恋愛は脳のバグ!?脳内物質の異常によって”好き”の感情は引き起こされる!?

  • 2020年8月11日
  • 2024年8月19日
  • 片思い

誰しも一度は恋愛で周りが見えなくなってしまったという経験があるのではないでしょうか。実はこれはあなたの性格や考え方が悪いのではなく、人間なら誰にでも起こってしまう【脳のバグ】なんです。

今回はそんな「恋愛は脳のバグ」といったテーマで脳内物質などを踏まえて脳科学の視点から解説していきます。

この記事を読めば恋愛で周りが見れなくなることがなくなり、恋愛で失敗する可能性も低くなりますよ!

恋愛は脳のバグ!脳内物質が関係してる!?

恋愛中の脳では、通称恋愛ホルモンと呼ばれるものが放出されて、周りが見えなくなってしまうわけです。

そのため、

  • 「あんな男辞めておいたほうがいいよ」と言われても聞き入れない
  • 「どうしてあんな人と付き合ってるの?」と聞かれても悪いところが分からない
  • 別れてから「どうしてあんな人と付き合ってたんだろ…」と考えてしまう

といったことが起こります。もしかしたらあなたも経験あるかもしれませんね。これら全ていわゆる脳のバグ状態で、脳内物質が放出されて判断能力が低下しているせいで起こっています。

しかし脳内物質が放出されると事前に分かっていれば、相手を見誤ると行った失敗をする可能性は低くなります。脳に翻弄されずにしっかりしたいい男を捕まえるためにも理論的に恋愛について把握しておきましょう!

恋愛と関係がある脳内物質7選

では恋愛と関係がある脳内物質について解説していきます。恋愛をすると多くの脳内物質が反応し動き出すのです。ここでは主に恋愛と関連性の深い脳内物質7つについて解説していきます。

ドーパミン

恋愛をすると脳からドーパミンがドバッと分泌されます。ドーパミンは野望や報酬のホルモンと言われており、恋愛をする上で以下のような感情を抱くのはドーパミンの発生によるものと考えられます。

  • あの人を見ると胸が苦しくなる
  • デートをするとキュンキュンする
  • もっとあの人のことを知りたいと思う

いわゆる気持ちの高まり、恋愛感情の発生要因となっているのです。またドーパミンは一度出ると「もっとドーパミンを出したい」と考えるようになります

この感情の働きにより恋愛をする上で「もっと会いたい」「もう少し声が聞きたい」という満たされない感情を感じることがあるのです。

しかしながら、実はドーパミンという物質は3年間しか分泌されません。そのため科学的に見ると恋愛の寿命は3年間とされており、それ以降はドーパミンによる気持ちの高まりが訪れない傾向にあるのです。

マンネリやセックスレス といった問題が生まれるのもこのドーパミンが止まってしまうことも要因の1つでしょう。

アドレナリン

やる気が出ている時に「アドレナリン出てる」とよく言ったりしますが、恋愛をしている時もアドレナリンは分泌されています

  • 好きな人を見るとドキドキする
  • 話している時心拍数が上がる

といった身体の変化はアドレナリンによるものでしょう。アドレナリンが出ることにより興奮や緊張状態を引き起こすため、好きな人と会った時に冷静でいられないと思うのはこのホルモンが影響しているです。

セロトニン

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれる物質で、ストレスに対して効果があり、メンタル低下を防ぐのに役に立つ物質です。

恋愛をするとドーパミンやアドレナリンはたくさん分泌されますが、ドーパミンやアドレナリンの過剰な増加はセロトニンの分泌を抑制させる効果があります。

恋愛初期に気持ちが不安定になったことがある人は割と多いのではないでしょうか?これはドーパミンやアドレナリンといった気持ちの高ぶりを左右するホルモンが過剰に反応したためにセロトニンの分泌が少なくなっているせいなのです。

セロトニンが少なくなると…

  • 不安で不安でたまらなくなる
  • 食欲がなくなって喉を通らなくなる

といったことになってしまいます。

ある程度恋心が安定し気持ちの高ぶりが過剰にならなくなってくるとセロトニンの抑制もなくなり、不安定な気持ちから解消されます。恋愛初期にメンタルが不安定になるのはセロトニンが少なくなっているせいと知っておくと自分自身でコントロールしやすくなるでしょう。

オキシトシン

オキシトシンは「恋愛ホルモン・母性ホルモン」とも呼ばれていて、愛や信頼を強くする物質です。

  • 一緒にいたいと感じる
  • 人への信頼感が増し優しくなれる
  • 愛情表現が強くなる

といったこれらの変化は「オキシトシン」によるものです。またオキシトシンが分泌されているとストレスが減り、喧嘩も減るといった効果があります。

このオキシトシンは主にスキンシップやセックスで多く分泌される傾向があり、相手を近くに感じられるからこそ愛情も高まるのでしょう。

エストロゲン

恋をすると綺麗になるといいますが、これは「エストロゲン」が分泌されているためです。エストロゲンは別名女性ホルモンと呼ばれていて、身体のラインや肌のなめらかさなど若さと美しさに関係している物質です。

恋をすると綺麗になるというよりかは「恋をしてエストロゲンが分泌されるから綺麗になる」ということに繋がるのです。

エストロゲンは女性らしさに磨きをかけてくれるのでこの機会に自分磨きを取り入れることで効率よく美しくなることができるでしょう。

恋をすると綺麗になる仕組みについてこちらの記事でもご紹介しています▼

フェニルエチルアミン

フェニルエチルアミンは「恋に落ちる瞬間に分泌される物質」と呼ばれています。フェニルエチルアミンは「不安や緊張時」によく分泌されます。

つまり一緒に怖い思いをすると恋に落ちやすくなると言われる「吊り橋効果」は、このフェニルエチルアミンが関係しているわけです。

上手くフェニルエチルアミンを分泌させるような体験、経験を共有できれば気になる人との距離もぐっと縮めることができるでyそう。

テストステロン

テストステロンは「男性ホルモン」とも呼ばれていて、テストステロンが分泌されると体が引き締まり、男らしくなります。

女性は恋をすると綺麗になる(エストロゲン)と言われますが、男性は恋をするとテストステロンが分泌されてかっこよくなります。ちなみに女性はこのテストステロンのレベルが高い男性を魅力的に感じる傾向があります。

あなたが恋をしている理由はもしかしたらテストステロン値が高いことかもしれませんね。

脳のバグに惑わされないためには?

恋愛をして、脳内物質が活発化したり過剰に分泌されると「判断能力」が低下します。恋は盲目と呼ばれるのはドーパミンやアドレナリンが分泌されるせいで、好きな人のことしか考えられなくなり、周りが見えなくなってしまうからです。

周りが見えなくなると正常な判断ができなくなります。では正常に判断するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは脳内バグに惑わされず冷静に判断するための対策についてご紹介します。

あらかじめ脳内物質により気持ちの高まりが起こることを把握しておく

自分がなぜ今このような状態に陥ってしまっているのか、脳内物質のせいだと理解しておくことで状況を冷静に受け入れることができます。

また脳内物質により今は冷静な判断ができていないと理解できれば勢い余って行動してしまい後悔した……というリスクも軽減できるでしょう。

まずは自分の状況をしっかりと理解して、その上で対策を練っていくことで恋愛が与える脳内のバグ状態と上手く付き合っていくことができるでしょう。

感情のままに行動せず一呼吸おく

気持ちの高ぶりが大きいとき、すぐにでも会いたい!すぐにでも彼と一緒にいたい!と冷静な気持ちを保てない場合があるでしょう。

しかしその勢いのままに行動するのは後々に後悔をうむことになりやすく、自分本位な行動となりがちです。

気持ちが抑えられない時こそ会えて一呼吸。深呼吸をして他のことを意識してみるのも良いでしょう。そうすることで冷静な判断が下せるようになるため勢い余った行動で相手に迷惑をかけることもありません。

恋愛は自分の気持ちだけでなく相手の気持ちも配慮しなくてはいけません。気持ちの高まりがある時に必ずしも相手が同じ気持ちだとは限りません。

相手の状況などもしっかりと配慮して行動ができるように、勢いで自分の気持ちばかりを押し付けないように、敢えて時間をおく必要があるでしょう。

周りの人の意見に耳を傾ける

前述したように脳内バグが起きている状態では周りの意見など耳に入らない、もしくは批判的に聞いてしまうという人が多いです。

しかしそこはあえて一度相手の話に耳を傾けてみましょう。その時は理解できなくても、周りにはどんな意見を持っている人がいるのか把握しておくことも重要です。

特に親しい友人であればあなたの性格や傾向をわかって話を聞き、アドバイスをくれるはず。気持ちが舞い上がっている時こそ、一度周りの声に耳をかたむけることで、冷静な自分を取り戻すきっかけとなるでしょう。

脳のバグと上手く付き合って素敵な恋愛を!

恋愛の色々な感情が脳内物質で説明できるのがすごいですよね。この恋愛と脳内物質の関係性を知っておけば、恋愛に惑わされることが少なくなる上に、本当に素敵な男性をGETできる可能性も高くなります。

ぜひ参考にして活用してみてくださいね!