結婚って意味あるの? 後悔しない為に伝える結婚の9つのメリット・8つのデメリット

結婚はその後の人生を左右する一大イベントです。結婚を意識したとき多くの女性は幸せな結婚生活を思い浮かべるでしょう。

しかし、中には結婚で幸せになれるのかしら?結婚って意味あるの?と迷う方もいるはずです。

結婚してから後悔してもあとの祭りです。後悔しない為に、結婚に悩める女性に向けて
ここでは女性目線の結婚のメリット・デメリットをご紹介します。

あわせて後悔しない結婚をするコツについてもお伝えします。

結婚して良かった!結婚の9つメリット

生涯のパートナーができ安心できる

独身の時は両親や兄弟姉妹といった家族はいても、ある程度の年齢になると人生を共に歩むという感じはなくなってきますよね。

両親との関係でいえば、親は自分たちの老後を見据え子どもの世話にならないようにしようと考えることが多いですし、遅かれ早かれ子離れ・親離れの時期がやってきます。

そういったことを踏まえると結婚のメリットの一つとして挙げられるのは結婚をすると人生において生涯のパートナーができるということです。

共に家族を作り上げていくことができる一体感、生涯どんな時も一人ではないという安心感が生まれます。

日々の出来事を共有する人ができる

どんなに楽しいことがあっても一人ではその楽しさの後に寂しさが生じたりするものです。結婚をして生活を共にする夫ができればそういったことを話を共有することができます。

ちょっとしたことでも誰かと分かち合うことで気分はさらに盛り上がり喜びや楽しさも2倍に感じます。

また、辛いことや哀しみ、怒りといった負の感情は一人で抱え込むと心が押しつぶされそうになってしまいます。

しかし、こういった出来事も共有することで負の感情が和らいだり、自分一人では見つけられなかった打開策が見えたりするものです。

よく結婚式のスピーチでも言われる「楽しさ・嬉しさは2倍に、悲しみ・辛さは半分に」とはよく言ったものでこれも結婚のメリットの一つです。

苦難を分かち合う人がいる安心感

どんなに強い人でも苦難が訪れたときは、その内容が重ければ重いほど動揺し憔悴してしまいますよね。

例えば、急な出費による節約を強いられた時なんかですと、外出すると交際費がかさむから家でひっそりと節約生活なんてこともありますよね。

不思議なものでほとんどの人は苦難に向き合う中で精神的に疲れてくると物事を悪い方向にばかり考えがちになってしまいます。

同じお金がない状況でも夫婦で話し合い励ましあい、わざわざ人に会うために出かけなくても家に帰れば旦那さんがいます。

一緒に節約生活を楽しめる夫婦になれば一人じゃないという安心感がマイナス思考にストップをかけてくれます。

辛いときほど結婚しなければ・・・なんて考えることもありがちです。そんな感情に囚われている方からみれば、これってデメリットなんじゃない?と言いたくなるでしょう。

しかし、夫婦に訪れた苦難を2人で乗り越えられた後には必ず相手に対する信頼感が増します。

信頼できる人がいることは、自分は一人じゃないと実感でき孤独感からの解放という意味で結婚することの大きなメリットの一つであると言えます。

生活が安定する

独身だと経済面、生活面どちらにおいても全て自分でこなさなければなりません。しかし、結婚することで生活の安定が得られることも大きなメリットの一つです。

例えば、経済面においては共働きであれば収入が増え、経済面が安定します。多くの場合、今の日本では女性より男性の方が賃金の設定が高く、結婚して専業主婦になったとしても、自分で働いていた時よりも家庭としての収入は増えることの方が多いです。

恋人がいてもお互い居住が別であればそれぞれに固定費がかかってきます。でも、結婚し一緒に住めばそういった固定費の負担は半分になります。

食費についても一人分の自炊は買った食材を使いきれずに結局捨ててしまわなければならなくなり実は不経済だったりします。そういったことも、結婚し家族ができれば無駄なく使うことができ節約に繋がりますね。

一昔前、家事は女がするものだ!といった封建的な家庭も多かったでしょうが、今の時代、家事や育児についてもきちんと話し合い分担すれば生活面でも負担が減ります。

さらに独身だと仕事関係や友人からの誘いがあると気を悪くさせず断る理由もなく財布も身体も無理して付き合いをすることもあるでしょう。

しかし結婚すると、「家庭がある」ということを武器に相手に気を悪くさせず誘いを断ることが出来ます。それによって、人づきあいで乱れがちな生活リズムも安定させることができます。

安心して子供を産み、育てることができる

女性にとって妊娠・出産はライフステージの大きな変化となります。妊娠すると仕事に制限がかかり後期から出産後はしばらく育児に専念することになります。

昨今では一人で出産・育児を乗り越えるシングルマザーを選択する女性も中にはいますが、経済力、精神力が求められます。

女性には母性という本能が備わっています。子どもを産み、育てることは多くの幸せをもたらします。妊娠中から安心して出産・育児に備えられることは結婚の大きなメリットの一つです。

親を安心させられる

ある程度の年齢になり、周囲が結婚していくと両親は「あなたもそろそろ誰かいないの?」とまくし立ててきます。ひどくなると親戚を巻き込みお見合い騒動なんことも・・・

両親からすれば自分たちがいなくなった後、子どもが一人取り残されてしまわないかという心配や孫の顔が見たいという欲求からで当然の行動でもあります。

しかし、言われる方からすればかなりのプレッシャーになることもありますよね。結婚をすることでそういったプレッシャーから解放され両親を安心させることができます。

世間体が良くなる

日本ではまだまだ独身は半人前という印象を持たれることが多いです。どちらかというとこのメリットは男性が社会生活で実感することが多いようですが、女性にもこのメリットは当てはまります。

周囲が既婚者ばかりの職場等では「独り身なんだから自由でいいわよね」と意味のない上から目線に悩まされた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

年齢を重ねるにつれ、仕事をきちんとこなしていても自分なりに私生活が充実していても「あの人が結婚できない何か問題があるんじゃない」と不愉快な陰口を叩かれることもあります。

いかがなものかと思うこの風潮ですが、現実的に独身は人間として半人前と思われる人がまだまだ多くいるのが今の日本です。結婚によりこういった雑念から解放されるのもメリットの一つです。

配偶者控除が受けられる

結婚すると相手の扶養に入ることが出来ます。相手が普通に仕事をしていて納税していれば、扶養になると「配偶者控除」を受けることが出来ます。

配偶者控除とは配偶者を扶養にしている納税者の所得税の一部が控除されます。つまり支払う税金が少なくなる、というものです。

共働き家庭であっても、扶養に入った妻の収入により「配偶者特別控除」という控除を受けることが出来ます。

この「配偶者控除」とは役所にきちんと婚姻届けを提出し夫婦と認められてこそ受ける
ことができるもので同棲カップルでは生活を共にしていても受けることはできません。

生命保険の受取人になれる

実は生命保険の受取人については保険者本人が希望すれば誰でもなれるというわけではないのです。多くの保険会社は保険金の受取人は保険者の2親等以内の親族と定めています。

その中でも優先順位があり特に指定がない限り配偶者は法定相続人の第一位となり死亡保険金の受取人としても上がってきます。

同棲カップルや内縁関係の方が、生命保険の受取人になれることもありますが面倒な手続きや承認を得ることに多大な時間と労力がかかります。

結婚する時に相手が死亡した後のことを考える方はほとんどいないでしょうが相手の死亡後も自分は生きていかなければなりません。これは自分が相手より先に死亡してしまった場合にも言えることです。

きちんと婚姻届けを出し、夫婦と認められた関係だからこそ、残されたパートナーが生活に困窮することなく生きていける方法を遺せる、遺してもらえるというのは結婚の大きなメリットの1つと言えるでしょう。

こんなことなら結婚しなきゃよかった…結婚の8つのデメリット

ここまで、結婚のメリットについてお話してきましたが、結婚はメリットばかりではありません。ここからは、結婚のデメリットについて詳しくご紹介していきます。

仕事に制限がかかる

女性の場合、多くの人は結婚によって仕事の制限を強いられることがあります。まだまだ日本では、家庭は女が守る、女は結婚すれば家に入れといった風潮があります。

結婚相手とは結婚後もお互い仕事を今まで通りしていこうという話が出来ていても、相手の両親や親戚といった外野がそうはさせてくれないことも少なくありません。

独身時代は自分さえ良ければ仕事に没頭することもできましたが、結婚すると相手のことも考えなければなりません。相手が帰ってくる頃に合わせて帰宅しないといけなかったり、家事もあります。

さらにもう一つ、結婚すると次のステージとして女性には妊娠・出産・育児が待っています。女性として母になることはとても喜ばしいことですが、今仕事が上手くいっている、キャリアアップのチャンスが到来しているといった時に妊娠・出産となるとどうしても諦めざるをえない時期が訪れます。

結婚すると必ず子どもを持たなければならないというわけではないのでこれはすべての夫婦に当てはまるとは言えませんが多くの兼業主婦は仕事のキャリアと母になることの狭間で悩みを抱えることになるのが実情です。

自由にお金を使えなくなる

独身時代は自分で稼いだお金は全て自分の采配で使うことが出来ましたが、結婚するとそうはいかなくなります。

相手と自分の収入が共有できる分、今までは自分で決めれていた大きな買い物も相手に相談してからとなる場合が多いです。

特に専業主婦になると、無給で家事をこなしているにも関わらず、夫の収入だからと自分の出費に引け目を感じてしまうこともあります。

また、結婚すると将来を見据えた貯金や出費も増えます。そうすると、余計に自由にお金を使うということが難しくなります。

家事や育児の負担が大きく、自分の時間が減る

結婚後の仕事についても少し話しましたが、結婚は相手と生活を共にすることです。独身時代は寝るのも起きるのも出かけるのも帰るのも自由ですが、結婚するとそうはいきません。

相手が帰ってくる頃には帰宅し、家事をしなければなりません。相手の体調や予定に合わせて予定を組むことも求められます。子どもができればさらに自分の時間は減ってしまいます。

最近は育メンという言葉ができるほど、家事や育児についてうまく分担できている家庭も増えてきていますが、まだまだ家事や育児は女性におまかせという男性も多くいます。

結婚した相手がそんな男性ならこういったデメリットもあげられます。夫や子供のために自分の時間を注ぎ込むことを幸せに思う女性もいますが、自分のペースを大切にしている女性からいえば、これはとてもストレスになりますよね。

親戚づきあいが増える

結婚とは本人同士だけの問題ではありません。両家の親類縁者にとっても重要な問題です。相手の実家にいくだけでも少なからず気を使うのに、親戚まで登場となると煩わしく思うことだってあるでしょう。

親戚が多くなると様々なしがらみがあり、それに巻き込まれかねないというリスクもあります。

大きな出費が増える

結婚となると結婚式にまず大きなお金が動きます。その後も、親戚付き合いでかかる出費、出産にかかるお金と独身時代より出費はかさむ傾向にあります。

また、結婚生活が長くなれば家族が増えることが想定されマイホームやファミリーカーの購入といったまとまった出費がかさんできます。

日々の生活でも生活費の増大や子供の教育費といった出費が出てきます。

我慢や妥協を求められることが増える

ただの恋人同士や同棲カップルなら相手の嫌なところが見えると別れることが出来ます。ただ、結婚してしまうと簡単に離婚というわけにはいかないのが現実です。また、子供ができればさらに離婚は難しくなります。

残念ながら人は変化する生き物です。結婚すると結婚前にしてた話と違う、相手がどんどん変わってしまうということを感じる場面も多々あるでしょう。

それでも離婚には精神的にも生活的にも大きな決断が求められ、恋人関係だった時のように簡単に別れるわけにはいかなかくなります。そうすると、我慢や妥協を求められることが増えるというデメリットが生じます。

価値観の違いによるストレスが生じる

生まれも育ちも違う2人が結婚して生活を共にするわけですから、必ず価値観の違いを感じることがあります。

その価値観の違いによって、自分とは違う考えを聴き、考え方を変えられる機会になることもあるでしょうが、多くの場合は価値観の違いにストレスを感じ喧嘩になりますよね。

喧嘩をすることも価値観の違いに日々さらされることもストレスでしかありません。価値観の違いはあって当たり前のことですが、それによるストレスが結婚のデメリットと言えます。

女性は社会からの断絶を感じる

結婚前はバリバリ働き友人と遊びに行き充実した生活をしていた人ほど感じるのが、ここで上げる社会との断絶を感じるというデメリットです。

結婚により専業主婦を選択する方もいます。また結婚後すぐは独身時代と変わらず働いていても妊娠・出産すると、仕事を辞めそれまで交友関係があった人と疎遠になっていってしまいます。

しかし、旦那様は結婚後も変わらず今まで通り仕事をし交友関係に大きな変化はない場合がほとんどです。そんな時に自分だけが社会から離れていってる・・・と社会からの断絶を感じてしまうことがあります。

後悔しない結婚をするための3つコツは?

ここまで紹介してきた内容により、結婚にはメリットもデメリットもつきものだということがおわかり頂けたかと思います。

結局、結婚てどうなの?と思う方もいるでしょう。最後にここでは後悔しない結婚をするためのいくつかのコツをお伝えいたします。

勢いで結婚を決断しない

結婚は一生を左右する決断です。相手を愛するあまり気持ちが盛り上がり勢いで結婚を決断してしまいそうになるでしょうが、まずは一呼吸おいて夫婦として一緒に歩める人か相手をもう一度見つめ直してみましょう

何でもしっかりと相手と向き合い話会う

2人の問題は自分一人では解決できません。言いにくいことでも相手としっかり向き合い、話し合うことが大切です。

今回挙げたデメリットのうち、「家事や育児の負担」「価値観の違い」「我慢や妥協」といったことは相手としっかりと向き合い話をすることで解消されるものでもあります。

親しき仲にも礼儀あり!相手を愛する気持ちと敬う気持ちを忘れずに!

夫婦になり家族だからと何でも許されるわけではありません。結婚を決断する時も、その後も後悔しない結婚生活を続けるためには相手を愛する気持ちと敬う気持ちを忘れないということです。

恋人でいる頃とは違い、夫婦となり家族の一員となるとどうしてもドキドキ感が薄れ相手の愛情が薄まったと感じることが増えてきます。

でも、言い換えればそれは男女の愛情だけでなく信頼や家族としての一体感という新たな絆ができているのです。

お互いに相手を尊重し感謝の気持ちを折々に言葉や態度で示すことができれば、幸せな結婚生活が待っています。

以上を踏まえると、後悔しない結婚をする為には自分のモチベーションとお互いに思いやる気持ちが大切だと言えます。

メリットやデメリットだけで結婚を考えるときっと結婚したことを後悔してしまいます。
結婚の幸せは与えられるだけのものではうまくいきません。

自分の人生を自分だけで歩むだけでなく相手の人生もひっくるめて全てを分かち合えるということが結婚の幸せであり、そこに結婚の意味があるといえます。