生きづらさは『ジェンダー』が原因かも。これから学びたい人向けのフェミニズムの本5冊

「女の子なんだからもっと○○しなさい」「女の子は料理ができないとね」あなたはそんな言葉に苦しめられてきませんでしたか?

これらの言葉をかけられた人が感じる生きづらさ、窮屈さは『ジェンダー』が原因かもしれません。

この記事では、そんな『ジェンダー』に苦しむ人、フェミニズムについて知りたい人にオススメの本を5冊紹介していきます。

「ジェンダー」や「フェミニズム」とは?

性差別問題などに興味のある人は、「ジェンダー」「フェミニズム」といった言葉を一度は目にしたことがあるかと思います。

しかし、具体的にどんなことなのかと問われると、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「ジェンダー」と「フェミニズム」について見ていきましょう

ジェンダーとは?

いまを生きる私たちの生きづらさの原因となる『ジェンダー』ってなんだろう?『ジェンダー』とは、生物学的な性別のことではなく、社会的に位置付けられた役割としての男女のことを言います。

例えば、身近な日本で言うところの「女性は家に居て家事をして家を守り、男性は外に出て働いてくるものだ」といった性別がもたらすイメージ的なものです。

「古い考え方だなあ」と思われる人も居るかもしれませんが、未だに『ジェンダー』のイメージは根強く私たちの生活に浸透しており、それに苦しめられている人も少なくありません。

フェミニズムとは?

『ジェンダー』を知る上で切り離せない大事な項目が『フェミニズム』です。

『フェミニズム』とは、簡単に言うと「古くから男性優位な社会であったものを女性も平等に参加できるようにしよう!」というものなのですが、最近ネット上でよく見かける意見には、まるで女性をお姫様扱いしないといけないかのような解釈をしている人が多く居ます。

過激な意見にもなると、フェミニズムを引き合いに出して女性をこてんぱんに貶していたりして、そのような悪意あるともとれる意見に傷ついている人の声がたくさんあがっています。

今フェミニズムを学ぶ必要性とは?

フェミニズムという言葉を聞くと、「女尊男卑を説いたもの」とか「女性の権利取得に特化した厄介なもの」と勘違いしている人が、私たち女性の中にも多く居ます。

最近の問題では、性的暴行被害を表舞台に立って訴えた女性が、同じ女性の立場で本来なら味方であるはずの同性から非難されるという悲しい出来事まで起きており、敏感な人なら改めてフェミニズムを学ぶことの重要性に気づいているのではないでしょうか。

ジェンダーに囚われ窮屈な思いをしないためにも正しく学び理解をする必要性があるでしょう。

フェミニズムを学べるオススメ本5選

ともすれば、誤解されやすい一面のあるフェミニズム。正しく認知するためのとっかかりとして、入門となる易しい内容のものから読み応えのある骨太なものまで5冊のオススメフェミニズム本をピックアップしてみました。

『三つ編み』

著者価格
レティシア・コロンバニ1,760円(税込)

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重圧のなかで女性が強く生きた軌跡を追体験することができる小説は、フェミニズムを理解するきっかけとしてとても効果的です。

3つの異なる環境で暮らしている女性たちの抱えるジェンダー的な問題を描いた『三つ編み』は、日本でも様々な著名人が紙面に書評を掲載し、本国のフランスでは100万部を超える売り上げを達成した大変素晴らしい作品となっています。

特に本作は、男性優位社会への対抗心溢れる内容となっており、まったく違う環境に住む私たち日本の女性にも共感できる部分が多くあるのではないでしょうか。

女性の象徴であるとも言える『髪』の作中の扱い方も秀逸で、読み終えた時には多くの女性が内から溢れる力強さや勇気を与えてもらえることでしょう。

『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』

著者価格
小川たまか1,760円(税込)

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著者である小川たまかが2016年~2018年の2年半にわたってジェンダーに関する問題、性被害、#metoo運動など時事的なネタをはさみつつ、社会的弱者の声なき声をとりあげた貴重な一冊です。

取材内容やそれにまつわる著者の意見など掘り下げ方こそそこまで深くはないものの、入門書としてあなたがジェンダー問題を考えるきっかけとなる本としては十分な内容となっています。

著者が訴える「ほとんどない」ことにされているのは何故なのか。もしかしたら「ほとんどない」ことにしてしまっている原因は、女性である私たちの中にもあるかもしれません。そんな気付きを与えてくれるのもこの本の魅力のひとつです。

『ウーマン・イン・バトル: 自由・平等・シスターフッド!』

著者価格
アルタ・ブレーン1,760円(税込)

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歴史的観点からフェミニズムを知りたい人にオススメするのがこの一冊です。マンガでコミカルに描かれているので、どの年齢層の人もとっつきやすい内容になっています。

150年にもわたって女性が社会に立ち向かう姿をこれだけわかりやすくマンガにした作品は他にないのではないでしょうか。

登場する女性キャラクターたちが魅力的な美少女や美女として描かれず、身近に居そうな素朴な絵柄で描かれている点にも注目したいところですね。

『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』

著者価格
イ・ミンギョン1,870円(税込)

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私たち女性はこれまでに様々な差別的な発言に傷つけられ、それをどう言葉にしていいかわからず悩んでしまうことが多々あったと思います。そんな私たちに武装する『ことば』を与えてくれる痛快な一冊です。

こんな言葉をかけられたときどうしたらいいんだろう?とか、この言いようのないマイナス感情はなんなのだろう?といった疑問がスカッと解消できます。

性差別が何故起こるのかそのメカニズムもわかりやすく書かれているので、女性差別だけでなく様々な差別問題を考える第一歩としてもオススメです。

『女性のいない民主主義』

著者価格
前田 健太郎902円(税込)

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最後に少し専門的な本もご紹介したいと思います。

本書は「政治の世界に男性が集中しているのは何故なのか、女性政治家の少ない民主主義は本当に民主主義と呼べるのか」という問題提起から政治学者の前田健太郎が、「男性に支配された日本に女性が活躍できる場をどのようにすれば増やせるか」という問いへの模範解答が得られる一冊です。

女性議員たちがどれだけリスクの高い立場にあるかも知れるので、政治に興味のある方はぜひ一読してみてください。

時代はジェンダーレスへ

私たち女性がいかに生きづらい社会で暮らしているか、それに気付くことからジェンダー問題は始まるのではないでしょうか。

今回ご紹介した5冊のフェミニズムの本のうち1冊でもあなたの心に刺さる、ジェンダーレスに生きれるヒントとなる気づきを与えてくれる本があれば幸いです。

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