【人見知り克服法】女性バーテンダーが教える人見知りの深層心理と特徴

仕事を円滑に進めたい、気兼ねなく話せる友達を作りたいなど、コミュニケーションが上手に取れたらどんなに良いだろう、と思ったことはありませんか?特に日本人は世界からみて、どことなく人見知りの人が多いような気がします。

海外の日本に対する研究の中に日本人の特徴として、「人に笑われないよう、人様に恥ずかしくないように振る舞わなければならない」という伝統的なものや美意識があります。

しかし、「人見知りは克服することが出来る!」と女性バーテンダーは言います。今回は、そんな”人見知り克服法”を、女性バーテンダーに聞いてみました!数多くの人を見て、会話をしてきたバーテンダーならきっと良いアドバイスがあるはずですね。

人見知りの人の特徴

それでは具体的に人見知りの人には、どんな特徴があるのでしょう。

  • 恥ずかしがり屋さん(目をじっと見られない、顔をそらす)
  • 人前に出ると緊張したり、不安になる
  • 自己表現が少ない(口数が少ない、声が小さい)
  • 過去の失敗の経験から疑り深い、消極的
  • 初めて会う人とは話せないが、仲良くなるとよく話すようになる 

これらの特徴に当てはまれば人見知りということができるでしょう。人見知りの場合初めての人に会うと緊張して萎縮してしまい苦痛に感じることが多くあるでしょう。

多くの人との関わりを楽しむ意味でも人見知りなのと、そうでないのとでは大きな差が生まれてしまうでしょう。

人はなぜ人見知りをする?人見知りの心理

そもそも人はなぜ人見知りをしてしまうのでしょうか。ここでは人見知りをしてしまう人の心理状態についてみていきましょう。

自分に自信がないため緊張してしまう

実は人見知りの傾向にある人は、過去の失敗をまた繰り返してしまうのではないか?という恐れから自分に自信が持てず、緊張してしまうということがあります。昔の苦い経験が、不安の要素をつくってしまい、人見知りにつながります。

他人の評価が気になる

人見知りをする人は、なにか行動を起こした時に周りの目を気にします。人見知りの人の特徴として「自己表現が少ない」とありますが、自己表現をしたときの他人からの評価が気になるのです。完璧主義とも言えます。

なにか言われるのではないか、できない自分だと思われたくない、という気持ちから、目立った行動をとらないことがあります。人との比較を恐れて行動に移せず、人見知りに繋がります。

ネガティブな感情に襲われる

ネガティブな人は否定的、消極的な部分があります。それは自分だけでなく他者に対しても「どうせ……」という否定的な感覚から入る傾向があります。そのため様々なことを気にしてネガティブな感情に支配されるため、行動にうつせないのです。

また、物事を慎重に考えるため、中々踏み出すことが難しく、人と話してもうまく喋れない、どうせ嫌われてしまうなら話す必要はないと感じる人もいます。

自己愛が強く傷つくことを恐れる

これは先程とは逆で、自分のことが大切がゆえに守りに入っている状態です。過去に起こった経験がトラウマとなり、傷つけられたくない、怒られたらどうしよう、などという不安から、人見知りになります。自分が傷つくくらいなら話さないほうが良い、と思うからです。

本当は人と仲良くなりたい

これは人見知りの一部の方に当てはまる心理ですが、心の中ではグループの仲間に入りたい、あの人と仲良くなりたいなと思いつつも、自分にはできないのではないか、変な人だと思われないかなどの思い込みが強くはたらき、行動に移せない場合です。

人見知りの克服法〜女性バーテンダーの教え〜

これまで人見知りだった方、もしあなたがまだ人見知りであるなら、まずは自分の思い込みが本当に正しいのか?一度疑ってみましょう。トライ&エラーで、人見知りを克服した人を何人も見てきたと、バーテンダーは言います。

自分の思い込みといつもの習慣を少し変えてみることで、いつもと違う景色が見えるかもしれません。

みんなが人見知りだと思い込む

自分の思い込みをすり替えてみましょう。嫌われるのではないか、調子に乗っていると思われないかなどというのは全て思い込みです。もし今まで不安や恐れがあって行動にうつせなかったなら、周りの人すべての人が人見知りなんだと思い込んでしまいます。

みんなが同じ人見知りなら、失敗しても大丈夫です。次に活かせる学びとなります。

自己肯定感を高める

人見知りの原因の一つに、自己肯定感の低さが挙げられます。「自分にはできない」「努力しても無駄なんだ」などの気持ちです。この自己肯定感を高めることで「自分にもやればできる」、という自信をつけることができ、物事に積極的に取り組むことができます。

まずは、気兼ねなく話せる家族や友達に、自分の長所を聞いてみましょう。もしくは自分だけのノートに、こっそり書き込んでみるのも良いですね。

笑顔で挨拶をする

会話を続けることが難しいのであれば、最低限の挨拶を笑顔でやってみましょう。こちらから笑顔を向けることによって、相手に安心感を与えられます。いつもより声を大きく、ハキハキと喋るように意識してみると、相手に対してより好印象にうつります。

聞き手に回る

挨拶ができたら、質問してみましょう。誰であっても自分の話を聞いてくれるのは嬉しいですし、悪い気はしないですよね。話をちゃんと聞いてくれていることで相手も肯定された気持ちになり、聞き手に対しての好意的な態度に大きな影響を持つこともわかっています。

相手を褒める

相手の良いところに目を向け、褒めてみましょう。この時に1つポイントがあります。相手の容姿の部分ではなく、仕事ぶりや、そのコミュニティの中でその人の最も優れていると思うところを具体的に言葉にします。人は褒められることで承認欲求が満たされ、コミュニケーションがより円滑に進めやすくなります。

習うより慣れろ!とにかく話しかけてみよう!

まずは仕事の人など、毎日顔を合わせる人で克服法を実践し、習慣に落とし込むと良いでしょう。人と目を合わせて会話ができると自信にもつながりますよね。

お酒の場や、自分がリラックスできる場所にいる時は、更に踏み込んでお話してみませんか。お酒の力を借りることもできるので普段より構えず実践ができるかもしれません。

また気分が良くなることで、今まではできなかったことがいとも簡単にできてしまう時って、ありますよね。まずは自分がやりやすいと感じるものから繰り返しやってみることで、相手との距離感もつかめるようになるでしょう。

少しの勇気を持って一歩踏み出そう

特に自分の知らない人が多い場所では、大人でも不安になったり緊張してしまうことは、決して珍しくなく、恥ずかしいことでもありません。

しかし少しずつでも話せるようになると、人とのつながりを感じられ、以前よりもより充実した毎日を送れるようになります。本来の自分の別の目的に気づくきっかけとなる場合もあるでしょう。ぜひ実践してみてください。