ジムの代わりに女風でセクササイズ…女性用風俗の利用が爆増する意外な理由

昔と比べると確実に需要が高まっている女性用風俗。それを証拠に、都会だけでなく地方にも店舗数が爆増しています。今回は、女風ユーザーにインタビュー取材したリアルな生の声をお届け。

なぜ女性用風俗を利用するのか――そこには、女性なら誰もが抱えがちな悩みが大きく関係し、きっかけとなっていることがわかりました。女性用風俗を利用したことがある人もない人も、きっと共感できる部分はあるはず。

男性向け風俗と比べてまだまだ表に出てはいないものの、水面下で確実に利用者が増えつつある女性用風俗になぜ女性たちは足しげく通うのか、内情に迫ります。

旦那とはセックスレスだけど性欲はある

今回お話を伺ったのは、普段女性用風俗で性感マッサージのモニターをしているという都内在住の30代専業主婦Aさん。小学生のお子様もいるとのことですが、女風に通うようになった経緯や現在についてお聞きしました。

――まず女風を利用するようになったのはいつ頃からですか?

今から2年ほど前です。ちょうど子供が小学校に入ったタイミングでした。

――きっかけは何ですか?

今でも忘れませんが、最初に思ったのは「イケメンな男の人と不倫以外で遊ぶことってできないものかな~」です。(笑)もっというと、女として見られたかった、男性にちやほやされたかったんです。当時から私たち夫婦はレス状態でした。私自身、子供ができにくい体質で、本当は兄弟をつくってあげたい気持ちがあったのですが、なかなか二人目が授からなくて…そのうち夜の営みがしんどくなってきたんです。多分主人もそんな気持ちがあったと思います。「好きだからセックスしたい!」ではなく「早く子供を作らないと」という焦りから、いつしかセックスが義務のように感じていました。女風を利用し始めた2年前は、レス歴1年ほどでした。でも、一人エッチはしていたんです。排卵日ぐらいになると性欲は強くなる。だからといって主人を目の前にしても「セックスしたい」とは思わなかったんですけどね…

――主人にだけ性欲が湧かないのは、既婚女性あるあるですよね

やっぱりそうですよね。子育てしている女性は皆一度は悩むことなんじゃないかな?って思うぐらいに、子供が生まれてしばらくしてからレスになる夫婦はよく聞きます。自分が働いていたり、ほかに没頭できる趣味だったりがあったら、また違ってたのかもしれません。

――専業主婦だったのも大きい?

はい、主婦もいろいろすることはありますが、我が家は子供も小学校に行くようになり、平日は基本私一人なので、日中ぼ~っとするタイミングってあるんですよ。もちろん子供が幼稚園のときもそのような時間がありましたが、やっぱりその頃は主人との関係は今よりも悪くなくて、寂しい思いになることはなかったです。もし私が日中会社で働いていたら、その間は物理的に無理じゃないですか。多分主人とレスになっても働いていたら、確実に今の女風生活はしていなかったと思います。

――女風の存在は知っていたのですか?

いえ、知りませんでした。「若い男性と遊びたい!でも不倫は嫌!」そんな願いを叶えてくれるサービスってあるのかな?とネットでいろいろ調べていました。「若い男性と遊ぶ サービス」とかでよく検索していましたよ…(笑)そうやって女性用風俗にたどり着いた感じです。男性セラピストによる性感マッサージの存在を知って、なにげなくサイトのセラピスト写真を見たら、ずら~っと出てきて。しかも皆イケメン。「これだ!」と思いました。各セラピストの紹介で「安心して身を委ねてください」とか「最高の時間を過ごしてください」といったメッセージを読むたびに「早く体験してみたい~」とウズウズしていました。

――寂しい気持ちを埋まるために女風を利用する女性は多いですが、それですぐに予約を取ったのですか?

旦那の出張日に合わせて予約を取りました。確実にバレないために。(笑)やっぱり風俗を利用することって夫に言えないじゃないですか。私は外で長時間デートするより、室内でひたすらイチャイチャしたかったんです。既婚者なので、外だったらもしも知っている人に見られたら…という思いもあったんですけど…

美容から遠ざかっていた生活が一変

Aさんは、女風を初めて利用する当日に合わせて、洋服を購入し、メイクにかけた時間もいつもの倍以上だったといいます。

――初めて利用したときの感想を教えてもらえますか?

日常生活でしばらく感じていなかったドキドキを最初から最後まで感じていました。もう「最高」の一言に尽きます。容姿端麗な男性がこんな自分に、常に笑顔で、優しくエスコートしてくれるのですから。セラピストさんにとったら仕事なので当たり前なんですけど…イケメンで中身も伴っているうえに、性のテクニックも完璧。ドキドキ感を例えるなら、初デートのときの感覚といいますか…「これ一回きりで終わることできないな…」って強く思ったのを覚えています。

――それから今に至るまで定期的に利用しているんですね

はい。セラピストさんは、テクニックや見た目も完璧なのですが、性の悩みも相談に乗ってくれるんです。これも私にとってはかなり救われました。一時期、同じセラピストさんを指名していたのですが、「どんどん綺麗になってるね」って言われて…セラピストさんは私が喜ぶように、サービスで言ってくれたのだとは思うのですが、本当に気分が上がりました。女風を利用する日、メイクや服を選ぶとき、明らかに鏡の前にいる時間が増えているんです。こんなに身なりに気を遣うのはいつぶり?って感じです。でも、女風って決して安いわけではないじゃないですか。なので、半年ほど前から「モニター」として利用し始めました。

――でもそれだけメイクやファッションが変わったら旦那さんやお子さんに勘付かれませんか?

はい、確実に勘付かれると思います。でも実は、見せてません。女風は、旦那と子供が仕事や学校中に利用しているので、子供が帰ってくる前に帰宅するようにして、ある程度メイクを落として、普段着に着替えています。

――すごい…!セラピストに良く思われたい気持ちが結果的に美容開花につながったという感じでしょうか?

はい。旦那と付き合っていた当初はやっぱり身なりに気を遣っていましたからね。今では考えられないですよ。(笑)でも、女性なら皆そうだと思うんです。好きな人や気になる人、イケメンに会うってなったら、ちょっとでも可愛く見られたい気持ちが働いて、ファッションやメイクもいつも以上にはりきると思うんです。女性用風俗に関するある記事を読んで知ったのですが、女性がオーガズムを感じたとき、美容効果が期待されるホルモンがたくさん出るみたいで。そういうのを知って、なんだかジムに通ってエクササイズしている感覚に近いものを感じたんですよね。

――セクササイズですね。(笑)

そんな感じでしょうか。女風ってセックスは禁止されているんですけど、それ以外で十分なサービスを受けられるので、私は満足です。女風でセクササイズ。(笑)

――実際に自分でもどんどん綺麗になっている感覚はありましたか?

はい、一番大きいのは少しでも可愛く見られるために、メイクやファッションに時間をかける=自分自身に費やす時間が増えたことが大きいです。女風を利用する前よりも気持ちが前向きになりましたし、自信もついたように思います。女風を利用するきっかけこそは、主人とのセックスレスによる寂しさからでしたが、今では自分自身が綺麗になるために女風に通っている感じのほうが強いように思います。

――最後に、これからも女風は利用し続けますか?

はい!理想は、主人に了解を得て気兼ねなく行きたいです!

女風に出会えなければずっと悩み続けていた

今回、Aさんにお話を伺ってみて、最初こそは、旦那さんとのセックスレスから不倫以外でほかの男性に相手してもらいたい気持ちが強くなったことで女風の利用が始まったものの、利用を重ねるごとに彼女の内面に変化が伴っていることがわかりました。

女風の利用によって、いつしか自分に自信が持てるようになり、内面も外見も美しくあり続けたい、という思いが強くなったのがうかがえます。Aさんは女風のサービスを受ける前と受けた後では、かなり心境の変化があったようです。

女風が女性の綺麗につながる直接的な要因ではないにしても、セラピストに可愛く見られたい気持ちが働くのは確実で、それにより結果的に美意識が高まることにつながるのではないでしょうか。