あなたはパートナーと寝るときは一緒に寝ますか?それとも別々でしょうか。大体のカップルは一緒のベッドで寝るのではないかと思います。
でも中には別々のベッドで寝るカップルも多くいますし、変わったことではありません。実はカップルが別々に寝るメリットもたくさんあるんですよ。
今回はカップルが別々に寝る理由と、その意見についてご紹介します。
どのくらいのカップルが別々で寝ている?
メリットもあると言われているため別々で寝いているカップルも多いですが、実際にどのくらいのカップルが別々で寝ているのでしょうか?同棲しているカップル100組に聞き取り調査を行ったところ、以下の結果が出ています。
- 別で寝ている:59組
- 一緒に寝ている:41組
(引用: Rooch 同棲生活はベッドと布団どっち?おすすめサイズは?【二人暮らし】)
なんと一緒に寝ているカップルよりも別々で寝ているカップルのほうが18組も多かったという結果でした。
同棲中のカップルであれば一緒に寝るということに幸せを感じていそうなイメージを持ちますが、喧嘩をしても気まずくならない、プライベートな空間が欲しいという理由から別々に寝るカップルも非常に増えているようです。
カップルが別々に寝る理由とは
別々に寝ているカップルにはさまざまな理由があります。カップルと言えどもこれまでそれぞれ別々の人生を歩んできたので、生活リズムや眠り方も多かれ少なかれ違います。
ですので、恋人と一緒に寝るということは思っている以上に心身に与える影響は大きいものです。
あらゆる理由から別々に寝ることを選択したカップルもいます。では、カップルが別々に寝る理由とは何でしょうか。以下に4つご紹介します。
いびき問題の解消
別々に寝ることにしたカップルの中で多い意見としては、ずばり『パートナーのいびき』が原因だという声です。パートナーのことは好きだけど、いびきだけは耐えられない・・という方は、その部分を見なければ良いので、別々で寝ることがかえってストレスが減ることもあります。
不眠解消
一緒に寝ているカップルの中には、パートナーのいびきや寝言、トイレに起きる音などで途中覚醒してしまい寝られなくなったという経験があるかと思います。
それによって十分な睡眠がとれず寝不足で頭が回らない・・なんていうこともありますよね。そういった場合には別々のベッドで寝ればパートナーに起こされる心配もありませんので、自分のペースで睡眠できます。
寝起きが良い
朝起きる時間が違ったりすると彼の準備する音で自分が目覚めてしまったり、自分の支度のせいで彼を起こしてしまったりと、お互い寝起きが悪くなります。その結果、関係が悪化する場合もあるので別々に寝ることによってそれを避けることができます。
常に新鮮な気持ちを味わいたい
毎日一緒に寝ると、一緒に寝るのが当たり前になりマンネリ化を引き起こします。時折彼が部屋に訪ねてきたり自分から彼の部屋に行ったりしてみると新鮮な気持ちになれます。
カップルで別々に寝る派の意見
カップルで別々に寝ると良い部分もあるのかもしれないけれど、これまで一緒に寝ていたのでいざそうするのにはまだ抵抗がある、という方も多いでしょう。
しかし別々に寝ているカップルの意見には前向きな意見も少なくありません。それでは、具体的な意見としてはどのようなものが挙げられるでしょうか。別々に寝る派の意見としてよく言われるのは以下の項目です。
不眠が解消される
別々に寝ることにより途中で起こされることがなくなり、安定した睡眠をとることができるという意見
朝の機嫌が良くなる
お互いに起こされることがなくなるので、寝起きが良く機嫌もよくなったと言う意見
嫌な部分を見ることがなくなる
いびきや寝相、寝ているときの顔など、見たくないし見られたくない嫌な部分を見ることが減ったという意見
プライベートな時間を大事にしたい
いくらカップルでもずっと一緒だとプライベートがなくなってしまうので、それは嫌という意見このような意見がよく聞かれます。寝不足は機嫌も左右しますし、パートナーのひどい寝顔を見ると100年の恋も冷めてしまうかもしれません。
また、一人でゆっくりと本を読みたい、というような時もあるでしょう。このようなプライベートがない状態では関係にも影響が出てきたりしますよね。別々に寝ることはこれらを回避できますし、関係を良好に保つこととプライベートの確保という点でも有効です。
カップルが別々に寝るメリット
別々に寝ることによるメリットがあるならば、試してみたいとは思いませんか。英オックスフォードエコノミクスがおこなった8000人を対象とした調査では、睡眠や休息をしっかりとれている人ほど幸福度が高いという結果が出たそうです。
十分な睡眠の確保は、幸福度を高めるためには必須のようですね。良い睡眠を得るために別々で寝ることを選んだカップルも多いですが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。以下に見ていきましょう。
健康改善
ある社会学者の調査によると、なんと一緒に寝ている夫婦のうち半数が不眠を訴えているそうです。睡眠が足りない状態が続くと心身に悪影響が出ます。
たとえば心臓病や脳卒中、肺疾患などにかかりやすくなる可能性や、不健康な食事や飲み物の摂取し過ぎ、交通事故や仕事上の失敗なども引き起こしたり、精神状態も悪くなり鬱や精神障害を患うこともあります。
しかし別々に寝れば十分な睡眠を確保できるため、これらのリスクを減らすことができます。
二人の関係が良くなる
サリー大学睡眠研究所のニール・スタンリー博士は『英国科学フェスティバル』の講演の中で、「夫婦一緒に寝ることは健康だけでなく、二人の関係も悪化させかねない」(英紙デイリー・メールより)と発言しています。
不眠が続くとイライラしますのでパートナーへのあたりも強くなります。またいびきや寝相が原因で喧嘩をすることもあるでしょうから、こういった理由による関係悪化は避けたいものです。そのためにも別々に寝ることはメリットが大きいと言えます。
気持ちに余裕ができる
睡眠をパートナーに邪魔されずぐっすり寝られると持ちも安定します。また自分のペースで寝て、自分のペースで起きられることでストレスも感じにくく、すっきりとした目覚めになります。
そうすると自然と精神状態が良くなります。笑顔も増えて彼との関係も良好になり、仕事もはかどるという良いことだらけです。
パートナーと別々に寝ることを提案する方法
パートナーとはいつも一緒にいたいけど、寝ているときのいびきがうるさくて不眠が続いている、自分のペースでの睡眠が確保できず疲れが取れない・・など、パートナーと一緒に寝ることで悩みを抱えている方も多いと思います。
このまま我慢を続けると精神状態も不安定になりますし、二人の関係にも悪い影響が出てしまう可能性もあります。その場合には勇気を出して別々に寝ることを提案してみてはいかがでしょうか。以下に提案する際の方法をご紹介します。
さりげなく不満な点を伝えてみる
- 「最近不眠が続いて調子が悪いるから、しばらく一人で寝てみようかな」
⇒健康に関するワードを出すとパートナーも心配してくれるでしょう
- 「夜中のお手洗いで起こしてしまうのは悪いし気にかかるから、一人で寝てもいいかな」
⇒あくまで自分が悪いという姿勢で話すとパートナーの気分も悪くさせないはずです
正直に伝える
さりげなく伝える方法でうまく伝わらなかったとき、我慢は自分を辛くするだけですので、もう正直に伝えるしかありません。
- 「実は言いにくいんだけど、いびき(寝言)で夜中に何度も目が覚めて不眠状態が続いているんだ。健康にも悪いから別々で寝ていいかな」
⇒原因をしっかりと言うことでパートナーも理解してくれるはずです。
- 「一人の時間がほしいから寝るときは別々が良いな」
⇒パートナーにも一人の時間を与えたいと付け加えると、さらに同調を促せるでしょう。
科学的・客観的根拠を出して納得させる
- 「一緒に寝ている夫婦の半数は不眠なんだって。不眠は健康に悪いし、お互い良い関係を保ちたいから、試しに別々に寝てみない?」
⇒根拠を出すことにより納得させるよう誘導します。二人の関係をよくするためと言えばさらに効果的でしょう。
別々に寝るのもメリットあり!思いきって提案してみよう!
いかがでしたでしょうか。カップルだとしても別々に寝ることはおかしいことではありません。
不眠やストレスを我慢してまで一緒に寝る必要はありませんし、一緒に寝ることで生じる寝不足は健康にも影響しますので、健康を守るためにも別々で寝ることはメリットが大きいと言えます。
もしパートナーと一緒に寝ることで不満やストレスを感じている方は、自分の健康や精神状態の向上、二人の関係を守るためにも少しの期間別々に寝てみるのもよいでしょう。是非参考になさってみてください。