男性(パパ)と、食事や買い物デートをしてお小遣いをもらう「パパ活」。本来の目的であれば違法性はありません。
ただ、お金がからむ問題は非常に厄介で、パパ活においても危険があることを忘れてはいけません。思わぬトラブルに巻き込まれて裁判沙汰になってしまうケースも…。
今回は、パパ活の裁判について解説します。実際にパパ活がきっかけで裁判沙汰になるケースがあるのか?
パパ活の中でパパから裁判を持ちかけられる可能性があるケースや、逆にパパ活女子が遭遇するかもしれないパパ活犯罪について紹介します。
パパ活で裁判になることってあるの?
実際に、パパ活でのトラブルで裁判まで発展してしまうケースってあるのでしょうか?
そもそも裁判に対して良いイメージを持っていない人が多いでしょう。裁判は長期戦になることもあり、精神的な負担もあります。
日常生活を送る中で、裁判で訴えられて大変な目に遭うのは避けたいですよね。パパ活において裁判沙汰になるのは少ないといえます。しかし、全くないわけではありません。
パパ活で裁判になるケースで、一番多いのは不倫で訴えられたときです。
どういうことかというと、パパが既婚者だった場合に、パパの奥さんにバレてしまい、慰謝料を請求されることがあります。
パパ活で注意!パパが裁判を匂わせてくる2つのケース
パパ活において、トラブルになり裁判に及んでしまうケースは少ないですが、パパが女性に直接「裁判を起こす」と伝えて女性を困らせてしまう事例ががたびたび起きています。
ここでは、パパから裁判の話をされがちなシチュエーションを2つ紹介します。
ケース1:関係を切りたいと伝えたとき
パパが「裁判を起こす」と言ってくるシチュエーションで一番多いのは、パパに関係の終わりを告げたとき。
特に、女性から一方的に関係を切りたいと伝えたときが要注意。
パパは怒ってしまい、
このように、今まで渡したお手当などをすべて返すよう要求してくることがあります。
ケース2:ドタキャンしたとき
パパが「裁判を起こす」と言ってくるシチュエーションは、女性がパパ活デートをドタキャンしたときも多いです。
このようにドタキャン当日にかかった費用をすべて返すよう要求してくる場合があります。
パパ活で裁判!不倫で訴えられたときの流れ
パパ活で裁判に及んでしまうきっかけで一番多いのは「不倫」です。
もしも、パパの奥さんから不倫で訴えられた場合、裁判に至るまでの流れを解説します。
パパの奥さんか弁護士から連絡が来る
パパの奥さんからみて、夫がパパ活をしていたとなると
と怒り心頭になる場合が圧倒的に多いといえます。
慰謝料を請求される
パパの奥さんや弁護士から、不倫の件で連絡があったとき、同時に相手から要求を提示されることがほとんどです。
相手が不倫で訴えるときの要求3パターン
- 不倫をやめてほしい
- 慰謝料を支払ってほしい
- 不倫をやめる+慰謝料請求のどちらも
多いのは、③の同時に要求してくるパターンです。この時点から、慰謝料の金額についてや、支払い方法についても話し合っていきます。
基本的に、既婚パパと体ありの関係でパパ活をした場合、慰謝料を請求されたときに支払う必要があります。
詳しいことは以下で解説しています。
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交渉が上手くいかなければ裁判
慰謝料の支払いや不倫について交渉をしても、相手と折り合いがつかなかったり、話し合いが決裂したりすると、相手から裁判を起こされることが多いです。
裁判の原因はパパ活における不倫(不貞行為)で、パパ活女子は被告として訴えられるので、精神的に大きな負担となるでしょう。
パパ活女子も被害に?犯罪になりうる5つのケース!
パパ活において、これまでパパ側から裁判で訴えられるケースや内容を紹介してきました。しかし、逆にパパ活女子が被害に遭い、裁判を起こすレベルに発展する犯罪もあるのです。
ここでは、パパの行為で犯罪にあたる可能性があるケースを8つ紹介します。
お手当代を支払ってくれなかった
まずは、パパがお手当(お金)を支払ってくれなかったケース。一般的には「詐欺罪」にあてはまります。
パパからお手当が支払われない4つのパターン
- ホテルで大人の関係を持ったあと、シャワーやトイレの最中に逃げられる
- 食事デート中に、トイレで席を外している間に逃げられる
- 月末払いの約束だったが、途中で音信普通になって支払われない
- Web送金を目の前で実演してもらったが、のちに送金を取り消しされる
①や②はやり逃げや食い逃げとも呼ばれています。
「詐欺罪」に該当することを申し上げましたが、すべてにおいて当てはまるわけではありません。肉体関係が伴うパパ活は、公序良俗に違反するものとし、民法90条によって無効になってしまいます。
そのため、①のやり逃げの場合、パパに詐欺罪として訴えることができず、お金の支払いを求められないので、泣き寝入りするしかないということになります。
財布や貴重品が盗られた
パパ活デート中に財布を始めとした貴重品を盗られたケース。これは「窃盗罪」で立派な犯罪行為にあたります。すぐに警察・パパ活アプリやサイトの運営者に連絡しましょう。
しかし、ここで注意点があります。「お手当が支払われない」パターンと同様に、体の関係があった場合は、売春法に該当するので処される可能性があります。
”パパに財布を盗られて窃盗罪で警察に相談したものの、パパ活で体の関係を結んでいたことがバレてしまい、売春防止法で自分も処される”ことがあるのです。
パパから財布や貴重品が盗られるシチュエーション
- 食事デートでトイレで席を外している間
- ホテルでシャワーを浴びている間
①のような食事や買い物など、体の関係がない場合は「売春防止法」には該当しないので、窃盗罪にあてはまります。
デート中に盗撮された
パパ活のデート中にパパにこっそり盗撮されるケースがあります。これも立派な犯罪で、「軽犯罪法違反」に該当します。
パパ活の盗撮パターン
- 性行為をするとき
- シャワーや入浴しているとき
- 食事や買い物デートで一緒に行動しているとき
盗撮については、体の関係の有無は関係ありません。一緒に歩いているときにこっそりスカートの中をスマホで撮られても犯罪です。
裁判で訴えることもできますし、警察に通報してパパを逮捕してもらうこともできます。
執拗に付きまとわれた
パパ活では、一度デートしたパパからストーカー行為を受けるケースは少なくありません。これは「ストーカー規制法」によって、警察からパパに対して警告を出したり、逮捕したりできます。
つきまとい行為がエスカレートすると、重大な事件に発展してしまう可能性があります。ストーカーをしていた男が女性を傷つけた事件はたびたびニュースにもなっていますよね。
しかし、ストーカーの具体的な証拠や被害がない場合は、警察になかなか動いてもらえないのが現状です。
裸の画像をネットに公開された
パパ活のデート中に撮られた性的な画像を、ネット上に公開されるケースがあります。一方的に別れを告げられた腹いせに、女性の裸の写真をネットにアップするのが典型例です。
この場合「リベンジポルノ禁止法違反」により処される可能性があります。
パパ活で裁判沙汰にならないように良いパパと関係を築こう
パパ活における裁判について解説しました。一番多いのは、パパの奥さんから不倫として訴えられるケースです。話し合いが上手くいかないと裁判に及ぶことが多いので、既婚パパには注意が必要ですね。
パパ活は違法ではありませんが、まったく知らない男女同士が密接な関係になるので、トラブルは多いといえます。
本来のパパ活である食事や買い物デートに留めておくことが大切。ルールや常識の範囲内で楽しむことでトラブルとは無縁のパパ活ができるでしょう。