【初心者キャバ嬢の教科書】迷惑客への対応方法や現場での困りごとあるある

夜の仕事に興味をもってキャバ嬢デビューしてみたものの、右も左もわからずモンスター客に悩まされたり売上げが上がらなかったりと、キャバ嬢ゆえの困りごとに頭を悩ませる日々を送るキャバ嬢さんも多いかと思います。

今回はそんなキャバ嬢初心者さんが陥りがちな困りごとやお悩みとその解決法についてご紹介致します。

このまま続けられるかな・・・初心者キャバ嬢のお悩み10選と解決法

早速、私がキャバ嬢をしていて感じた新人キャバ嬢のお悩みを紹介してゆきます。

ここでは10選あげていますが、ほとんどの方がこの中のどれかに当てはまってお店をやめてゆきます。

アドバイスも書いているのでぜひ参考にしてみてください。

会話を続けられない、沈黙してしまう

会話が続かないと時間が長く感じ気まずさが募るばかりですよね。会話が続かない原因は大きく分けて2つあります。

①客自身が会話を求めていない、話題が楽しめない

客自身が会話を求めていない、話題が楽しめない場合は無理に会話を広げようとせず、少しずつ質問をして相手が会話に乗ってくる話題やタイミングを待ちましょう。

フリーで回っている時は何か爪痕を遺そうと焦る気持ちが募りますが、焦ってはいけません。男性には誰かに黙って御酌をしてもらいながら静かに呑みたい時もあるのです。

相手が何を求めてきているのか見極める能力も求められます。でも、それができれば話をせずとも相手からすれば、自分の気持ちをわかってくれるキャバ嬢だと印象に残ります。

②会話しようと必死になっているキャバ嬢をみて楽しんでいる

会話しようと必死になっているキャバ嬢をみて楽しむ客の場合は、まずはいろんな方向から質問や話題を振ります。

当然、相手は必死になっているキャバ嬢を見て楽しんでいるので、おおよそ素っ気ない対応であったり困らせようと意地悪な言葉を返してくるでしょう。

そんな時には相手の話をじっくり聞き、ちょっとした言葉を拾いフルに活かして自分側に引き込むのです。

解決策

その為に使えるテクニックですが、単なる相槌でなく相手の言葉の一部をオウム返しして返答しつつそこから話題を広げます。

例えば、「ここ来るまですごく寒かったよ。」と客が言ったなら、「そう、今日は寒いですよね。私も来るまでに手先ジンジンしちゃうくらい寒かったです。何か良い寒さ対策とかあります?」といったような感じです。

営業メール・電話ができない

これも多くのキャバ嬢が頭を抱えることですね。営業の仕方を間違えれば、客に不快な思いをさせるだけでなく客が離れてしまうことだってあります。

相手にとって嫌な営業メールにならないようにする為のコツを以下に紹介します。

  • 相手のスケジュールをリサーチし、連絡が困る時間帯は避ける(例:仕事終わりの帰宅前の時間等)
  • 相手の趣味に自分も興味があるような話題をふる
  • 相手を気遣うフリをする
  • 相手に興味がある素振りをみせる
  • 前回の会話の内容を話におりまぜつつ特別感を出す

客はあからさまな営業は嫌がります。でも客が営業と思っていてもキャバ嬢と親密になれるチャンスかもと思うようなメールや電話をすることが成功の秘訣です。

客によるストーカー行為

キャバクラは疑似恋愛を楽しむ場ですが、中には度を超して一人のキャバ嬢に固執してしまう客もいます。

そういう客は時にストーカーとなりつきまといや頻繁な連絡、異常な嫉妬による悪質な行動に走る人もいます。

もし、自分の客がストーカーになってしまったら・・・

  • 一人で解決できません!店長や黒服に相談する
  • 出退勤時は店の送迎を利用するか違う客との同伴を利用する
  • 自宅がばれないよう自宅もどきの家を演出する
  • 一人の時間をなるべく作らない
  • ストーカー客が来店したときには普通に接客する
  • 最終的には警察へ相談する

このような対策が有効です。

同伴やアフターをしたくない

同伴やアフターは客と店外で逢うため、不安になるのは当然です。でも、ここで頑張ることができればそれは間違いなく自分の売り上げ=給料アップに繋がります。

同伴やアフターへの苦手意識克服法は、最初はグループで同伴・アフターできるように持っていく。一人では不安ですが、ほかのキャバ嬢も一緒であればまだ気が楽ですよね。

でも、これも回数を重ねると客もシブってきます。そんな時には、自分がプランを練る主導権を持つことです。

使えるデート場所としては映画館がベストです。その後の店での話題も増えます。カラダ目的の客の場合はスポーツ系の場所に誘って疲れさせましょう。

二日酔いがひどい

店では売り上げの為に毎日お酒を呑みますし、必要以上に客から酒を勧められることだってあります。翌日は二日酔いでヘロヘロなんてことも多々ありますよね。

二日酔いにならない、二日酔い症状をできるだけ軽くするための方法を以下に紹介します。

  • 合間にこまめに水を飲む。仕事が終わって眠る前には最低500ml以上のお水を飲む。
  • 出勤前は必ず何か少し食べる。オリーブオイルや脂肪分を使った料理がベターです。
  • 飲んだフリをして出す。ハンカチを持って席に着き、お酒を含んだ後口を拭うフリをしてハンカチに染み込ませる。
  • フェイクカクテルを用意してもらう。

お客様との恋愛

キャバ嬢だって女の子ですし、客として出会った男性に恋に落ちることだってあります。

周りの目を気にしすぎるのは悩みのタネが増えることになるので気にしすぎることはありません。重要なのは自分が恋に溺れてしまわないことです。

キャバ嬢として彼と知り合った以上、彼にも仕事のことを理解してもらう必要があります。付き合いはじめのうちに、仕事について彼と一度きちんと話し合っておくことは大切ですね。

将来への不安

キャバ嬢はだいたい18~30歳くらいまでと仕事ができる年齢は短いのが現実です。自分が何歳で引退するかということだけは決めておいた方が良いでしょう。

早いうちに自分の未来を想定して準備をしていくことが大切です。先輩キャバ嬢や元キャバ嬢の話を聞いてみたり、最近ではインターネットでキャバ嬢のお悩み相談をしているサイトもあります。

絶対に決めた将来を実現するんだと意気込みすぎると疲弊してしまいかねないので柔軟でいいんです。決めつけすぎずに準備を怠らずといったところです。

まだまだある!キャバ嬢の現場での困りごとと対処法〜ウザい客・イタい客編〜

キャバクラには様々な男性が様々な目的で来店します。

スマートで紳士的なお客様ばかりでないのが現実です。ここではこんな客いるいると思うようなウザいお客様・イタイお客様をご紹介します。

とにかく酒癖が悪い

お酒を呑んで酔っ払えば誰でも少しは変わります。ある程度は水商売デビューの時に覚悟していたことでしょう。

でも、中には度を超して酔っ払う客もしばしばいますよね。エスカレートすると暴力沙汰なんてことも・・・

そうなる前にできる対処法は・・・

黒服(店内の男性スタッフ)に事前に伝えて終始目を離さないようにしてもらう

普段大人しく、酒癖により荒れる人ほどその手前で男性スタッフの視線を気にしています。スタッフの効力を得てフリーならチェンジしてもらう、指名なら一旦呼び出してもらう等の方法で回避しましょう。

女性がもつ母性本能をフルに活かして、だだっ子を相手する気持ちで接する

酔っ払うことで酒癖が悪くなるのは言い換えれば本能むき出しの状態になっているんです。赤ちゃんや小さな子が駄々をこねているのと変わらないのです。だだっ子を相手する母の気持ちになって包み込んであげるようにしましょう。

その客のお酒をつくるときは薄めにする

世間体もはばからず酒乱全開になっているくらいですから、お酒の濃さなんてわかっていません。酔い覚ましの意味も込めて少し薄めにお酒をつくりましょう。もし、それに客が気づいたときにはゲームをけしかけあえて負けて、相手のグラスのお酒をがぶ飲みして証拠隠滅しちゃいましょう。

たまにはガチでいさめる

なだめてもエスカレートするときは、ガチで客をいさめることも必要です。ただ、これは下手すると火に油を注ぐだけなので相手を見極める必要があります。

まず、相手の性格がわからない一見の客にこの方法は不適切です。普段からわりと横柄なタイプの人にもこの方法はNGです。そういう人は人前で叱責されるなんて耐えられません。

恋人気取りでプライベートの誘いがしつこい

キャバクラは基本疑似恋愛を店内で楽しんでいただく場なのですが、ときには勘違いして恋人気取りでプライベートの時間にデートを求めてくる客がいますよね。

同伴やアフターならまだしも、そんなただのデートなんて労力の無駄遣いでしかありません。

プライベートの誘いがしつこい客に対する対処法は・・・

一見の客ならあっさり断ってもOK

無理をしてデートに付き合ったとしても、今後の売り上げに効果は見込めません。そんな相手には、あっさりと店外デートは禁止されている、と言っちゃいましょう。

指名をもらっている客ならとにかく笑顔で生返事

複数回来店し、指名を重ねている=完全にハマっている状態です。その客の頭はもう貴女でいっぱい!といった状態でしょう。

はっきり無理と断ると角が立ちます。スマイルで客の好意や下心をくすぐり、付かず・離れずを意識してまずはでけむに巻くのです。

指名が2回以上の客には仕事以外の時間は忙しいというイメージを植え付けていきましょう。学生で学校が忙しいとか、嘘でもいいので現実的な理由づくりをしてなりきっちゃいましょう。

どうしても断り切れない時は同伴にもっていく

複数回の指名でどうしても断れない時は、デートの主導権を握り場所も時間設定も自分が決め「ギリギリになっちゃったから遅刻のペナルティがついちゃう」とか「もっと一緒に居たいからこのままちょっとだけお店に行かない?」とうまく同伴にもっていきましょう。

体目的・おさわりがひどい

この客、店間違えてない?と思わずイラっとしてしまうのが、明らかに下心丸出しでスキあらばお触りをしてくる客です。

でも、そんな客も一応お客様なので接客しないといけないのが悲しいところです。

お触りがひどい客に対する対処法は・・・

両手で手を繋いで接客する

客のお触りは癖みたいなものです。ですから、両手を繋いで接客し動きを封じてしまいましょう。

払いのけたりすると角が立ち、チェンジ!なんてこともありますが、手を繋げば手は触れているし客も悪い気はしません。

隣に座る時、体は相手から少し離し、膝の頭は相手の足とくっつける

隣に座る時に相手と体の密着度が高ければ高いほど、相手も触ってもいいんだと錯覚してエスカレートしがちです。そういう時はお尻や体幹は相手から少し離れて座り、膝の頭を相手の足とくっつけて座る方法が有効です。

偉そう・説教ばかりする

偉そうだったり、やたらと説教臭い客もたくさんいます。指名をもらっても長~いお説教にウンザリすることもあるでしょう。

説教臭い客に対しての対処法は・・・

説教ばかりする客の心理とは・・・

まず、説教ばかりする客の心理についてご説明しますね。なんとなくお分かりかと思いますが、こういう客は自己顕示欲や承認欲求が強いタイプです。

対処法はこの心理をくすぐり手のひらで転がすことです。

  • 対策1.まずは聴き上手になる
    まず、客の自己顕示欲を満たすために相手の話を存分に聴いてあげましょう。肯定するような相槌がポイントです。
  • 対策2.客の考えを褒める、同調する。
    本心から同調する必要はありませんが、それって違くない?と反論すると話が長くなります。「さすが、経験が違うね。深いね。」とか「私もそう思う。」と同調し、相手を褒めるのです。ここでのポイントは下手に出て褒めることです。

キャバ嬢への偏見が強い

キャバクラに来たくて来てるのにやたらとキャバ嬢に対する偏見じみた言葉をぶつけてくる客もよくいます。

気に入らないことがあると「だからキャバ嬢は・・・」と人間として否定してくるようなひどいことを言う客もいます。

偏見が強い客に対しての対処法は・・・

他人事のように聞き流す

実際、聞き流すというのはとても精神力が求められストレスも溜まりますが、こういう客を相手にまともに議論する時間なんて無駄です。こういった客がキャバ嬢に対しての偏見を口にしている時はスルーするのが一番です。

茶化して話を徐々にそらす

残念ながら、偏見は簡単に取り除くことはできません。聞き流していても、話が続きストレスMAXなんてこともあるでしょう。おバカなフリをして話を茶化してはぐらかしましょう。

ほかのキャバ嬢に悪い噂を流す

キャバクラが実はしれつな競争社会であることを熟知した上で、思い通りにいかないキャバ嬢の悪い噂をあることないこと、ほかのキャバ嬢に流す嫌な客も実は結構います。

ほかのキャバ嬢に悪い噂を流す客への対処法は・・・

どんと構えてやり過ごす

「人の噂も75日」という言葉があるように、広まった噂を無理に消そうとすると噂に踊らされ、噂をまいた客を悦ばせるだけでなく心身共に疲れ切ってしまいます。

そんなふうにならない為に、悪い噂がまかれていると知っても、そんなの私は気にしないと堂々とふるまいましょう。中にはその噂を利用して貶めようとしてくる悪いキャバ嬢もいます。でも負けてはいけません。根競べも大切なのです。

店や客と全く関係のない友人とストレス発散する

噂に負けず、堂々と振る舞うためにはストレス発散も大切です。ストレス発散をするなら、店や客と全く無関係な友人、キャバ嬢ではなく素の自分でいれる人と発散するのが一番です。ただ、いらぬ心配を招くので恋人とストレス発散は避けた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今、現役で頑張っているキャバ嬢の皆様も思い当たるようなことが、ここには溢れていたでしょう。

世間ではキャバ嬢なんて笑って男をだまして金をとる楽な仕事だろうと見下げたことを言う人もいますが、実際、キャバ嬢は大変なお仕事です。

自分を守りながら客を悦ばせる為に、頭をフルに使いテクニックを駆使しなければならなくて心身共に大変なお仕事です。

でも、キャバ嬢とういう仕事の中で身につくコミュニケーションテクニックはどんな仕事にも応用が利くすばらしいものです。

ここに挙げた対処法を利用して、ウザい客や困った客に悩まされることなく楽しくお仕事を頑張ってください。

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