性があります。

摩擦によりお肌を守る働きが弱くなってしまうと、顔に付着した花粉により痒みと赤みを発症してしまいます。

症状②水分不足とカサカサ乾燥肌

お肌を守る働きは誰しもが持っています。しかし、その保護する膜は皮脂と汗から作られています。

花粉症で鼻水を止める薬を飲んでいると、水分不足に繋がってしまう可能性があります。そこから保護する力の低下に繋がります。

さらに水分が不足してしまうと、補おうとする力が働き、皮脂分泌が通常より活発になってしまう可能性があります。

そこから乾燥ニキビなどの原因にもなりかねません。

症状③ヒリヒリする敏感肌になる

保護する力が低下した皮膚は、言うなれば擦り傷のようなものです。水分不足や乾燥が進むと保護する力が低下し、超敏感肌になってしまうのです。

守る働きが弱くなってしまったお肌は普段の生活さえも刺激に感じられ、普段大丈夫だった事もヒリヒリしてしまう原因になります。

花粉症皮膚炎になる前の予防法はこれ!

目や鼻の症状だけでも辛いのに、お肌もボロボロなんて辛いですよね。お肌に症状が出てしまってから対処するのではもう遅いです。

その前にならない為の予防をしておきたいものです。次は花粉症皮膚炎になる前にできる予防方法をお伝えしますね!

予防法①洗顔方法の注意点

先程お伝えしたように、摩擦は大敵です!洗顔をする時には

  • ゴシゴシこすらない事
  • お湯で流さない事

この2点は必ず守りましょう。

擦ってしまうと保護する力が低下し、温かいお湯ですすぐ事によりお肌に必要な脂分が流されてしまいます。

以下の動画は上手な洗い方をしてます。

予防法②水分補給

お肌の水分量の違いで、花粉かお肌に付着してしまうのか、それとも跳ね返せるかが変わってきます。水分が多い程、バリアできる力が高まります。

化粧水をいつもの倍の量を塗布したり、パックはもちろん、飲む水分補給も忘れずに行いましょう!水分量が多ければ、花粉だけではなく他の外的刺激からもお肌を保護する事ができます。

予防法③食生活の見直し

お肌の栄養は、99%食べ物から運ばれてくると言われています。高価な化粧品を使用していても、生活や食生活が乱れているとお肌の健康は保てません。

お肌を作るたんぱく質を積極的に取る事がオススメです!納豆や味噌汁といった、和食を中心に大豆製品を多く摂る事で女性ホルモンのバランスも整える事ができます。さらに、腸内環境がよくなると免疫力が高まると言われています。

その為にも味噌や納豆などの発酵食品は花粉症対策に有効な食材といえます。睡眠をたくさんとって、回復力をアップする事も大切です!

花粉症皮膚炎の赤みと痒みはこれで応急処置!

自分でできるオススメ対処法!アレルギー症状は突然やってきます。昨日まで何もなかったのに、今日起きたら突然発症している場合もあります。

涙や鼻水も辛いですが、顔のお肌は外気にさらされています。その為、調子が悪いのをカバーしにくい部分といえます。

余りにも調子が悪い時は、メイクをするのも人に会うのも億劫になってしまいますよね。花粉症皮膚炎になってしまった場合、その時のケア次第で症状を軽くする事ができます。

次は毎日気をつけていても、花粉症皮膚炎の症状が出てしまった場合の対処法をお伝えしていきます。

対処法①冷やして鎮静する

かゆみに有効なのはとにかく冷やす事です。温かくすると痒みや赤みが進行してしまう可能性があります。

その為、少しでも痒みや赤み、ヒリヒリを感じた時はすぐに冷やしましょう。冷たいコットンや、タオルを乗せておくだけでも充分です。

対処法②過剰にケアしすぎずシンプルケア

お肌の調子が悪くなると、あれこれ過剰にケアしてしまいがちです。普段あまりお肌を気にかけていない人程、調子を崩すと普段使わないような化粧品やパックで応急処置と考えてしまいます。

しかし、例えば風邪をひいた時に焼肉に行かないのと同じで弱っているお肌の状態の時に、過剰なケアはかえって逆効果です。

調子が悪い時だからこそ、スキンケアもお肌の負担にならないようにしていきましょう。

対処法③とにかく水分を与える

花粉症皮膚炎になる前に予防の為に水分補給をするのはもちろん、ちょっとお肌の調子が悪いな、と思った時にも有効な水分補給。

いつもの化粧水をコットンに含ませてパックにしたり、ほんの少し痒みや赤みのある部分に置いておくだけでも充分です。

水分量が上がるとメイクのノリがよくなったり、化粧くずれが遅くなったりといった効果も期待できるのでオススメケアです!

まとめ

「花粉症皮膚炎」一昔前までは何それ?!という症状でした。しかし、今や誰がなってもおかしくないと言われています。

女性ににとってお肌のコンディションは気持ちも左右するものですよね。調子が悪いと、接近戦には自信が持てません。ただでさえ、鼻水や涙でメイクどころではない状態です。

その上お肌の調子も悪いなんて、お出かけするのも気が引けてしまいます。さらには皮膚だけでなく、喉に付着した花粉で、喉の調子も悪くなってしまったり喉の乾燥にも繋がってしまう可能性があります。

日頃からの生活習慣や食生活、スキンケアで花粉に負けないお肌作りをする事ができます。今のお肌は今までの自分が作ってきたお肌です。今のケアで今後のお肌を整えていく事ができます。

できる事から積み重ねていき、トラブル知らずでいつでも自信が持てる素肌作りをしていきましょう!