セックスの後に起こる吐き気・腹痛・頭痛などの体調不良。いつもなら少し様子を見ようと冷静になれますが、セックス後に起きるとドキッとしてしまうものです。
まさか妊娠したのかな…それとも何か子宮系の病気かも?!セックス後だからこそ体の異変には敏感になるし、不安になりますよね。セックス中はお互い盛り上がってしまって何でも彼のために許してしまいがち。
ですが、自分の体は自分で守るためにも知っておきたい自分の体の事。今回は、セックス後の吐き気の原因と注意点についてまとめました。
セックス直後の吐き気と妊娠の可能性は?
セックス直後だからこそ体と心は敏感です。いつもならあまり起きない吐き気や体調不良があれば脳裏によぎるのが「妊娠」の二文字。
結論からいうと、セックス直後の吐き気は妊娠によるものである可能性は低いです。
ただしあくまでもセックス直後の吐き気と妊娠の因果関係がないというだけであり、妊娠そのもの自体の可能性までは言及できません。
排卵日やセックスを行なったタイミングによるものですので、妊娠の有無が気になる場合は自分の生理周期などに照らし合わせることが重要です。
妊娠しやすいタイミングとは?
妊娠しやすいタイミングはだいたい排卵日の3日前~5日間。
一般的な生理周期は25~38日で仮に生理周期が28日だとした場合、前回の生理開始から14日間あたりが排卵日になりその前後は妊娠の可能性が高く、妊娠を望まない場合は要注意です。
生理開始から排卵日までの日数は体調などでズレがでることはありますが、排卵日から生理がくるまでの日数はだいたい12日~16日でほとんどズレにくいとも言われています。ここから逆算して自分の生理周期を確認してみると良いでしょう。
もし排卵日付近で彼とのセックスで盛り上がってしまい避妊せず中出しをしてしまって不安になっているなら、早めに受診してピルを処方してもらうのをおすすめします。
妊娠していた場合の悪阻のタイミング
妊娠していた場合の悪阻のタイミングはだいたい妊娠5~6週目あたりです。なので、セックスをした直後に悪阻が起きるのは考えにくいです。
稀に、3週目から「妊娠超初期症状」を感じる方もいますが、望まない妊娠や、逆に妊娠を望み過ぎているなど、強く「妊娠しているかも」ということを意識することで、体調の変化に過敏になっていることも考えられます。
悪阻の原因は急激なホルモンバランの乱れや精神的バランスの乱れで起こり、これは生理前に起こりやすい「月経前症候群(PMS)」とも似ています。
4週目で生理がくれば安心ですが、もしも生理が来なければこのタイミングで妊娠検査薬で検査をしてみると良いでしょう。あせって2週目、3週目で検査をしても性格な検査結果が出ないため判断することはできません。
セックス後の吐き気の原因とは?
妊娠の可能性は低くいと分かっていても、セックス後に吐き気や体調不良が起きるならなんとかしたいですよね。これが毎回起きるならなおさら今後のためにも原因が知りたいですし、一度セックスをすると数日治まらないという場合も心配になります。
ここでは、セックス後の吐き気について考えられる原因を紹介していきます。
激しいセックスで下腹部が刺激されるため
セックスの時に挿入した彼のモノは女性の下腹部を圧迫します。膣や子宮は直腸や消化器系の内臓がすぐ隣合わせにあるため、セックス時のピストン運動などで激しく出し入れしたことによって、子宮や内臓を圧迫し吐き気が起こることがあります。
たぶん彼もAVなどで見たものがイメージとして残っているのでしょうが、あれは視覚を刺激する演出。激しく突くことで吐き気だけでなく腹痛が起きたり、激しさのあまり内部が傷つき出血する場合もあります。
激しいプレイが好きなら良いですが、もし不満になるようなら彼にセックスの時の挿入の仕方、角度、早さなどを伝えてみると体への負担は減らせます。男性もあなたの感じる場所が知りたいはずなので、伝えてあげた方がもっと愛が深まる事間違いなし。
生活の乱れによる体調不良
一度で酸欠状態になったり血管を萎縮したりと、思っている以上に激しい運動なのがセックスです。
仕事のストレス・食生活・寝不足など、日々の生活習慣の乱れから体が疲れて自立神経が乱れているとセックス後に吐き気や体調を崩す女性も多いです。この場合は女性だけじゃなく、男性にも多いいです。日頃から体調を整えておくのも大切ですね。
脱水症状
前項でも記載した通りセックスはとても激しい運動行為です。そのため汗をかくこともあり、体内の水分が奪われます。
アルコールなどが入った状態で良い雰囲気になりそのまま行為に及ぶということもよく聞きますが、この場合アルコールによる利尿作用によってすでに体内の水分が奪われている可能性も高く、そこでさらに行為に及ぶことで脱水症状を起こしやすいとも考えられます。
セックス後の吐き気注意すべき症状とは?
セックス後の吐き気や腹痛などの体調不良、出血などが翌日だけでなく数日の間続くようなら注意が必要です。もしかしたら、子宮系の何らかの病気やアレルギー、感染病などの可能性もあります。
この場合に考えられる疑いの注意点を紹介します。
子宮系の病気の疑い
数日~1週間以上の体調不良が続くようなら子宮系も疑われます。考えられる病気は…
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
- 子宮頸管炎
- 卵管炎
です。このような子宮系の病気の場合、セックス中の深い挿入が原因でセックス中やセックス後に腹痛などの痛を引き起こします。
今回だけでなく、今までにも腹痛や吐き気などが数日以上続く経験がある方やベットから降りることも困難なほどの症状の場合はすぐに婦人科へ受診をしましょう。
炎症の場合は、制感染症の可能性があります。膣からセックスにより悪化し、子宮や卵巣へ広がります。炎症なら抗生物質の薬を飲む程度で収まります。どちらにしても早めに受診をおすすめします。
精子アレルギーの疑い
精子アレルギーとは、男性の精子に含まれるたんぱく質からの稀なアレルギーのこと。主な症状はセックス後の膣周囲の炎症から広がり、もっと重くなると「アナフィラシキー」のような症状を引き起こします。
精子アレルギーの場合、膣炎などと診断されやすく、見つけるのが難しい。とはいえこの精子アレルギーの予防は簡単で、しっかりコンドームを装着し避妊をする事で防げます。
セックスの最中はお互いが危険を判断しにくいですが、相手を大切に思うのであれば対策は必要です。
妊娠の可能性は低い!痛みが続くようなら婦人科を受診しよう
セックス後の何らかの体調不良に悩んでいる女性はけっこう多いです。セックスは彼と愛を深める大切な行為ですが、判断が鈍ったりその場の感情で許してしまうと男性に比べて環境がガラッと変わりやすいのが女性です。
なんでも早めの対処が後の大きなことへの予防に繋がります。もし、セックス後の異変が数日間続き不安や心配があるようなら迷わず婦人科へ受診しましょう。
すぐ検査したい人はオンライン診断!最短翌日に薬が届く!
次の生理まで不安な気持ちを抱えるのはとても辛い事です。クリニックファアでは完全オンラインでピルの購入・提供をしています。
診断が終わって最短翌日には薬が届きます。安心した生活を送りましょう。