毎日のバスタイムで何気なく使っているヘアトリートメント。リンスやコンディショナーとの明確な違いがわからないまま使っている方も多いはず。
どちらも髪を美しく保つために必要なアイテムだと分かっていても、その違いを知らないと効果的に使うことができません。
トリートメントやコンディショナーの種類を理解して美髪を手に入れたくないですか?今回は、トリートメントの効果や種類、正しい使い方をご紹介します。
リンス・コンディショナーとヘアトリートメントの違いは?
髪を健やかに保つために必要なリンスやコンディショナー、ヘアトリートメント。どれもシャンプーの後に使用しますが、厳密な違いを知らずに使い続けている方も多いはずです。
リンス・コンディショナー、トリートメントの違いを理解すれば、自分の髪には、どのアイテムが必要なのかもわかるようになりますよ!
リンスやコンディショナーはキューティクルを整えるもの
シャンプーとセットで販売されていることが多いリンスやコンディショナーは、毛髪の表面部分にあるキューティクルを整える働きをします。シャンプーをすると頭皮や髪の汚れを洗い流すと同時に、キューティクルが開きます。
水に濡れて開いたキューティクルを閉めて、髪の毛の通りを滑らかにするのがリンスやコンディショナーの効果。
リンスはシンプルにキューティクルを閉めて指通りを良くすることが主な働きです。コンディショナーの中には、ダメージ補修をしながらキューティクルを閉めるものも存在しますよ。
ヘアトリートメントは美容成分が浸透する
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シャンプーの後に開いたキューティクル部分から、美髪成分を髪内部に浸透させ髪質をコントロールしたり、髪の傷みを補修したりするのがヘアトリートメントの主な働きです。
キューティクルを閉める効果がないものもあるため、ヘアトリートメント使用後はリンスやコンディショナーを併用するのがベター。
ヘアトリートメントは放置時間の長さに違いがあったり、入浴後につけるタイプもあったりと、使用順序や種類も豊富です。自分の髪にあったヘアトリートメントを選べば、髪の悩みを効率よく解決することができますよ!
ヘアトリートメントの種類をチェック!
ヘアトリートメントはお風呂の中で使うものだけではありません。自分に合ったものを見つけるためにも、ヘアトリートメントの種類を知っておきましょう!
お風呂の中で使うのが『インバストリートメント』
シャンプーの後の濡れた髪に使うトリートメントのことを『インバストリートメント』と呼びます。インバストリートメントは、傷んだ髪の内部に美容成分をダイレクトに届けてくれます。
どのインバストリートメントを選べば良いのか迷ってしまう時は、髪のダメージの原因を知っておくことが重要です。ヘアカラーやパーマが原因で傷んだ場合は、タンパク質やアミノ酸などの栄養成分が配合されているもの選びましょう。
また、インバストリートメントは、放置時間が長いものや短いものがあるのも特徴です。最近では、ヘアトリートメントを髪に塗って、すぐに洗い流すインバストリートメントも販売されているので手軽に挑戦できますよ!
他にも髪質によってシャンプーと組み合わせて使うインバスヘアトリートメントも登場しています。そのため自分に合ったものを、オーダーメイド感覚で選ぶことができるので理想の髪質に近づくことができますよ。
お風呂上りの髪につけるのが『アウトバストリートメント』
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シャンプーやインバストリートメント、コンディショナーなどで髪を整えた後に使用するのが『アウトバストリートメント』です。基本的には、タオルで髪の水気を吸い取った後の髪に使います。
ドライヤーの熱から髪を守ったり、カラーやパーマの持ちを良くしたりするアウトバストリートメントもあります。アウトバストリートメントには、クリーム・ミルク・オイル・ミストと、さまざまな形状があり、それぞれに特徴があります。
しっとり感が強いクリームタイプのアウトバストリートメントは、毛量が多く髪の広がりが気になる方におすすめです。
ミルクタイプのアウトバストリートメントは、水分と油分のバランスが取れているのであらゆる髪の悩みに幅広く対応できますよ。クリームタイプのアウトバストリートメントを使うと、髪のボリュームが落ちてしまう猫っ毛の方でも使いやすいアイテムです。
髪に潤いを与え、なりたい仕上がりが選べるミストタイプのアウトバストリートメントや、パサついた髪に艶を与え、まとまりをよくするオイルタイプのアウトバストリートメントはダメージヘアの方に人気ですよ。
種類が豊富なアウトバストリートメントの中から、自分に合うものを見つけるのは大変ですが、クリーム・ミルク・ミスト・オイルの形状の特徴を知っておくと、選択しやすくなりますよ!
インバスヘアトリートメントの効果的な使い方
インバストリートメントの効果をもっと高める使い方をご紹介します。
放置時間はどれくらい?
インバストリートメントの種類によって放置時間は違いますが、7〜10分ほど放置するものがほとんど。購入する前に、商品説明をよく読んで選ぶと安心ですよ。
インバストリートメントの場合、髪に浸透する美容成分や栄養成分が決まっているため指定された時間より長く放置しても効果は変わりません。
また、インバストリートメントは長く置きすぎることで、頭皮や髪に油分が多く付着し悪影響が起こる可能性もあるので注意しましょう。
使うタイミングはシャンプーの後
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髪に美容成分や栄養成分を届けるインバストリートメントは、シャンプー後の髪に使用します。
シャンプー後のキューティクルが開いた髪にトリートメントを使うことで、成分を髪の内部にしっかり届けることができますよ。
トリートメントの効果を高めたい方は、トリートメントをつけた髪にシャワーキャップやトリートメントキャップなどをつけて放置するのもおすすめです。
アウトバストリートメントの効果的な使い方
インバストリートメントやコンディショナーの後に使うアウトバストリートメントの効果的な使い方をご紹介します。
種類によって使うタイミングが違う場合もあるので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
髪質でアウトバストリートメントの形状を選ぶとより効果的
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髪質は大きく分けると、剛毛と軟毛という2つのタイプが存在します。
剛毛タイプは、髪にハリ・コシがありボリュームが出やすいのが特徴。キューティクルの枚数が多く、髪内部のタンパク質も豊富です。
軟毛タイプは、髪が柔らかくボリュームが少なく外的刺激に弱いのが特徴。キューティクルの枚数も少ないため、枝毛や切れ毛に注意が必要です。
髪がまとまりにくい剛毛タイプは、保湿力の高いクリームタイプやしっとり感の強いミルクタイプを選びましょう。髪の癖が直らないときは、水分量の多いミストタイプのアウトバストリートメントを併用するのもおすすめです。
ドライヤーの熱やパーマやカラーのダメージを受けやすい軟毛タイプには、外的刺激から髪を守るサラッとした使用感のヘアオイルや、油分量の少ない軽めのミルクタイプのアウトバストリートメントが最適です。
髪にハリ感やコシを与えるボリュームが出るミストタイプのトリートメントもあるので、うまく併用して美髪をキープしましょう。
形状によって使うタイミングが違うので注意!
アウトバストリートメントには、使うべき最適なタイミングがあります。クリームやミルク、オイルタイプのアウトバストリートメントは、お風呂上がり濡れた髪の水分をキープすることに優れているため、タオルドライ後に使用します。
乾いた髪に水分を補給するミストタイプのアウトバストリートメントは、ヘアセット前の寝癖直しや日中の潤いケアとしても使えます。
複数のアウトバストリートメントを活用したい場合は、水分量が多いものから順番に使用しましょう。ミスト→ミルク→クリーム→オイルの順で使えば、髪に水分と油分を同時に補うことができます。
また、アウトバストリートメントを併用する時は、つける位置にも気をつけましょう。ミルクやクリーム、オイルなどのしっとり感が強いものは、毛先や傷みが気になる部分のみに使用するのがおすすめです。
特に軟毛の方は、髪全体にアウトバストリートメントをつけてしまうとペタンとした仕上がりになるので、バランスを見ながら少量ずつ使用すると安心ですよ!
ヘアトリートメントの使い方を知って美髪を手に入れよう
インバストリートメント・アウトバストリートメント、どちらにも正しい使い方や最適な髪質があります。
どちらも種類が豊富で、どれを選んで良いのかわからない時は、美髪のプロである美容師さんや、商品の特徴に詳しい美容部員さんに相談するのもおすすめです。
インバストリートメントの放置時間やアウトバストリートメントの使用順序などを確認しながら、誰もが羨むキレイな美髪を手に入れてくださいね!