相手を尊敬する気持ちと恋愛感情はとても近かった?2つの違いと共通点を解説

「これって恋?それとも尊敬してるだけ?」自分の気持ちがどちらか分からず、悩んだことはありませんか?

実は恋愛感情における「好き」と「尊敬」の気持ちはよく似ていて、混同しがちなのです。今回はこの2つの共通点・相違点・見極め方についてご紹介します。

自分の気持ちを正しく理解して相手と向き合ってみましょう!

恋愛感情と尊敬する気持ちの共通点

恋愛感情と尊敬の気持ちが混同してしまう理由は、どちらにも共通する感情があるためです。ここでは恋愛感情と尊敬のどちらにも言える共通点について解説していきます。

好意を持っている

恋愛感情を抱く相手と尊敬する相手は、ニュアンスは少し違いますが、どちらの相手にも好意を抱きます

恋愛対象として魅力を感じているのか、純粋に”人として”好きなのか。ときに区別するのが難しいように、好意には色んな種類があります。

大切に思っている

恋愛であれば相手が自分にとって特別な存在であり、信頼できる相手として大切に思うでしょう。

尊敬の気持ちでも相手の存在は自分にやる気を与えてくれたり、仕事をする上での指標となったり、尊敬する人がいるからこそ前向きになれるという人も多く、相手の存在を大切に思うものでしょう。

自分にとって特別で大切な存在だということはイコール恋愛対象とは限りませんよね。

相手をもっと知りたいと思う

恋愛感情を抱くと、相手のことをもっともっと知りたくなもの。尊敬する相手も同じで、気持ちや考え方に興味が湧きます。例えば好きな人ができると、「相手の趣味や好みが知りたい」と思いますよね。

尊敬する相手が仕事のできる先輩だった場合、「どうやったら先輩みたいになれるかな?」という憧れの気持ちから、知りたいことが沢山出てきます。まさに「相手を知りたいと思う」ということ。

恋愛感情と尊敬は感情の抱き方に違いがある!

似通っているこの2つの感情ですが、言葉が違うように、やはり別物でもあります。では実際にこの2つはどう違うのでしょうか?

実はこの2つはいわゆる感情の抱き方の違いによるものだったのです。ここでは具体的に恋愛感情と尊敬では感情の抱き方にどのような特徴や違いがあるのかみていきましょう。

恋愛は本能的な感情

恋愛感情は必ずしも理屈ではなく、恋をする理由がはっきりしないということもあるでしょう。この人のどんなところが好き?と聞かれた時に「なぜだかわからない…でも惹かれてしまう」ということも恋愛感情にはあり得るのです。

これは恋愛感情が本能的な感情がゆえに起きているものだからです。

人にはそれぞれ好みもありますし、フィーリングというものが存在します。これは無意識のうちに判断されており、明確な理由がなくてもこの人といると居心地が良い、安心する、ずっと一緒にいたいという感情が芽生えることがあります

この理由がなく起こりうる好意の表れこそが恋愛感情の特徴といえるでしょう。

尊敬は理性的な感情

尊敬の場合、何かを「すごい!」と認めることがきっかけとなり相手に尊敬の気持ちを抱き始めます。

そのため相手に好意を抱く理由が明確になっており、「ここがすごい!」「こういうところを尊敬している」と自分自身が把握しているケースがほとんどです。

「理由もないけどこの人を尊敬している」というケースは考えにくいでしょう。そのため尊敬は理性的な感情から生まれていると考えられ、必ず好意を抱く理由が明確であることが特徴です。

恋愛?尊敬?迷った時の見分け方

感情の抱き方に違いがあるとわかっても、尊敬の気持ちから始まった恋愛感情もあるはず。そのような場合判断に迷ってしまうこともあるでしょう。

ここでは恋愛感情か尊敬なのか迷ったときに考えた気持ちのチェックポイントについてご紹介します

相手に触れたいかどうか

恋愛感情であれば相手に触れたい、触れられたいと思ってしまうものでしょう。相手からキスやハグをされたら嬉しいという気持ちを抱くのが通常です。

しかし尊敬の感情の場合は相手からのキスやハグは考えられない、もしくは少し嫌悪感があるということが考えられます。自分自身が相手に触れたいかどうか相手を想像しながら考えてみましょう

相手に会えなくてツラいかどうか

恋愛感情で相手に好意を抱く場合、相手に会えないということがツラく切ない気持ちにさせるでしょう。早く会いたいという気持ちから、連絡を取ってみたり、何かしらコンタクトを取りたいという心理が働きます。

しかし尊敬の気持ちであれば会えない期間がツラいということはありません。「こんな時に〇〇さんがいてくれたら…」と思うことがあっても、それは切ない気持ちやツラい気持ちには直結しません

相手に会えない期間がツラいと感じたらそれは恋愛感情を抱いていると考えて良いでしょう。

どちらも好意の表れ!気持ちを明確にして一歩踏み出そう!

「本能的」「理想的」という区別のしにくい感情ですが、どちらも好意の表れという点では共通しているといえるでしょう。

尊敬する気持ちは、人間関係を円滑に築く上でとても大切なこと。恋愛関係においてもお互いを尊敬し合うことは重要です。

尊敬することでお互いを誇りに思うことができ、長く信頼関係を築くことができます。「好き」と「尊敬」は隣り合わせが理想的なのです。

尊敬から生まれる恋愛感情もあります。まずは現状の自分の気持ちを明確にして、恋愛感情であれば一歩踏み出してみましょう!