セックス時の喘ぎ声や体位など、セックスが終わった後にじんわり汗をかくことはよくありますよね。「セックスはスポーツ」といわれるだけあって、実はセックスもカロリーを消費しているのです。
激しい運動は苦手だけど、セックスは好きという方必見、今回はセックスによる体内消費カロリーをご紹介します。是非、セックスをダイエットの手段として捉えてみてください。
セックスによるカロリー消費と運動効果とは?
健康ブームである現在、カロリーという言葉を日常生活で目にすることは多々あるでしょう。ファミレスのメニューを見る時、コンビニでご飯を選ぶ時、手にとって成分表示を確認している人も多く見受けられます。
また、ダイエットしている方は基礎代謝量を確認する際、カロリーを避けては通れないことでしょう。ここでは、セックスにおけるカロリー消費と、セックスによる運動効果を紹介します。
カロリーの定義とは?
皆さんはカロリーの定義をご存知ですか?カロリー(cal)とはエネルギーの単位の一つで、1calは、水1gを1気圧のもとで1℃上昇させるのに必要な熱量と定義されています。
また、食品に含まれるカロリーを用いるときは、カロリー(kcal)と表記されているのが一般的です。人間が活動するにはエネルギーが必要です。皆さんが呼吸をしたり、歩いたり、セックスする時にも全てエネルギーが発生しています。
これらのエネルギーを得るためには、食品から栄養を体に取り込む必要があります。その際に、自分の基礎代謝よりも多いカロリーを摂取すると太り、一方で摂取カロリーが代謝量に満たない場合は、理論上痩せていきます。
セックスの消費カロリーはどのくらい?
では、セックスの消費カロリーはどのくらいでしょうか。
2013年に報告された、1回のセックスによるカロリー消費量を計測する実験によると、セックス時の平均エネルギー消費量(挿入から射精まで)は、男性では101kCal、女性では69.1kCalということが明らかになりました。
やはり、男性が主体となって腰を振ることが多いため、男性の方がカロリー消費量が多くなっていることがわかりますね。とはいえ女性でも大きなカロリー消費となります。その数値は筋トレ25分間分に相当するほどもあるのです。
セックスは無酸素運動?有酸素運動?
セックスを運動として捉えた時、どのような効果があるのでしょうか。まず、無酸素運動としてのセックスの機能について紹介します。
有酸素運動としての効果
セックス時は主に腹筋、大腿筋、大臀筋を使います。男女問わず「イク」直前は、腹筋に力が入りますよね。
また、大腿筋には、主に大腿四頭筋、ハムストリング、内転筋の3種類がありますが、体を支え、固定する際に大腿四頭筋やハムストリング、足の開閉時には内転筋が強化されます。
有酸素運動としての効果
さらに、大臀筋は女性が腰を動かす際や、男性のピストン運動時に鍛えられます。一方で、セックスは有酸素運動としての機能も備えており、血行促進や心肺機能の向上といった効果もみられます。
以上から見てもわかるように「セックスは無酸素運動でもあり、有酸素運動でもある」が正解になります。
より効果的にカロリーを消費するセックスのポイントとは?
セックスで消費カロリーがあることがわかったけれど、セックスの形はカップルにより様々…どんなセックスをすれば効果的にカロリーを消費することができるのでしょうか?
ここではより効果的にカロリー消費をするためのポイントをご紹介します。
痩せたい女性は積極的に騎乗位を♡
セックスの体位によっても消費するカロリーは異なります。
正常位による消費カロリーは、「男性50kcal、女性31kcal」ほどとされます。女性はほぼ動かないので納得ですよね。一方で、騎乗位による消費カロリーは、「男性40kcal、女性69kcal」ほどです。
女性が男性の上に乗り、女性主体で腰を振る体位であるため、女性の上半身及び下半身の筋力向上が見込まれます。さらに、騎乗位に続くダイエット効果が期待される体位は、対面座位です。
座位というとなんとなく消費カロリーが低い気がしますが、そんなことはありません。「男性28kcal、女性60kcal」と男性は下で女性を支えるため、率先して動く女性に比べ消費カロリーは低く、女性は上で動きながら首への愛撫などを行うため、男性より消費カロリーが高いのでしょう。
よりカロリーを消費したい女性は積極的に騎乗位にトライをしてみましょう!
フェラでもカロリー消費!
セックスには挿入だけでなく、オーラルセックスもありますよね。特に女性の口で男性を気持ちよくさせるフェラチオによる消費カロリーは「48kcal」にも及びます。
ただしフェラの時間や程度にもよリますので、たくさん舌を動かし、咬筋を鍛えながら気持ちよくさせましょう。オーラルセックスであれば生理中など、実際に挿入を含むセックスができないというときでも手軽に愛を深めカロリー消費をすることができます!
相乗効果で◎セックスをするタイミングでさらに痩せよう!
これまでセックスにおける消費カロリーや運動機能の役割を紹介してきました。これらを実践することでカロリーの消費、運動効果を得ることができますが、さらに効果を得たい!という方はセックスをするタイミングを意識してみましょう!
ここでは最も負担なく効果的にカロリーを消費するセックスのタイミングについてみていきましょう!
女性ホルモン「エストロゲン」増加のタイミングが◎
まずなぜセックスをするタイミングによって消費カロリーに違いがあるのか理由を説明しましょう。その鍵は女性ホルモン「エストロゲン」にあります。
理由①性欲が湧きやすい
皆さんは自分の性周期の中で、なんとなく性欲が高まる時期があるのを感じませんか?事実エストロゲンの濃度が高まる時期にセックスを行うカップルが多いという研究結果も出ています。
つまり、「エストロゲンが増えると、性欲が湧き、性行為をしやすくなる」のです。
パートナーからお誘いがあっても「今日は乗り気じゃないけど仕方ない…」なんて日もあるものです。でもノリノリで応じられる時こそ、オーガズムを感じやすく消費カロリーも倍増するでしょう!
理由②食欲が抑制される
女性ホルモンエストロゲンには女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。妊娠や出産に欠かせないホルモンであることはもちろん、美肌効果や自律神経を整える効果、血管・骨・関節・脳など体のあらゆる部分を健康に保つために必要不可欠なホルモンなのです。
そして何と言ってもエストロゲンにはなんと食欲の抑制効果まであるのです。摂取カロリーが抑えられている時に、さらにセックスにより消費カロリーが増えれば効果的にトータルカロリー数を減らすことができますよね!
エストロゲンが高まる月経〜排卵までの間がベスト!
ここまでお話ししたところでじゃぁ実際にエストロゲンが高まる時期っていつなの?と感じた方も多いでしょう。
ズバリそれは月経〜排卵までの間なのです。この時期は女性の体は自然と次の妊娠に向けての準備期間してエストロゲンの作用によって、性欲が高まったり、より女性としての魅力を高めるための動きが活発になるのです。
人間の体ってすごいですよね。つまりこの時期にセックスを行えば効率よくカロリー消費を行うことができるのです!
パートナーと愛し合って健康的に痩せよう!
いかがでしたでしょうか?セックスには愛情を深めるだけでなく、カロリーの消費・運動効果があることから健康維持にとっても欠かせない行為であることがわかりました。
なかなか運動する機会が取れないという女性はパートナーとのセックスをもっと積極的に楽しむことで、手軽に運動効果を得ることができますよ!
パートナーと愛し合って健康的にダイエット効果を経ていきましょう!