病院に行くべき?生理中の出血が止まらない時の病気の可能性や原因などを徹底解説

生理がまだ終わらない、どうして私は毎月生理がこんなに長いのだろう、出血が長く続くと不安になりますね。一般的な生理の期間は3~7日なので、8日以上続くと出血が「止まらない」ことでイライラしたり、ストレスになるでしょう。

また、生理の出血がなかなか止まらないことで、旅行などの予定にも影響しますね。私たち女性にとって、生理の悩みは尽きません。

そこで、生理の仕組みを理解して、セルフケアで体調管理をしてみてはいかがでしょう。ここでは体調管理に必要な生理の出血の仕組みと対策についてお伝えしたいと思います。

正常な生理の見極め方

生理の不快感や痛みの症状は女性によって様々ですね。そして、出血やオリモノの色・ニオイ・量・期間も女性によって違います。一般的な女性の生理の出血の日数、そして生理の周期について解説していきます。

生理周期とカウント方法

妊娠に向けた準備をする生理周期には、卵巣や子宮の状態・基礎体温など其々にサイクルがあります。生理の始まった日を第1日目としてカウントしていきます。

そして、次の生理が始まる前の日が第25日目~第38日目となる、25~38日間隔が一般的な生理周期となっています。前の生理と次の生理の間隔が、24日以下や39日以上でも排卵があれば生理周期について心配は不要です。

生理不順とは

生理の出血が止まらなない・生理の出血がないなどの、生理の期間や出血量に異常が起きた状態も生理不順と言えるでしょう。

例えば生理周期の正常な範囲とされる25~38日、生理期間は3~7日という数値と比べて、39日以上・24日以下の生理周期、生理の出血の期間が8日以上または3日未満となる場合生理不順として何かしらの原因が考えられます

また生理の出血料に関しても出血の量20~140mlなのに対し140ml以上・20ml未満などで、時には生理が止まってしまうというケースも生理不順としてあげられるでしょう。

生理の出血について

生理は妊娠に向けた準備の1つでもあります。性行為後、女性の体内で受精卵が着床しなかった場合、子宮内膜は不要になります。この時に、剥がれた子宮内膜が出血と一緒に体外へ排出されます。これが生理とされています。

生理の正常な出血は外傷で出血する鮮血とは違い、赤褐色・赤黒い色をしています。これは、生理には、剥がれた子宮内膜・分泌液や細菌が含まれているからです。生理は一番出血量の多い3日目までは、スムーズに体外に排出されるので比較的赤い色をしています。

その後、子宮の細い入り口を通って少しづつ排出するために溜まった出血が酸化して、赤黒い色の出血になるのです。生理の初めや4日目ぐらいから、出血の色が黒っぽくなるのは酸化しているからで、心配は不要です。

出血が止まらないときどうすればいい

 

生理は女性のライフスタイルに大きく影響を受けるので、ちょっとした変化であれば気付かない、または気にしないという女性も多いでしょう。しかし出血がだらだらと止まらない、など明らかに普段と違う状況の場合、何か病気ではないか?と考えてしまうものです。

ここでは出血が止まらない場合の考えられる原因についてみていきましょう。

女性ホルモンのバランスの乱れ

卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロン、この2種類の女性ホルモンの分泌により生理が起こるとされています。

しかし生活習慣の乱れ・ダイエット・ストレス・冷えなどから、ホルモンバランスを崩してしまっているという女性も多くいます。

生理の出血が止まらず8日以上続くということがあれば、まずはご自身のライフスタイルを振り返り、心身ともに過度な負担がかかっていなかったかチェックしてみましょう。

無月経排卵

生理は定期的にあるのに、排卵をしていないことを無排卵月経と呼びます。生理が始まったばかりの若い女性や、更年期を迎えた女性に多いのが特徴です。また、ホルモンのバランスの乱れによっては、20代~40代の女性でも起きます。

正常であれば、脳から卵巣へ女性ホルモンの分泌指令が出ます。そして、卵巣から分泌された女性ホルモンによって卵胞が育ち、排卵が起きます。ところが、女性ホルモンの分泌が乱れることで排卵が無く、そして薄めで少量の出血がだらだらと8日以上続くこともあるのです。

器質性過長月経

8日以上出血が続くと過長月経になります。この際、出血の量は段々と少なくなったり、増えたり減ったりを繰り返すなど色々なケースがあります。

過長月経は、炎症や病気が原因となる器質性過長月経と、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因の機能性過長月経とに分かれます。ここでは、婦人科での治療が必要な器質性過長月経について、出血が止まらない主な病気の特徴を紹介します。

  • 子宮頸がん

    20代後半から40歳前後が多く、子宮の入り口の子宮頚部にできるがんを子宮頸がんと言います。

  • 子宮内膜ポリープ

    30代から始まる女性が多く、子宮内膜から内側に向かって、突き出た腫瘍のことを子宮内膜ポリープといいます。

  • 子宮筋腫

    30歳過ぎの女性に多く、子宮の壁にできる良性の筋肉のコブを子宮筋腫と言います。

  • 子宮腺筋症

    30代後半~40代の女性に多く、子宮内膜の細胞が子宮の筋肉の中にできてしまうのが子宮腺筋症です。正常な状態では、子宮の内面を覆い女性ホルモンの影響で厚みを増したり、生理で剥がれたりを繰り返します。

  • 子宮体がん

    50代~60代の閉経前後の女性に多く、子宮内膜から発生するがんを子宮体がんと言います。不正出血・生理不順・オリモノの異常などの初期症状が多く見られます。

他にも、出血が止まらない症状には、子宮内膜炎・子宮内膜増殖症などの病気の可能性もあります。

不正出血

生理以外で性器から出血することを不正出血(不性器出血)といいます。生理の前後に不正出血が起こると、生理との区別ができずに生理の出血が8日以上止まらないと認識してしまう場合があります。また、生理の周期が不安定な女性は、不正出血を生理の出血と勘違いするケースもでています。

正常な生理についてはこちらの記事でもご紹介しています▼

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出血が止まらないときは婦人科へ

女性の身体は非常にデリケートなので、ストレスが原因で生理がこない・出血が止まらないなどのトラブルは珍しくはありません。ただ、生理の出血が止まらない原因によっては、不妊を招くことになります。

また、病気が潜んでいるのなら早期に治療することが必要ですね。悩んでストレスを溜めるよりも、早めに婦人科を受診しましょう。ここでは婦人科を訪れる際の準備と対応についてみていきましょう。ここでは婦人科を訪れる際の準備と対応についてみていきましょう。

婦人科受診の準備

婦人科を受診するときには、生理の始まった日や生理の周期、出血の期間などの情報が必要です。基礎体温表を付けていれば、それを持参することで、診断に役立ちます。生理・体調の変化について記録することが、とても大切ですね。

婦人科の対応

婦人科での治療は、出血が止まらない原因によって対応が異なります。ホルモンバランスの乱れが原因の場合、ホルモン剤の投与や低用量ピル・漢方薬が使われます。子宮の病気の場合は、症状に合わせて治療法が選択されます。状況によっては手術が必要になることもあります。

生理の記録と管理ができる基礎体温表

基礎体温表は婦人科など病院を受診するときに、非常に活躍します。そして、生理の出血がいつもとどのように違うのかを知ることで、自分に適した対処法や改善策を探すポイントにもなります。

また、排卵があるかどうかを基礎体温表で確認することもできるのです。ここでは基礎体温の活用方法をみていきましょう!

出血の量や日数を記録する基礎体温表

妊娠を望む女性が測定すると思われがちですが、女性の体調の変化を記録・管理するのに大変貴重なデータが基礎体温なのです。そして、基礎体温・生理の周期・出血・オリモノなど、全てを記録して、グラフ化するのが基礎体温表です。

記録する内容

  • 生理が開始した初日を第1日目として毎日記録する
  • 年月日、時刻を記録する
  • 基礎体温計は小数点以下2桁まで測定し記録する
  • 前夜の飲酒、夜更かし、睡眠不足、性交、風邪、薬の服用の有無などがあれば記録する
  • 出血とオリモノの量や色、異変があれば記録する

測定中は動かずに、体温に影響を及ぼす事があれば、漏れることなく全て記録することがポイントです。

生理の周期の管理に活用

生理周期は、女性の体調管理に深く関係しています。そして、基礎体温表を活用することで、セルフケアで生理の周期と体調の管理が可能となります。正常な女性は、低温期から排卵を境に高温期になり、生理によって低温期に変化します。

基礎体温表が低温期と高温期の二相のグラフになっていれば、女性ホルモンが正しく分泌され、排卵が有ることを確認できるのです。毎日記録することで、見落としていた異変に気が付くこともできます。そして、婦人科など病院を受診するときに、非常に役立ちます。

排卵の有無を確認する

基礎体温表では排卵によって、低温期から高温期に変化する境目がグラフを見て分かります。排卵が起きている場合、排卵前後で基礎体温が低温期と高温期の二相に分かれます。一方、低温の状態が続き、一本のグラフになっている状態は、排卵が無いことを表しています。

これは、排卵を終えた卵胞が黄体に変化、黄体から分泌されるプロゲステロンによって、排卵後の基礎体温が高くなるからです。基礎体温が二相になっている状態から、排卵があると判断できると同時に、出血が止まらない原因が無排卵ではないことも確認できます。

そして、排卵の日を確認することで妊娠を回避したり、妊娠の可能性を知ることもできます。

自分の生理を把握して異常があれば婦人科へ!

生理の出血が止まらないと、本当にどうしたらよいか困りますね。原因は多々ありますが、生理が止まらない場合、放置しないで婦人科を受診しましょう。そして、受診の際は、生理の周期や出血・オリモノについて医師が診断に必要としている情報を用意しておくことが望ましいです。

普段から自分の体と向き合い基礎体温をつけておくと体調の変化や、生理の異常にも気付きやすく、病院で診察を受ける際にも多いに役立ちます。ぜひ基礎体温を活用して、生理と向き合っていきましょう!

 

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