男性が若い女性とデートをしてお手当(お金)を渡すパパ活ですが、既婚男性が多いといえます。そのため、夫がパパ活をしていて悩んでいる女性も多く、
このように夫との離婚よりも、パパ活女性に対する慰謝料請求についてどうするべきか悩んでいる女性もいるのではないでしょうか。
今回は、パパ活女性に対する慰謝料請求や離婚問題について解説します。泣き寝入りしないために、上手に慰謝料請求する流れや方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【離婚問題】夫がパパ活!女性に慰謝料請求ってできるの?
まず、夫がパパ活をしていた場合、妻はパパ活女性に慰謝料請求できるのでしょうか?
答えはYesです。しかし、慰謝料請求と実際に受け取れるのかは別問題。
パパ活と一言でいっても、デートの内容はさまざまです。食事や買い物を楽しむデートが多いのですが、中には手を繋いだり、腕を組んだりするスキンシップや体ありの関係でデートをしている男女もいます。
パパ活女性に慰謝料を請求して認められるのは、一般的には夫がパパ活女性と不貞行為に及んだとき。
不貞行為とは、一般的に、配偶者のある者が、配偶者以外の異性と自由な意思で性行為・肉体関係を持つことをいうと解されています。
2人に肉体関係があったことを証明できた場合は、パパ活女性から慰謝料を取れます。
逆にパパ活において、食事や買い物のみのデートをしていた場合は、法律上慰謝料請求しても認められない可能性が高いです。
ただし、肉体関係がなくても慰謝料請求が認められるケースもあります。
肉体関係がなくても慰謝料請求が認められる例
- ラブホテルに出入り
- キスでもオーラルセックス(口腔性交)
どちらにしても弁護士や法律事務所などの専門的な判断が必要になります。
パパ活をする夫と離婚したい!慰謝料はどれぐらい請求できる?
夫がパパ活で不貞行為をしていた場合、やはり気になるのはどれぐらいの慰謝料をもらえるのかということではないでしょうか?
一般的に、パパの不倫によって離婚した場合の慰謝料の相場は、100万円~300万円です。夫の浮気や不倫によって離婚をした場合、妻の精神的な苦痛は大きいので、慰謝料は高額になりやすいです。
夫がパパ活!離婚か慰謝料請求どっちがいいの?
実際に夫がパパ活をしていることがわかったとき、離婚か慰謝料請求、どちらがいいのでしょうか?
原因がパパ活だとしても、夫婦によって事情が異なるので、離婚か慰謝料請求のどちらがいいのか断言はできません。どちらが得をするのか簡単に判断はできませんが、実際に以下のケースがあります。
- 慰謝料請求だけをした場合、得するケースがある
- パパ活の不倫が原因で離婚した場合、金銭面で損をするケースがある
このことを踏まえると、離婚と慰謝料請求の流れは長い目で見ると以下がベストといえます。
- パパ活女性に慰謝料を請求する
- 慰謝料をもらったあとに離婚するか考える
【離婚問題】夫がパパ活!慰謝料を請求するまでの流れとは?
夫がパパ活をしていることがわかった場合、どのような流れでパパ活女性に慰謝料を請求したら良いのかわからない人も多いのではないでしょうか?
ここでは、パパ活女性に慰謝料を請求しようと思ったときに、自分で交渉する場合と弁護士に交渉を依頼する場合の2つのパターンを解説します。
パターン1.自分で交渉を行う場合
まずは、パパ活女性への慰謝料請求を自分で交渉しようと考えている場合の一般的な流れを解説します。
なるべくたくさんの証拠を集める
パパ活女性に慰謝料請求をする場合、決定的な証拠を集める必要があります。証拠がなくても慰謝料請求することは可能ですが、夫やパパ活女性に否定されたらそれまでです。証拠がなければ追求ができません。
決定的な証拠とは、不貞行為があったことがわかる証拠のこと。肉体関係を直接証明できる強力な証拠を集めましょう。
主人に証拠を見せて問い詰める
夫とパパ活女性の肉体関係があることを思わせる証拠が集まったら、夫に見せてパパ活女性が誰なのか話してもらいましょう。
パパ活女性に慰謝料を請求するためには、女性がどこの誰なのかをはっきり知っておく必要があります。
そのために、夫がパパ活において女性と肉体関係を結んでいたことを言い逃れできない証拠を突きつけて、認めさせた上で、パパ活女性について聞き出す必要があるのです。
もしも、あなたに離婚する気がなければ話し合う必要があります。最低でも以下のことを明確にしておきましょう。
- パパ活女性と肉体関係の有無
- パパ活女性との不貞期間
- 今後パパ活をやめるか、反省しているか
離婚したくない場合は、あなたが納得できるまで話し合いましょう。
パターン2.弁護士に交渉を依頼する場合
いざ夫がパパ活をしていることがわかったとしても、自分だけで動くのは不安だと思う女性もいるでしょう。
パパ活女性への慰謝料請求を弁護士に交渉しようと考えている場合の一般的な流れを解説します。
不倫の慰謝料請求に詳しい弁護士に相談
まずは、慰謝料請求を交渉する弁護士を見つける必要があります。
弁護士の探し方は一般的に以下の2通りです。
- 友人や知り合いからの紹介してもらう
- ホームページやインターネットで探す
近年、弁護士や法律事務所の数は増えています。一番確実なのは、過去に同じようなトラブルで弁護士に相談したことがある人からの紹介。不倫の慰謝料請求に強い実績のある弁護士がベストです。
弁護士を見つけたら、電話やメールで連絡→面談という流れで交渉のスタートを切ります。
慰謝料請求するための証拠集めをする
証拠集めは、自分で交渉を行う場合と同じで、弁護士に依頼する場合も非常に大切なことです。
証拠をたくさん集めるほど、慰謝料請求に有利に働きます。しかし、一つ証拠を集めるのだけでも大変な作業です。お金に余裕があれば、探偵に依頼するのもおすすめ。
証拠集めと同時に、慰謝料請求するパパ活女性がどこの誰なのかを特定しなければ、交渉が難航します。
弁護士に依頼した場合、相手の電話番号さえわかっていれば「弁護士会照会」という弁護士制度を使って、パパ活女性がどこの誰なのかを特定できます。
パパ活女性と直接交渉する
慰謝料請求するのに十分な証拠を集めて、パパ活女性が特定できたら、慰謝料の支払いを請求する交渉をまず当事者同士で行います。交渉のやり方としては、
- 書面
- 口頭(電話など)
の2種類の方法があります。どちらにしても、不倫の慰謝料請求の交渉に法律の知識と正確な対応が求められます。
弁護士がパパ活女性と示談書や公正証書の作成
パパ活女性を上手く追及し、女性がパパ活における不倫の事実を認めたら、実際に慰謝料支払いの条件や不倫関係を解消することなどを書いた示談書を作成します。
口約束だと「言った言わない」のトラブルが後々発生することがほとんど。そのため、示談書として目に見える文書を残しておくことは非常に大切なことです。
【離婚問題】パパ活女性に慰謝料を請求するときの注意点
夫に裏切られてメンタルが落ちている状態での慰謝料請求は大変な労力を必要とします。
失敗はしたくない、と思うのが普通ですよね。ここでは、パパ活女性に慰謝料を請求するときに気をつけたいことを解説します。
いきなり問い詰めない
パパ活女性からしっかりと慰謝料を受け取りたいなら、先に夫と話し合い、夫からパパ活女性について説明してもらう必要があります。このとき、明確な証拠もない状態でいきなり
と怒りに任せて問い詰めるのはやめましょう。その後の慰謝料請求が失敗してしまう可能性があります。
なぜなら、夫がパパ活女性とのやりとりやパパ活女性のアカウントを消去するかもしれないから。
パパ活をしている男性は、マッチングアプリやSNSではなく、会員制のパパ活専用アプリやサイトを利用している人も多いです。
2人のやりとりは、慰謝料請求する上で非常に重要な証拠になりえるので、消されてしまうと追求できなくなってしまいます。
怒りや悲しみの気持ちをいち早く夫やパパ活女性に伝えたくなる気持ちはわかりますが、パパ活女性からしっかり慰謝料を請求したいなら、つらくても踏みとどまりましょう。
決定的な証拠を確保する
パパ活女性に慰謝料請求を認めてもらうためには、夫とパパ活女性が肉体関係を結んだ明確な証拠が必要です。
パパ活女性が夫と不貞関係にあった事実を認めない場合、裁判になるケースが多いですが、証拠があれば裁判官に見せて判断してもらえます。
話が平行線になった場合、裁判官は証拠をもとにして判決を下すので、どんな慰謝料の請求方法をとったとしても、最終的には証拠が物を言うのです。
パパ活女性への慰謝料請求が認められるかは証拠次第!
パパ活における離婚や慰謝料について解説してきました。夫がパパ活していることがわかった場合、すぐにでも相手の女性に慰謝料を請求したくなりますが、まずは肉体関係の証拠をつかむ必要があります。食事や買い物デートでは、慰謝料を請求できても認められない可能性が高いです。
パパ活女性に慰謝料請求するときは、弁護士や法律事務所などプロに任せたほうが安心です。慰謝料請求には、法律の知識が必要になってきます。
お金はかかりますが、スムーズに慰謝料を請求したいなら、専門家の手を借りることを視野に入れましょう。