妊娠中のセックスはOK?実はメリットもある!避けるべき時期や注意点を解説

最近女性から相談を受ける内容でとても多いのが『妊娠中のセックスについて』…とてもセンシティブな内容ですよね。

待望の赤ちゃんがやって来てくれた喜び…これは何事にも代えがたいもの。

初期の内はつわりでそれどころではないけれど、つわりも落ち着く中期頃になると『パートナーからのお誘いにも応えたい…けど妊娠中のセックスってOKなの?病院でもそんな指導受けてない!』そんな方も多いはず。

そこでお腹の赤ちゃんを大切にしながらもパートナーとのコミュニケーションを取る方法とそのメリットをご紹介します!

そもそも妊娠中のセックスは大丈夫?

『妊娠中はセックスしちゃダメ』そんな風に思っている人は多いのではないでしょうか。実は妊娠初期からセックスをしてはいけないという事はないのです。

子宮口さえ閉じていればセックス中に挿入されたペニスは胎児に届く事はありません。また、子宮内で羊水に守られているのでパートナーのペニスが胎児に危害を加える事もありません。

セックスの注意点は?

妊娠中のセックスがOKである事は分かったけど、では妊娠前のようなセックスの内容で良いかというとやはりそこはNG!

きちんと注意点を把握した上でパートナーとのコミュニケーションを楽しみましょう。

注意点①:無理せず、肌と肌が触れ合うのを楽しむようなソフトなセックスをしよう

妊娠中のセックスの基本は『激しくしない』事。動きもスローで、激しく動いてはいけない事をパートナーにも伝えておきましょう。また、挿入も深くするのではなく浅めがおすすめ。

深く挿入し激しく動くと子宮が収縮してしまいお腹の張りや早産などに繋がる恐れがあります。奥まで突くのはやめて、挿入はしても最後は手や口で射精をして貰うのがベストかもしれません。

注意点②:コンドーム(避妊具)を使用しましょう

男性の精液に含まれているプロスタグランジンと呼ばれる生理活性脂質には、子宮収縮を促す作用があります。子宮収縮を防ぐ為にもコンドームを着用しましょう。また、性感染症も早産等を引き起こす可能性がありますのでその予防対策の為にも着用をおすすめします。

注意点③:自分の気持ちを大切に。パートナーとあなたの二人のペースでコミュニケーションしよう

妊娠中のセックス自体は問題ないのですが、それも絶対にしなければならないわけではないので気分が乗らない時は、パートナーにきちんと打ち明けましょう。特に妊娠中は気持ちがとても変わりやすくデリケートな時期です。

セックスを控えた方がいい時期

基本的には妊娠初期・中期・後期としてはいけない時期はありません。ただし、妊娠中の過程は人それぞれ。

お医者様から安静を言われている、お腹が張りやすい、出血している等、自分の体を知りその時の状態にあったセックスを行いましょう。

例えば初期なら胎児の心拍が確認出来て、つわりの酷くない時。中期ならつわりが落ち着いて、胎動を感じ始める頃が良いでしょう。

後期ならお腹が出て来て、寝転がると血管が圧迫され血圧が上がるので体位に気をつけるなど、同じ妊娠中でも時期に合わせて注意をしながら行いましょう。

絶対にダメな時期はありませんがとにかく無理をしないことが大切です。

妊娠中のセックスのメリットは?

妊娠中のセックスは注意点を守れば安全に楽しむ事が出来ます。では妊娠中のセックスにメリットはあるのでしょうか?

メリット①:産後セックスレスになりにくい

妊娠中からパートナーに誘われても断り続け、最終的には産後セックスレスになったという話は多く耳にします。

パートナーは相手をされなくなったのを期に浮気に走ったり…。そうならない為にも妊娠中でもコミュニケーション程度に触れ合い、嫌でなければパートナーを受け入れましょう。

メリット②:妊娠中にセックスをしていると安産に繋がりやすい

妊娠中、特に後期のお話になるのですが、後期に積極的にセックスを行うと股関節が柔軟になりペニスにより会陰や産道が柔らかくなる効果があると言われています。

特に安静にしていなければならない事情がなければパートナーに協力して貰うと良いでしょう。

おすすめの体位

妊娠中のセックスの体位は胎児の為にもお腹を圧迫しない、妊婦さんが苦しくない体勢が良いかと思います。

これを踏まえておすすめの体位は横向きやバッグ、座位でのバッグがおすすめです。どれも浅めの挿入を心掛けましょう。

 

まとめ

セックスは性欲を満たしつつ、同時に心も満たしてくれる大切なコミュニケーションです。赤ちゃんがお腹にいるのだからしてはいけない、ではなくて、守るべきルールを決めてパートナーと楽しくリラックスして妊娠中のセックスを楽しみましょう。

絶対に無理はダメですよ!

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