交際期間が鍵!?10年以上付き合った私たちがセックスレスでもラブラブな理由

カップルなのに「1ヶ月以上セックスがない」。これがセックスレスの定義です。セックスレスであっても、周囲の人には気軽に相談しづらいですよね。

ただ、一口にセックスレスと言っても、関係が冷え切ってしまったカップルもいれば、ラブラブなカップルもいます。この違いは一体何でしょうか?

本記事では、私の体験談をもとに、長年付き合ったカップルがセックスレスでもラブラブな理由セックスレスになるきっかけや経緯などをご紹介していきます。

セックスレス でもラブラブ!友達夫婦とは?

近年増えている友達夫婦とは、友達のように仲良しの夫婦のこと。セックスが少なかったり全くなかったりすることも多いため、男女の関係というより友達のような関係に近いという意味で使われています。

夫婦仲が良いので、周囲からは羨ましいと思われることが多く、こちらもセックスレス でもラブラブな夫婦の形の1つでしょう。ここでは友達夫婦から見る、セックスレスでも関係が良好な夫婦のメリットとデメリットをみていきましょう。

友達夫婦のメリット

友達夫婦のメリットと言える特徴は、「コミュニケーションが多い」「お互いに自立していて、相手を尊重する」「自然体でいるため気を遣わない」などです。友達夫婦は価値観が近いことが多く、共通の話題も豊富なため、コミュニケーションが非常に多いです。

何か夫婦で意思決定するときも、一方が決めてもう一方が従うというようなことはなく、しっかりとコミュニケーションを取った上で決定します。お互いに、経済的にも精神的にも自立していることが多く、相手を一人の個人として尊重します。そのため、干渉や束縛がほとんどありません。

そして、互いに気を遣わず自然体でいるため、日常的にストレスが少ないのも関係性を良好にしている要因であり、メリットでしょう!

友達夫婦のデメリット

友達夫婦のデメリットは、「一緒にいる時間がなくなりやすい」「男女の意識がなくなり過ぎる」「セックスレス」などです。お互い自立しており相手を尊重するため、一緒にいる時間が少なくなりやすいです。

お互いに納得していても、あまりに共有する時間が減ると、ふとした時に二人の関係性の意味に疑問を感じてしまうかもしれません。友達のように気を遣わず自然体でいられるのは良いですが、度が過ぎると男女としての意識がなくなり過ぎてしまいます。

早い段階からセックスレス である場合には子供を授かることができないという問題もあるでしょう。友達夫婦の関係性はお互いに納得していなければ成り立たないものでしょう。

10年以上付き合った私たちがセックスレスでもラブラブな理由

友達夫婦からも見るようにセックスレス でも仲の良いラブラブカップル・夫婦は存在します。その理由は、「セックスをしなくても十分満たされているから」です。ではなぜ満たされているのかについて、ポイントを見ていきましょう。

セックスレスだがスキンシップはかなり多い

セックスレスでもラブラブなカップルは、日頃からスキンシップがかなり多いです。あるいは、スキンシップが多くなくても、コミュニケーション量が多いです。スキンシップやコミュニケーションが多いと通称「愛情ホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」が活性化されます。

「オキシトシン」は、他にも「幸せホルモン」「抱擁ホルモン」などたくさんの名前で呼ばれ、分泌されると、幸福を感じる・癒される・安心する・絆が深まるなど、心の安定に効果があるとされています。

この「オキシトシン」は、交際期間が2年以上の相手とのセックスによって大量に分泌されますが、交際期間2年未満の相手とのセックスで分泌される快楽・興奮物質「ドーパミン」よりも幸福感が高いのです。そして、この「オキシトシン」はセックス以外にも、スキンシップやキス、ハグでも分泌されます。

他にも、一緒に食事をする、お互い目を見ておしゃべりをする、などでも分泌されます。つまり、たとえセックスレスでもスキンシップやコミュニケーションによって、セックスと同じかそれ以上の「オキシトシン」が分泌され、幸福感で満たされているのでラブラブなのです。

交際相手に人生のパートナーとして満足している

交際相手に対して、異性としてだけでなく一人の人間として、人生を共にするパートナーとして満足していれば、セックスレスでも満たされます。一緒に過ごした年月により積み上げた安心感や幸福感があるからです。

交際期間が長くなればなるほど、一緒に乗り越えてきた壁の数も多くなります。異性としてだけでなく、人生のパートナーとしてお互いに信頼し愛情を持っていれば、セックスがなくても気持ちは十分満たされるものです。

共通の趣味や楽しみがある

セックス以外に、共通の趣味や一緒に楽しめることがあるというのも、ラブラブでいられる理由、満たされる理由です。不満の出るカップルによくあるパターンが、お互いに仕事や家事・育児で忙しく時間が合わず、食事も寝る時間もバラバラ。たまの休みにも「疲れているから」とお出かけもせず。

こんな状態では、心が満たされなくて当然です。セックスレスでもラブラブなカップルは、どんなに忙しくてもご飯は一緒に食べる、1時間でもテレビや動画を見ながらおしゃべりする、休みの日は二人で好きな所に出かけるなど、ある種2人で過ごす暗黙のルールやルーティーンがあることが多いです。

セックスをしなくても、他に二人で一緒に楽しめることがあって、その楽しさを共有できれば、幸福度は高いです。

セックスに対する認識が一致している

セックスレスでも仲良しなカップルとそうでないカップルには、セックスに対する大きな認識の違いもあります。少し極端な表現ではありますが、「セックス=愛情」と捉えるか、「セックス=性欲処理」と捉えるかです。

「セックス=愛情」と捉えていると、セックスがないことを「私への愛情がない」「女としての魅力がない」「女として見られていない」と思ってしまいます。しかし、「セックス=単なる性処理の一つ」と捉えれば、「私への愛情と性欲は別物」と考えることができます。

セックスレスでもラブラブなカップルは、男女ともに「愛情と性欲は別物」と認識が一致している、あるいは合意できているケースが多いです。

セックスレスになるきっかけや経緯とは

そもそもセックスレスになってしまうきっかけや経緯とは何でしょうか?ラブラブなのにセックスをしない理由などを解説します。

ムードがなくなる

セックスってムードがかなり大事だったりしますよね。ムードがなくなることで、セックスレスになることが多いです。一人の相手と長く交際していると、どんどん気も使わなくなっていきます。お化粧も面倒になったり、家ではもっぱらスウェットスタイルになったり。

相手のことはもちろん好きだけど、ドキドキやトキメキがなくなっていき、親友や家族のようになってしまいます。こうなってしまうと、なかなかセックスが始まるムードにはならず、気が付いたら「もう1ヶ月してない」などセックスレスの始まりとなります。

時間や体調などタイミングが合わない

セックスには、時間や体調も重要です。なかなか二人の時間が取れない、時間的なタイミングが合っても、どちらかの体調が良くないと見送ったりしますよね。

仕事や家事・育児で生活リズムがバラバラになってしまったり、仕事で疲れ果てて、帰ってきたら寝るだけになってしまったり、よくあることだと思います。こうした日々が続くうちに、あっという間にセックスレスになってしまいます。

体型などの変化

極端な体型の変化などもセックスレスのきっかけとなります。人それぞれフェチや興奮する体型などあるでしょう。相手の体型が大きく変化してしまうと、ドキドキしたり興奮したりすることができなくなってしまいます

長年付き合っていると、年齢の変化などもあり、男性も女性も体型に変化が起きやすくなります。もちろん年齢だけでなく、女性であれば出産を経験したり、男性であれば転職したり昇進したりなど、環境の変化やストレスなどによっても体型は変化するもの。

仕方のないことでもありますが、やはりセックスがなくなる要因の一つです。

しばらく間が空くと恥ずかしくなる

様々な要因によりセックスレスが続くと、恥ずかしくなって余計にできなくなります。セックスはムードや気持ちも重要ですよね。

セックスレスが長引くと、「今さら恥ずかしくてできない」「今までしていなかったのに突然求めたら変に思われるかも」「拒否されたら嫌だな」など、恥ずかしさだけでなく不安も生まれて、なかなか言い出せなくなってしまいます。

このように、セックスレスがさらなるセックスレスを生み出してしまうことも要因の一つです。

その他セックスレスの理由については以下の記事でも紹介しています▼

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セックスは愛情表現の1つ!信頼と愛情を積み上げよう!

どんなカップルもセックスレスになる可能性はあります。しかし、セックスレスをどう捉えるかは、そのカップル次第です。友達夫婦の場合はお互いにセックスレス であることをストレスに感じておらず、関係性に納得しているからこそ成り立つものです。

年月が経過するほどセックスに関して消極的になりがちですが、セックスはあくまでも愛情表現の1つでしかありません。一緒にいる年月で積み上げた信頼や安心感により、たとえセックス がなくても気持ちを満たすことができるのでしょう。

幸せの形は人それぞれです。どのような愛情表現や相手との関係性を望むのか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか?