ふと鏡やガラスに映った自分を見て「あれ、なんだか老けた!?」とショックを受けたことはありませんか?
女性であればいつまでも若々しくいたいもの。自分では気が付かないうちに、見た目年齢が上がっているかもしれません。
今回はそんな不安も改善する対策をご紹介。周囲の人に「最近老けた?」と思われないための、原因と対策をお教えします。
あなたが老けたなと思う瞬間って?
30代以上の主婦に行ったアンケート調査によると、約9割の女性が「自分は老けたと思う」と回答がありました。では実際に、どんな時にそう感じるのでしょうか。
- 寝起きの顔
- 電車の窓に映った自分を見て
- 写真映りが悪くなった
- 白髪を見つけた、増えた
- 手のしみ、首のしわを発見したとき
- デコルテが痩せて貧相な印象になった
- 流行りのものに関心が薄くなった
ふとした瞬間、客観的に自分をみたときに変化に気が付くことが多いようです。白髪やしみを発見すると、いつの間にこんなに老けたのかとがっくりしますよね。外見だけでなく、流行を気にしなくなるなど精神的にも老けたと感じることも。
老ける原因
老けて見える原因には、肌質が大きく影響しています。
肌のトーンが明るく張りのある人は若々しい印象を与えますが、しみやたるみ、血色の悪さがあると、実際の年齢以上に老けて見えることがあります。
ではその肌質を悪くするものは何なのでしょうか。
紫外線
紫外線が肌に良くないというのは言わずと知れたこと。肌の表面には水分の蒸発を防ぎ、刺激などから肌を守る保護層があります。
紫外線は表皮の細胞を破壊することで、この保護層の働きを弱めます。保護層の働きが弱まると肌の張りや弾力が失われ、肌をたるませる原因となります。
また肌が紫外線にさらされるとメラニンが生成されます。メラニン自体は悪いものではなく、紫外線を吸収し肌細胞をダメージから保護してくれるもの。
しかし過剰に生成されることで、しみの原因になってしまうのです。
食生活
日々体をつくる食生活は、肌を美しく保つうえで重要です。野菜に含まれるビタミンや抗酸化物は肌細胞を健康に保つので、意識的に摂取したいもの。
特にビタミンEは、色素の沈着を防止し炎症を抑えてくれます。緑黄色野菜、オレンジ、さつまいも、キノコ類などがおすすめです。
睡眠不足
睡眠を十分にとることで、昼間に受けた皮膚のダメージが修復されます。睡眠不足になるとダメージが修復しきれず翌日に持ち越されてしまうので、睡眠は8時間以上とることが理想的です。
乾燥
体内が乾燥していると、体は血流に足りない水分を皮膚や細胞から補おうとします。そして乾燥した肌はくすみ、柔軟性と伸縮性を失ってしまいます。
体の内側から、積極的に水分を摂るようにしましょう。また睡眠中にも肌は乾燥するので、寝る前に保湿を忘れないようにしましょう。
ストレス
日々の仕事や育児など、現代社会ではストレスを回避することはできません。継続的なストレス状態は免疫機能の低下を引き起こし、肌の生まれ変わりにも不調をきたします。
女性の場合ストレスにより男性ホルモンの分泌が増え、皮脂量が増加、肌荒れを引き起こす原因にもなります。
年齢がでやすいパーツ
年齢が気になる箇所についてのアンケート調査では、30代は毛穴や肌荒れを意識する一方、40~50代はシワやたるみといった顔全体の悩みが多いという結果に。
また老化を感じやすいパーツに関して、目元と回答した人が75.2%、口元という回答が54.7%、頬という回答が29.9%でした。
人と会話する時に、自然と視線がいく目元は特に気になるようです。年齢が出やすい箇所を入念にケアすることで、若々しさを保つことができるかもしれません。
「老けた?」と思われないための対策
紫外線対策
紫外線の強さは3月から急上昇し、5~8月にピークを迎えます。時間帯では午前10時~午後2時がピーク。この時間帯の外出はしっかりと日焼け止めを塗り、できる限り日傘や帽子など着用しましょう。
また注意したいのは日焼け止めの使い方。日焼け止めが肌になじみ、効果が発揮されるまでは15分必要といわれています。外出の15分前までには塗っておきたいですね。
水分をとる
日中はもちろん、睡眠中や入浴時など、常に体の水分は失われています。体内の水分が失われると肌の乾燥やくすみにつながるため、積極的に水分をとるようにしましょう。スキンケアだけはなく、体の中から水分補給してあげることが大切です。
スキンケアをしっかり
スキンケアの目的は、肌に栄養を与え、乾燥を防ぐもの。スキンケアをしっかり行うことで肌が本来持つ回復力を高め、潤いを補うバリア機能を保つことができています。
しかし年齢を重ねるにつれ肌質も変化していきます。年齢によってスキンケア方法を変えていく必要があります。
- 20代前半…ターンオーバーが早く皮脂も多いので、シンプルなケアで大丈夫。しっかり洗顔・保湿をしましょう。
- 20代後半…少しずつ肌の水分量が減ってきます。油分と水分のバランスを保つケアに移行しましょう。
- 30代…出産やストレスなどから、肌の悩みが増える年代。目元・口元の集中ケアを始めましょう。
- 40代以降…エイジングケアが必要な年代です。しみ、しわ、たるみなどのケアを積極的に取り入れましょう。
化粧を厚塗りしない
しみやくすみを隠すための厚塗りメイクは、より老けた印象を与えてしまいます。
コントロールカラーでカバーする、コンシーラーでポイントだけカバーする、チークやリップで血色感を足すことで若々しく爽やかな印象になります。隠しすぎない引き算メイクがオススメです。
バランスの良い食生活
美しい肌をつくるには、栄養バランスのよい食生活を意識しましょう。特に腸内環境を整える食べ物は便秘を改善し、お肌をきれいにしてくれます。
納豆、ヨーグルト、味噌などの発酵食品や、バナナ、きのこ、ごぼうなどの食物繊維を多く含む食品を摂るとよいでしょう。
バランスのよい食事が難しい時は、サプリメントで補給するのもオススメです。
笑顔をこころがける、姿勢をよくする
若々しさを保つためには、表情や姿勢はとても大切です。いつも暗い表情や疲れた顔をしていると、実際の年齢以上に老けてみえてしまいます。
普段から笑顔を心がける、口角を上げ姿勢をよくすることで、エネルギッシュで若々しい印象になります。好きなことに打ち込むことも、内側から若々しさを保つために良いでしょう。
まとめ
美は1日にしてならず。年齢を重ねればなおさら、美しさを保つための毎日の積み重ねは大切です。
「今はまだ若いから大丈夫!」と思っていても、紫外線によるシミは10年~20年後に出てくるもの。
歳を重ねたときに後悔しないよう、一番若い今この瞬間から気を付けたいものですね。