どれくらい痛い?初めての出産の流れや痛みについて紹介!夫のサポートは必須!

妊娠している女性もそうでない女性も、初めての出産を迎える前に出産の流れを知っておきたいと思っている人が多いと思います。

初産での出産というのは、流れや出産に伴う痛みの程度が分からず不安がとても大きいですよね。この記事では、そういった不安を抱いている女性に向けて以下の3つを紹介していきます。

  1. 初産の流れ
  2. 出産の痛み
  3. 出産時の夫の対応

出産というのは、どのような女性にも可能性があるものです。出産の流れを知りたいという女性の方は、ぜひこの記事をチェックしていってください!

不安を解消!初めての出産の流れ

自宅での間隔の長い陣痛

出産というのは、陣痛が開始されると始まります。陣痛はおおよそ妊娠36週から40週の間に起こるが多いです。しかしこれは個人差が大きいため、参考程度に確認しておきましょう。

そうして軽い陣痛が数十分単位で起こり始めます。この時はまだ余裕があるため、一度病院に確認し入院のための準備を行うことがおすすめです。陣痛の間隔がなかなか縮まらないことも多く、ゆとりを持って時間を過ごすことが大事になります。

また破水しない限りは自宅待機がほとんどであるため、タクシーや車の準備・家族への報告など済ませておくようにしましょう。

5分から10分間隔の陣痛で病院へ

ある程度陣痛の間隔が縮まり10分以内の間隔になったら、再度病院へ連絡します。そこで病院に来るように伝えられたら、荷物を持ち病院へ向かうようにしましょう。

陣痛の間隔は病院や個人で異なるため、必ず10分程度になったらではありません。また10分になってもすぐに産まれるわけではないため、焦らずゆっくり行動することが重要です。

陣痛の間隔がほとんど無くなり子宮口全開に

自然分娩の場合は、強い痛みの間隔が徐々に縮まってきます。ここに来るまで初産の場合、6時間以上かかることも多いです。しかしこれはとても個人差が大きいため、数十分と早い場合もあります。

この時の陣痛が痛さのピークと言われています。そのため妊婦は特に何も考えず、呼吸を深く行いながらできるだけリラックスしましょう。

分娩に入るまでは子宮口の開きが十分ではないため、無理にいきんだり緊張するとかえって体力を消耗するため要注意です。

いきんで赤ちゃんを分娩

子宮口が十分に開くと、分娩室に移動します。ここでは理性的にいられる妊婦はほとんどいません。そのため助産師や医師の声に耳を傾け、身体を委ねるようにしてください。

基本的にいきむ時も休む時も、医師や助産師が声をかけてくれます。そのためただその声に従えば問題ありません。プロを信じて、分娩に挑んでください。

赤ちゃんと対面し出産終了

激しい痛みや苦痛に耐えれば、赤ちゃんと対面することができます。赤ちゃんを分娩したときの喜びや恍惚感は、例えがたい感情とよく言われます。

その間も胎盤の分娩を行います。すべての分娩が終了し、赤ちゃんと対面できれば出産は終了です。

陣痛から出産までの痛みの程度はどれくらい?

間隔の長い陣痛「お腹が不規則に軽く張る痛み」

自宅で感じる間隔の長い陣痛は、よくお腹が張る感じと例えられます。

痛みが微弱であるため、気づかない妊婦も多いようです。そのような小さな痛みから徐々に強くなる陣痛は、陣痛の間隔が縮まるまで12時間から14時間続くといわれています。

まだ普通に生活できるレベルであるため、この間に家事や入浴・入院の準備を済ませ体力や気力を万全に整えておきましょう!

5分から10分間隔の陣痛「規則的で辛い生理日のような痛み」

陣痛の間隔が10分程度に縮まってくると、明確に痛みを感じるようになります。人によっては生理痛のような下腹部の痛みを感じるようです。

この程度の痛みであれば、まだ活動できる範囲になります。そのため病院に向かったり緊張をほぐす行動をとったりすることも可能です。この段階で緊張してしまっては、体力が持たないためゆったりと過ごすことが求められます。

2分から5分間隔の陣痛「下腹部の激痛と吐き気や震え」

徐々に陣痛の間隔が縮まり2分から5分ほどになってくると、耐え難い下腹部の痛みが襲ってくると言われています。痛みはこの時徐々にピークへと昇っていくため、その過程で吐き気や震えも伴うことが多いです。

妊婦の中には、痛すぎて自分の感覚でないような感じになる人もいます。浮いているような浮遊感を感じる人も多いようです。この時は痛みを和らげるため、身体を動かしたりリラックスしたりすることが重要になります。

1分から2分間隔の陣痛「耐え難い激痛や吐き気とともに安堵感」

陣痛の間隔がさらに短くなると、痛さはとうとうピークになります。この時は激痛とともに吐き気を感じ、気持ち悪さも頂点です。

しかし徐々に終わりに向かっていく感覚も感じ、軽い安堵感を抱きます。この時は無理をしすぎて体力が無くならないように、助産師の指示に従い行動しましょう。

子宮口全開から出産までの痛み「記憶に残らないほどの強い痛み」

子宮口が全開になったら、とうとう分娩です。この時は必死にいきみたい気持ちと痛さで、記憶からなくなったという人も珍しくはありません。

それほど必死に分娩は行われます。またあとは赤ちゃんが膣を下ってくるため、安心と安堵が溢れてくるようです。痛さといきみたさで理性がなくなりますが、その時も助産師や医師の声に耳を傾けお産に臨みましょう。

陣痛や出産での痛みを少しでも和らげる方法5選

出産をイメージして心を落ち着ける

緊張や不安は、痛みを増強させてしまう原因の一つです。そのため陣痛が始まってもしっかりと出産をイメージし、心を落ち着かせることは痛みを和らげる方法として効果的になります。具体的にどのような過程を辿るのか、夫や家族と確認し不安を取り除きましょう。

誰かに背中をさすってもらう

赤ちゃんが下腹部に下ってくる陣痛では、背中や腰がとても痛くなります。そのため誰かに背中をさすってもらうだけでも、痛みが和らぐため効果的です。特に手持ち無沙汰になる夫や両親にお願いすると、一緒にお産に臨んでいる気持ちになりさらにリラックスできるためおすすめです。

適度に身体を温める

身体を適度に温めることも、痛みを和らげる方法としてとてもいい方法になります。足湯やシャワーを取り入れたり温罨法をしたりと、助産師や医師に確認し身体を適度に温めましょう。また身体を温めることは、リラックスにもつながります。

クッションやボールを使い楽な姿勢をとる

陣痛は姿勢を整えたりボールで背中を押すことで、多少和らげることができます。クッションやバランスボールで姿勢を変えてみることで、赤ちゃんの位置が変わり痛みが和らぐこともあります。またボールを背中に当てると、少し痛みが軽くなるようです。そのため家族や助産師に相談し、適宜取り入れ痛み対策を行いましょう。

しっかりと息ができるように意識する

陣痛の痛みが強くなってくると、息をすることを忘れがちです。そうすると、上手く息ができず痛みが強くなってしまうことがあります。そのため痛みが強くなってからこそ、呼吸に意識を向けて息をしっかり吸って吐くということを行いましょう。そうすることで痛みが強くならずに、酸素を取り入れることもできます。

出産中の男性の役割は?夫でもできること

出産では、夫にできることがなく右往左往してしまうものです。そのため夫が立ち会う妊婦の方は、事前に夫にもできることを把握し、夫に伝えておくこともおすすめになります。

立ち合いまでの荷物の準備

妊婦の中には、急に陣痛が強くなり入院の準備ができなかったという方もいます。そういった場合に、夫は妻の代わりに荷物の準備をできるようにしておきましょう。準備をするためには、日ごろからどこに何があるか知っておく必要があります。夫婦間で物の場所を共有し、いざという時に困らないようにしておくことがおすすめです。

妻の呼吸や痛みへのサポート

病院で陣痛に苦しむ妻に対し、夫は何をしていいか困ってしまいますよね。そういった場合には、呼吸や痛みへのサポートを行いましょう。例えば一緒にゆっくり呼吸をしたり、背中をさすってあげたりすることです。妻に何をしてほしいか確認し、一緒にお産に臨んでください。

妻がリラックスできる環境作り

陣痛や分娩に入ると、妻は周囲の環境に意識を向けることができません。そのため環境を整えることも、夫にできることの一つです。妻が飲める飲み物を買ってきたり物の場所を整えたりと、環境をできるだけ整えリラックスできるように協力することがおすすめです。

まとめ

初めての出産の流れや痛み、夫にできることについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

出産の流れは知っていそうで、実は詳しく知らなかったという人も多かったと思います。出産の痛みだけ見ると不安に感じますよね。しかし出産の目的はあくまで赤ちゃんに会うことです。

赤ちゃんに会えることを楽しみにあまり身構えず、こちらの記事で準備をして出産に臨んでみてください。

*参考
出産までの流れ
https://jp.moony.com/ja/tips/lesson021.html

出産の痛み
https://www.jp.pampers.com/pregnancy/giving-birth/article/childbirth-steps