離婚するときの注意点!慰謝料は?養育費は?実体験をした私が赤裸々に解説

バツイチやシングルマザー・ファーザーは、それほど珍しくない世の中となってきています。結婚するときには、「こんな日が来るとは思わなかった……」と思っていることでしょう。

また、離婚のリの字もないご夫婦も、「ウチは大丈夫!」と思っているでしょう。

そんな円満な夫婦も油断はしないでください!離婚は突然やってきます。離婚を経験した私が赤裸々に解説をしていきます!

私が離婚に至った理由

私が離婚をしようと決断したきっかけからお伝えすると「保育料が高かったから」という、炎上必至の理由からです。「え、何それ」と思うでしょう。でも直接の離婚理由はそこにあります。

当時の旦那さんは友達と妙な仕事をしており、ほぼ収入がゼロでした。そこで私が働きにでたのですが、保育園に預けることにしたときに保育料を聞いてびっくりしました。

夫婦がそろっている場合、世帯収入に関係なく全額支払わなければいけなかったんです。もう15年以上も前の話なので、今は基準が変わっているかもしれませんが、パートで稼ぎに出た身としては、保育料を支払ったら生活費が本当に雀の涙のほうがマシ!というような金額だったのです。

離婚をすれば、保育料が免除になる……収入ゼロの旦那さんが本当に必要なのか考え始めました。そして離婚届を突き付けたのです。なかなかハンコはもらえなかったですけどもね。

慰謝料はどうする?貰う・貰わない?金額は?

私の場合、慰謝料はなしで離婚をしました。理由も理由でしたので。特に裁判や弁護士さんなどに入っていただくこともなく、離婚届へのサインだけで離婚をすませました。

元旦那の収入がほぼゼロだったこともあり、「言っても払ってもらえない」という気持ちと、保育料の支払いをなくすだけでも私的には金銭的に楽だったからという理由もあります。

ただし、離婚する背景は千差万別です。

相手が浮気をした、身体的・精神的・経済的DVをされた、セックスレスになった、愛情がさめた、など夫婦の数だけ理由があります。とにかく早く今の配偶者と別れたい場合は、慰謝料無しで即刻別れるという方法をとればいいと思います。

もしあなたが専業主婦で収入が全くないなどの場合は、当面の生活費を考えなければいけません。相手方の不倫などで離婚をする場合も慰謝料を確実に取れますので、しっかりと慰謝料を請求しましょう。

弁護士にも間に入ってもらえれば最高ですが、弁護士費用なども掛かりますので、まずは無料の法律相談などを活用して経済的に困窮することのないようにしてくださいね。

慰謝料の相場はその人の精神的・経済的苦痛に対する金額になりますので、あまり嬉しくありませんが、苦しんだ分高くなります。この辺りは弁護士さんを入れて判例や相場を聞いて決めていきましょう。

子供がいる場合は養育費をもらいましょう。子供の権利です!

お子さんがいる場合は、必ず養育費をもらう手続きを踏んでください。早く離婚をしたいからといって、養育費もゼロで離婚してはいけません。

養育費は子供の権利となります。払ってもらえないかもしれないからと、私は養育費ももらいませんでした。ここは今でも後悔をしている部分です。

子供は考えているよりもお金がかかります。学費はもちろん、部活動の強豪校に入れば遠征費なども考えなければいけません。

大学まで公立校に通ったとしてもです。それ以外にも、入学・卒業は準備をしておくことで対処できますが、こまごまとした出費も常にありますのでそれを考えると、しっかりと毎月いくらと額を決めて相手方にも協力をしてもらいましょう。

養育費をもらう期間は、相談の上決められます。高校卒業や大学卒業まで、20歳までなど、二人の子供のことなので、しっかりと決めて、子供に経済上での勉学の不自由がないようにしていきましょうね。

慰謝料や養育費だけじゃない!離婚時に決めること・やることはたくさん!

離婚の際に決めなければいけないことはたくさんあります。

財産分与

財産分与は大きな項目の一つですね。結婚をしてから築いた財産は夫婦の共有財産になる、というのは有名です。土地家屋や預貯金、家財に至るまで、しっかりと分けましょう。主夫・主婦の方はとても大事な項目になります。財産はあってもなくても揉める原因になりますので、これ以上揉めないようにするために弁護士を入れるといいでしょう。

名字変更

離婚後には、姓をどうするか決めなければいけません。結婚時の姓のままでいくのか、それとも旧姓に戻すのか、しっかり考えておきましょう。

旧姓に戻したい場合は離婚から3か月以内に手続きを行いましょう。離婚届を提出するときに「旧姓に戻します」と手続することも可能ですので、決めている方は一緒に手続きを済ませてしまうのがいいでしょう。

3か月を過ぎてしまった場合はもう戻せないのか、というと、そういうことはありません。裁判所に行って申し立てを行うことで、旧姓に戻すことができます。この手続きは非常に面倒で、「旧姓に戻したいしっかりとした理由」を準備することなど、離婚後3か月以内に手続きするよりも圧倒的に手間もお金もかかります。

また子供がいる場合の子供の姓ですが、親権をとった人が旧姓に戻した場合、子供の名字も旧姓にしたい場合は別途手続きが必要になります。自動で親権者と同じ名字にはならないということに注意が必要です。

また名字を変えると、運転免許証や銀行など、様々な場所で改姓の手続きをとる必要があります。こちらは戸籍が出来上がってから戸籍謄本などを持って変更の手続きを取りましょう。

私は、改姓の手続きをとるのが面倒で、婚姻時の名字を名乗っていましたが、子供が小学校に入る年齢に裁判所に行って旧姓に戻すことを決断しました。

とにかく面倒で、お金もかかり、書類提出から許可が下りるまでに時間がかかった記憶もあります。離婚時にどうしたいのかをしっかり決めておくとよいでしょう。

生活環境

DVなどで離婚をした場合はお互いの居住区に近寄らないなどを取り決める、子供との距離感をどうするのかなど、生活範囲に関する取り決めも弁護士などの第三者を交えて決めておきましょう。

子供に何かあった際の緊急連絡先を配偶者にしている場合も学校への連絡が必要です。災害などで親権者と連絡が取れない場合も想定して、そうなった場合の協力具合なども決めておくといざというときにスムーズです。

会社勤めをしている方は、会社への報告も必要になります。社会保険などの手続きが必要です。離婚はどんな場合でも精神的な苦痛が伴います。

リラックスできる場所や、ゆっくり休養をとれる場所、ストレスの発散場所を見つけるなどして、自分自身の安定を図れるようにしてくださいね!

離婚は後ろめたいことじゃない! 希望に向けてしっかりと歩き出そう!

離婚は後ろめたいと考えている人もいるでしょう。しかし結婚は生活です。一緒にいたいと思えない人と過ごしていくのはとても苦痛です。

自分のためにも、子供がいる場合は子供さんのためにも、どうすることが最適なのかをしっかり話し合って、今後を決めていただきたいと思います。

私は離婚から15年以上たっていますが、今、幸せに暮らしています。大変だったことがないとは言いませんが、離婚という決断をしたことは間違っていないとはっきり言えます。離婚を決めたら、前向きに考えて、より良い未来のためにしっかりと行動していきましょうね!