大好きだったあの人が浪人になってしまった時、どのように対処したら良いのか迷ってしまう女性も多いでしょう。
軽はずみな行動は彼の心を傷つけ、アプローチどころか距離を取られてしまう可能性すらあります。
ここでは好きな人が浪人になった場合のアプローチ方法とやってはいけないNG行動について見ていきましょう。
浪人ってどんな状況?
そもそも「浪人」てどんな人なんでしょう?浪人とは、現役時に第一志望に合格できなかった等の理由により、翌年度再受験するために勉強している人のことです。 そして、一般の人とは違って特殊で過酷な環境に置かれているのです。
人生で追い込まれる、必死な時期
理解しておいてほしいのが、浪人は人に生追い込まれ、必死な時期だということ。日本はまだまだ学歴社会。大学名は就職活動、転職活動などに大きく影響し、その後の人生についてまわります。
浪人生は一年を勉強だけに注ぎ込みます。ここで頑張らないと一生頑張れません。もし来年失敗したら、一生棒に振る…くらいの勢いで必死に勉強している人、それが「浪人生」なのです。
心理的に不安定な時期
浪人生は学生でもなく社会人でもなく宙ぶらりんな身分です。その不安定な身分は浪人生のメンタルにも直結しています。
去年まで、勉強のほかに部活、バイト、趣味、遊び、恋愛といろいろ楽しんでいたのでしょうが、浪人になったとたんすべてを封印し勉強に集中します。
そして来年絶対に志望校に合格しなければなりません。これはすごいプレッシャーですしストレスがたまることでしょう。
浪人生の彼は何を感じてる?
浪人という不安定でストレスの多い環境に置かれた彼は、日々何を感じているのでしょうか?もちろん彼も不安定でストレスを感じながら勉強しているのです。浪人生の多くが感じる「プレッシャー」「あせり」「孤独感」の3つについて説明します。
プレッシャーを感じている
彼は受験に失敗してショックを乗り越えて、数々の心理的なプレッシャーと戦いながら勉強しているのです。以下に詳しく解説します。
受験に失敗したショック
とくに、合格に自信がありながら不合格だった人は大打撃を受けるようです。それを乗り越えて勉強に取り組まなくてはなりません。 また失敗してしまうのでは?という恐怖感から心理的プレッシャーを感じる方も多いでしょう。
来年は絶対に受からなければというプレッシャー
浪人生活は一年で終えたいとだれもが思っています。何年も浪人した人はだらけてしまい合格率が下がるというデータもあるくらいです。また、親から相当の期待をかけられ、重圧を感じている人もいるようです。
疲れがたまり、心身ともに負担がかかる
一日中勉強ってとても疲れるんですよ。浪人生の勉強時間は一日10時間以上と言われています。また、数は少ないですが、生活費や予備校代を稼ぐためアルバイトと両立している人もいます。そのため心も体も疲れがたまりプレッシャーに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
あせりを感じている
彼は浪人生活を開始したとたん、さまざまなあせりを感じながら集中して勉強しなければなりません。以下に詳しく解説します。
どこにも属さない不安定な立場
浪人生は学生でも社会人でもない中途半端な立場です。人間はどこかに所属していることで安心感を得る傾向があるため、どこにも属さないということに漠然とした不安を感じることもあるでしょう。なんとか来年は合格を勝ち取りたい、その一心で勉強に取り組んでいます。
同級生が大学で楽しくやっていてあせる
楽しそうな同い年の大学生を横目で見ながら、彼はもくもくと勉強の毎日。自分だって本当は今頃楽しいキャンパスライフを送っていたはずなのに…悲しくなってしまうこともあるでしょう。友人の状況を見ればあせりを感じて当然です。
勉強の成果が出ず成績が上がらない
頑張って勉強しても点数に結びつかずなかなか成績が上がらない、というのはよくあります。あせってイライラし、ますます集中できない、という悪循環も…。
孤独を感じている
彼は浪人生活を開始したとたん、孤独感を感じながら勉強しています。以下に詳しく解説します。
しゃべる機会がない
予備校やオンライン授業は基本座って聞くだけですし、勉強は一人でするものです。予備校の授業がディスカッション形式やフィールドワーク(社会見学、実地調査)というのはまずないので、朝から晩まで机に向かっているのです。また、高校の生活とは一変してしまい、孤独感を感じる人も多いようです。
友達とつきあえない
予備校によってはスマホを没収したり友達を作ることを禁止としているところもあるようです。中学高校の友達は、新生活が始まりお互いの環境は激変してしまいました。話も合わなくなるかもしれません。人によっては、あえて友人関係を遮断して勉強に集中するひともいるくらいです。
予備校の友達はライバル
予備校は全員が「合格」という目標をもっており、点数上では競争相手なのです。それぐらいの距離感を持って自分の勉強に集中しないと難関大学合格は難しいでしょう。
ちなみに、予備校の休憩室で友達とギャーギャー騒いでいる生徒は、大学に受からないという説があります。そんななか浪人生は勉強に集中しつつ適度に気晴らしになるような、心地いい人間関係を求めています。
浪人した彼にしてあげたいフォロー
浪人生の彼はという不安定でストレスの多いちょっと特殊な環境に置かれていますが、あなたが彼の立場の特殊さと大変さを理解して正しく行動すれば、彼はあなたに好印象を持つでしょう。以下にお勧めするアプローチ方法を解説します。
差し入れをする
あなたが彼を「好き」という気持ちを態度で示したいなら、お菓子の差し入れはどうでしょうか。手作りお菓子とかがっつり弁当は重たくなりすぎてしまうのでNGです。勉強の間につまめるちょっとしたお菓子を買って、彼に「勉強頑張ってね♪」と言って手渡すのです。これは彼も喜びますよ。
味方だよと伝えてあげる
あなたの「好き」という気持ちだけを一方的に押し付けたりせず、彼の癒し的存在になりましょう。彼の厳しい立場を理解し「いつも頑張ってすごいね。応援しているね」と伝えるだけで、彼はあなたを味方だと感じ暖かい気持ちになるでしょう。
浪人した彼にしてはいけないNG行動
浪人生の彼はとてもデリケート心理状態におかれていますので、アプローチ方法を間違えると完全に嫌われます。あなたの身勝手な行動や、彼の勉強を邪魔するようなアプローチはやめましょう。以下に絶対避けるべきNG行動を解説します。
しつこく連絡する
しつこく彼に連絡するのはやめましょう。ぐいぐいアプローチするのは彼が志望校に合格してからにしましょう。もし彼から電話やLINEがきても長時間つきあう必要はありません。彼は自己逃避をしているのです。
彼は孤独やあせりを感じていますが、それに負けてしまったら受験戦争には勝てません。彼から電話やLINEが来ても手短に返事をするぐらいにとどめておいてください。前のめりのアプローチはぐっと我慢して「心地いい関係」を築いて好印象を与えておくのが得策です。
大学の話や人の噂する
もしあなたが大学生で毎日が楽しくても、大学の話をなるべくしないほうがいいでしょう。彼はプレッシャーや距離感を感じてしまいます。もちろん、ほかの男の子にアプローチされた話とか絶対やめてください!
それから、あなた自身の話だけでなく、共通の友人のうわさ話も避けましょう。彼が置いてけぼりにされたと感じるかもしれません。ペット、食べ物、天気、ファッションなど、当たり障りのない話のほうが彼も気分転換できます。
頑張れ!と伝える
彼に勉強を頑張ってほしいあまり「頑張って!」などとあおるのもNGです。頑張ってとハッパをかけるのは先生か親の役目です。彼はもう充分頑張っています。彼にこれ以上プレッシャーを与えると、あなたに連絡するのが苦痛になりますよ。
彼には「勉強大変だね」「体調はどう?」など、優しい言葉やいたわりの言葉をかけてあげましょう。彼もうれしいし、勉強をもっと頑張ろうという気持ちになるはずです。
彼は大変な時期!今はアプローチよりフォローに徹して!
浪人は特殊な身分であるので、アプローチより受験や精神面のフォローをした方が良いでしょう。とはいえ、彼に忘れられないようにある程度の距離を保ちつつ、良い印象を与える、そんな方法をご紹介しました。
彼が志望校に合格し晴れて大学生になったとき、あなたにすぐ連絡したいと思えるような関係を築いておいてくださいね。彼とうまくいくことをお祈りいたします!