出産といえば、結婚等と並び人生の一大イベント。だからこそ、十分な心の準備をして臨みたいものです。
今回はその出産時に向けて話し合っておくべきこと、そして出産後にいかにして奥さんをサポートするか、ということについてお話ししていきます。
出産を控えているという妊婦の方はもちろん、まだ妊娠こそしていないものの子供を作る予定があるという方はぜひこの記事を参考にしてイメージトレーニングをしておきましょう。
女性にとってはただでさえストレスが多いのが出産シーズンですし、きっちりとした余計な心配をせずに過ごしたいですよね。
もしかして妊娠?と思ったら
お腹の張り、生理が予定通りこないなど、妊娠の可能性が考えられる症状が見られる時はまず、市販の妊娠検査薬を利用して、本当に妊娠しているのかどうかを確かめることから始めましょう。
妊娠検査薬についての詳しい使い方などについてはこちらの記事に詳しく書いてありますので、ぜひ参考になさってください。
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妊娠したとわかるのが遅れると、これからご紹介するような出産に向けての準備にも余裕がなくなってしまいます。
妊娠検査薬を確実に使うことによって、妊娠の合図を見逃さないようにしましょう。
事前に話し合うべきこと
妊娠したとわかったら、子供がいる生活についてあらゆることを想定しておくことが必要となります。
これからご紹介する項目についてはなるべく早い時期に目処を立てておき、出産直前になって慌てることのないように心がけましょう。
出産前の流れを確認
まず、色々と考える前にすべきは妊娠から出産後までの一連のスケジュールを把握しておくということです。
口頭で色々と話し合うだけでなく、その内容を紙に書き出すなどしてまとめておいた方が後々見直したいという時に便利です。
例えば、妊娠から出産後までをいくつかの時期に分け、それぞれの時期で必要となるグッズをある程度想定しておくとよいでしょう。
また、出産育児一時金や出産手当金など出産では様々な補助金がもらえます。しかし、申請期限が補助金ごとに決まっているために、のんびりしているうちにもらいそびれてしまうことも。
いつまでにどの補助金を申請すべきなのか、大体の目安をつけておくとよいでしょう。
他にも病院をある程度リストアップしておくなど、情報収集は早めに行っておくと安心です。
費用・金銭面について
妊娠から出産後にかけては、予想外の出費も多いものです。
現在の収入・諸々の補助金と、これから見込まれる出費の額を照らし合わせ、ある程度の経済的余裕を保つことができるのかどうか、考えなければなりません。
出産費用はいくらかかるのかということについてはかなり幅はあるものの、一般的に正常分娩では30万円から70万円が相場であると言われています。
さらに帝王切開となると、プラス10万円となると言われているようです。以下で詳しく解説しています。
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一方、出産でもらえる補助金に関しては、出産する女性が専業主婦、会社員、フリーランスのいずれに該当するのかによって大きく変わってきます。
こちらに関しても自分の場合いくらもらえるのか、しっかりと計算しておきましょう。
家庭内での育児の分担について
これは出産後の話になりますが、育児分担をどのようにするのかということについては早くからある程度考えておいたほうがよいでしょう。
出産直後というのは莫大なエネルギーを使った後ですし、産後鬱を感じるようになってしまうという人も少なくありません。
産後鬱についての詳しい話についてはこちらの記事をご覧ください。
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出産後のストレスをなるべく軽減するためにも、出産後の子供との関わりをどのようにしていくのか、早めに話し合っておくのが賢明です。
育児休暇について
妊娠してから産休を取り、出産後いつ職場に復帰するのかというのは人によってまちまちです。一年以内に職場復帰する割合は約半数と言われています。
育児に十分な時間を充てるために、職場復帰を先延ばしにする、もしくは出産を機に退職するという方もいらっしゃることでしょう。
一方、教育費などの子育てに必要な諸費用を考えた場合、ご主人の収入だけではどうしても厳しいため早期の職場復帰を余儀なくされるという方も少なくありません。
夫婦で職場復帰の予定について話し合うとともに、育休・産休の申請期限やその期間についてもきちんと調べておきましょう。
協力してくれる親戚はいるのかどうか
妊娠から出産、その後の育児に関して、経済的な理由や仕事の事情、その他想定外の事情によりどうしても親戚の力を借りなければならない、というケースも出てきます。
そういったときに頼ることができる親戚がいるというのは非常に心強いことです。
ですので、妊娠がわかったら早めに親戚に報告するとともに、いざという時にサポートしてもらえるとありがたい、という旨を伝えておくとよいでしょう。
パートナーのサポート方法
出産とは女性一人でできるものではありません、そこには夫のサポートというのが必ず必要になってきます。
出産シーズンの女性の身体的負担は計り知れないものがあります。ですから、余計なストレスをかけないためにも普段以上の気配りが必要となってくるのです。
入院・出産に必要なアイテムを準備する
入院に必要なアイテムとは具体的には、マタニティ下着やマタニティパジャマ、オムツや授乳グッズ、タオル類などたくさんあります。
マタニティ下着やマタニティパジャマなど、実際に女性が選んだ方が良いものもありますが、それ以外のものは出来るだけ男性が準備するようにしましょう。
また入院・出産に向けて万全の準備をすることは大切ですが、いざ終わってみると使わなかったという人がアイテムも意外に少なくないものです。
男性の側で絶対に必要となりそうなものをしっかりとリサーチした上で、購入しに行くのが良いでしょう。
陣痛の間隔を記録・報告をする
陣痛とは出産の10~20時間前から始まる痛みのことであり、お腹の張りや鋭い痛みがが生じます。
女性が自分で陣痛の間隔を記録するというのは大きな負担です。ですので、男性が側で記録をしてあげるようにしましょう。
陣痛は出産が近づくにつれてその感覚がどんどん短くなっていきます。特に間隔が10分の時には産院に連絡するようにしましょう。
また、出産に立ち会う親戚への連絡も男性が代わりに行うようにすると良いでしょう。
実際の出産が始まってからは以下で解説しているのでしっかりと確認をしておいてください。
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なるべく側にいてあげましょう
ここまで男性が女性をサポートする方法について紹介してきましたが、やはり女性にとって何よりも心強いのは自分の夫が側にいるということです。
出産を控えた女性にとって、激しい痛みや不安に襲われた時、それをさらけ出す相手がいるというのは非常に大切なこと。
仕事などでなかなか妊娠している女性に会いに行くことが難しいという男性も多いのかもしれませんが、できるだけ頻繁に会いに行くようにしましょう。
たとえそれが短時間であったとしても、女性は男性が想像している以上に安心するものなのです。
まとめ
今回は出産に向けて準備すべきことや、パートナーをいかにしてサポートするかについてお話してきました。
出産は決して女性だけの仕事ではありません。男性の方も、妊娠・出産・育児について話し合ったり、身の回りのことを手伝ったりと、協力できることはたくさんあるのです。
「出産は夫婦で乗り越えるもの」という意識を大切に、人生の一大イベントに臨みましょう。