アロマと聞くと「いい香り」とイメージが浮かぶ人も多いのではないでしょうか?でもアロマはそれだけではないのです。
心身の健康やストレスの緩和など忙しい現代の女性にぴったりの素晴らしい効果があるのです。なぜなら「香り」は脳に直接働きかけます。
脳を活性化させたりリラックスさせることができるのです。毎日の生活に上手にアロマを取り入れて快適な暮らしを目指しましょう!
アロマテラピーとは?
アロマテラピーという言葉は知っていても、実際はどんなものか分からない人もいるのではないでしょうか?まずはアロマテラピーについてみていきましょう。
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。
AEAJ(日本アロマ環境協会)では、このように定義されています。まだ医学が発達していない昔から、人は身近な植物を使って心身の健康を保ってきました。
食べたり塗ったりすることで植物のもつ自然の力を利用してきたのです。アロマテラピーは、その中の「香り」を使った植物療法と言えるでしょう。
現代でもそのパワーは注目されており、予防医学や介護、スポーツや美容など幅広く研究が行われています。
自宅で簡単にアロマを楽しむ方法
植物療法なんて聞くと難しい気がしてしまいますが、アロマはもっと簡単に利用することができます。
まずは植物の香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を1~2滴ハンカチやティッシュに垂らしてみてください。ふんわりと香りが漂うのが分かると思います。
マグカップに入れて使う
マグカップにお湯を入れ、そこに数滴の精油を垂らすのもおすすめです。湯気と一緒に精油の香りが漂います。顔を近づけてゆっくりと湯気を吸いこむことで精油の効果を感じられる吸入という方法もあります
アロマ専用の道具を使う
キャンドルを使ったアロマポットは香りだけでなく、ゆらゆらと揺れるキャンドルの炎にも癒されます。また電気式のディフューザーや空気清浄機にアロマ機能がついているなど専用の道具も多くあります。
手作りのアロマグッズを使う
精油を混ぜた化粧水やオイルなどコスメを作ってみるのもおすすめです。また、キャンドルや石鹸を自分で作ってみるのも楽しいでしょう。
まずは精油を選ぶことからはじめましょう。植物の香り成分をぎゅっと抽出した精油はその種類によって様々な香りや効果を発揮します。自分に合った精油と出会うことで、香りがより身近な存在になることでしょう。
アロマオイルの作り方は以下で詳しく解説をしています。
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精油(エッセンシャルオイル)の香りの特徴と効果
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たくさんある精油の中からどれを選べばいいの?そう思う人はたくさんいるでしょう。ここでは、アロマが初めての人でも使いやすい、人気の精油を紹介します。自分に合った精油を見つけて下さいね。
ラベンダー
定番中の定番と言えるラベンダーは、初心者にもおすすめの万能精油です。フローラル系の香りはどこかさわやかで気分をすっきりとさせてくれます。
イライラを鎮めて心を穏やかに安定させてくれる効果があります。また自律神経を整えて、頭痛や生理痛をやわらげてくれます。さらに殺菌作用があり皮膚の炎症や肌荒れにも効果的です。
精油 ラベンダー 10ml ¥2,200
オレンジスイート
誰もが好きな柑橘系の香りの中でも、オレンジスイートは刺激が少なく、妊婦さんや小さな子供にも使うことができます。
落ち込んだり暗い気持ちを元気にしてくれるハッピーな香りで、前向きな明るい気持ちにさせてくれます。またオレンジスイートは胃腸の働きをサポートする効果があり、食欲不振や消化不良などに役立ちます。
精油 オレンジスイート 10ml ¥1,485
ローズ
花の女王と言われるローズは昔から多くの人に愛されてきた植物のひとつです。その品のあるフローラルの香りは、不安定な心を安定させ、穏やかな気持ちにしてくれます。
またホルモンに働きかける作用もあり、生理不順や更年期障害などにも役立ちます。
さらに美容の面でも効果的で、皮膚の炎症を抑えたり、再生力をたすけたりします。
たくさんの花から少量しか採取できないため、かなり高価な精油になります。
精油 ローズ 10ml ¥6,710
イランイラン
エキゾチックな香りが心を落ち着かせ、まるで南国のリゾートに来ているかのような不思議な高揚感を与えてくれます。
催淫作用があると言われる精油でインドネシアでは新婚のベッドに花ビラを撒く習慣があります。
女性ホルモンのバランスを整えPMSや生理痛などの緩和の役立ちます。また、皮脂のバランスを整える効果があることから、頭皮マッサージなどに使われることが多く、抜け毛の予防や育毛にも効果が期待されます。
精油 イランイラン 10ml ¥970
ミント
なじみの多いミントはさわやかですっきりとした香りが特徴です。気分をリフレッシュしたい時などにぴったりで、元気や活力を与えてくれます。
また、集中力を高める効果もあるため勉強や仕事の合間に使うと効果的です。スーッとした清涼感や浄化の作用があるので、日焼けのケアやかゆみなどへの効果が期待できます。
精油 ミント 5ml ¥1,320
ティートリー
オーストラリアの原住民アボリジニが昔から使っていたとされるティートリーは、スパイシーな香りで強力な抗菌・殺菌・抗真菌作用が特徴です。
感染症の予防やニキビのケア、皮膚のかゆみを鎮めるなど様々な使い方があります。またティートリーをスプレーやディフューザーで部屋に拡散することで風邪やインフルエンザの予防にもなります。
小さな子供にも使える優しい精油なので、1本持っておくと便利ですよ。
精油 ティートリー 10ml ¥3,190
精油を使う時の注意点
アロマを安全に楽しむためには、精油を使う時に注意しなければならないことがあります。植物のエキスを濃縮している精油は時に、刺激が強すぎたりすることもあるからです。
原液を皮膚につけない事
アロマの精油は素晴らしいスキンケアの材料になります。マッサージオイルや化粧水に使用されることも多いです。
しかし、刺激が強すぎるため必ず希釈して使用するのが原則です。もしも、原液が皮膚についた場合は、大量の水で洗い流しましょう。
それでも刺激や赤み、発疹などの異常があった場合はすぐに病院に行くことをおすすめします。
精油を飲んだり目に入れたりしない
皮膚同様、刺激が強いため飲んだり、目に入れたりは絶対にしないようにしましょう。
海外ではうがい用に精油を使ったり、医師の指導で服用する場合もあるようですが、日本ではおすすめしていません。毒性をもつ精油もあるため、絶対に飲んだりしないようにしましょう。
妊娠中や乳幼児への使用は注意が必要
香りを楽しむ芳香浴程度なら問題はありませんが、マッサージやアロマバスなどへの精油の使用は注意が必要です。
ホルモンに働きかけて通経作用を促す精油もあります。また、皮膚から吸収された精油の成分が及ぼす影響を考えると、使用しないほうが安全だと言えるでしょう。
光毒性に注意
柑橘系の精油は、肌についた状態で日光に当たると、しみや肌トラブルを起こすことがあります。使用する時は外出の予定がない時などにしましょう。
保管の仕方に注意
精油は一度開封したらしっかりと蓋をして、日のあたらない冷暗所で保管しましょう。できれば半年から1年をめどに使い切るようにしてください。
劣化がすすむと思わぬトラブルを起こすことも考えられます。また、誤飲を防ぐため、子供の手が届かない所に保管しましょう。
アロマを使って上質な毎日を楽しもう!
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精油は、正しい使い方をすることで毎日の生活を快適にしてくれます。自分に合った精油を見つけることで自分自身を見つめるきっかけにもなります。
なによりアロマの精油を使う時のちょっとした特別感は、香りと共に日常のストレスをスーッと忘れさせてくれます。心地よい香りに包まれて、日々の疲れを癒してみてはいかがでしょう!