無感情のすゝめ!自分が感情的すぎて辛い!負の感情を消して無感情に近づく方法!?

ついつい感情を爆発させてしまい自己嫌悪に陥ってしまうことがありませんか?場の空気は重くなるし周囲を嫌な気持ちにさせたかもしれない。

今後は気を付けようと思っても、負の感情をコントロールして無感情を維持するのは本当に難しいですね。

日頃から心に余裕を持ち、冷静な判断ができるようになる考え方をご紹介します。

感情的になる人のデメリット

負の感情が引き寄せてしまうデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。荒ぶる感情をコントロールしていくために周囲からどう思われているのか、必要以上に気を遣わせていないかなど客観的に自分を見つめてみましょう。

負の感情の影響力はことのほか大きいという事実にも、私達は気付く必要があります。また時代の流れや、社会の構造の変化とともに感情的な人への評価が変わっていることも知っておくと良いでしょう

世間からの評価が下がる

感情的な人は裏表がなく、良い意味で「わかりやすい人」といえるでしょう。しかし、なかなか長所だけを見て判断されることは少ないのが事実です。

過去には強く感情を表現する人が場を支配することや、リーダーシップを取るような時代もあったかもしれません。

しかし現代社会においては、むしろ「面倒な人」と思われ、ヘタにかかわると後悔するから距離を取ろうと自然に人が離れていく傾向にあります。

本人は信念を持って毎日全力で頑張って生きているつもりでも、残念ながら世間一般では理性のない子供っぽい人として低く評価されてしまいます

SNSで誹謗中傷を受ける

SNSを通じて世界が広がった、知識が増えたなど良い影響を受けた人も多いでしょう。しかし、相手への怒りなどの感情的な書き込みや人格を否定するような無礼な意見、建設的でない激しい議論が存在するのも事実です。SNS上で誰かを強く非難することはある意味暴力に匹敵するほどの衝撃力があります。

自分とは異質な考え方や生き方をする人に対し反射的に批判し、排除しようとする姿勢は本人を含め誰にもメリットがありません。むしろ自分の信用を落としてしまいます。冷静で的確に状況を判断できる人は時間とエネルギーの無駄とわかっているので一切反応しません。

SNS上で影響力のある活動を継続したいなら、誰かを攻撃するのではなく有益な情報を発信するなど他者貢献に徹するべきなのです。

ストレスがたまり疾患の要因になる

中には「私は感情的な人間。世間体は関係ない。私は私らしく正直に生きる」という考え方の人もいるかもしれません。勿論個人の考え方、意見、知識、経験は人それぞれであり、何が良くて何が悪いという判断は簡単にするべきではありません。

しかし感情的な人や怒りっぽい人は周囲から大人気ないと思われ、場合によっては虐待やドメスティックバイオレンスの加害者ではないかと、疑いの目で見られてしまう可能性もあります。

また、ストレスでもわかるように心と体は繋がっているため、長期間怒りや悲しみに満たされていると健康にも影響が生じてくるのです。ハーバード大学の研究で頻繁に怒りの感情を爆発させる人は、特に心臓に関係する病気の発症リスクが高いこともわかっています

負の感情をコントロールするメリット!

自己をコントロールできるとこんなメリットがある

人に対する態度、接し方が変わり好ましい印象の人が周囲に増えてきます。いろいろな事がスムーズに流れだし、ストレスが激減するでしょう。職場なら新しい企画を任される、あるいは昇給・昇格もあるかもしれません。

たとえ何か嫌な事、問題が発生しても「これは自分にとって意味のあること」と冷静に受け止め、落ち着いて判断が下せるようになります。ますます周囲の理解や援助を得られ、より生きやすい楽しい人生となるでしょう。

感情をコントロールする4つの方法!

感情的なことはよくないとわかっていながらも、どうしても感情を抑えることができない!!という方もいるでしょう。ここでは実際に感情的になってしまいがちな人のために、どのように感情をコントロールしたら良いのか具体的な方法を見ていきましょう!

コントロール方法①見返りを期待せず周囲を喜ばす

一見コントロールと関係がないように見えますが、まず身近な家族、友人、恋人、同僚、顧客などを喜ばせてみましょう。ちょっとした気遣いや心のこもったメッセージ、笑顔など小さなことで良いのです。

大事なのは何を実行するかきちんと時間を取って考え、決定する事です。見返りは一切求めません。今まで感情的に辛くあたってしまった家族に何かできることはありますか?

コントロール方法②自分の長所に磨きをかけ魅力をあげる

自分の長所を光らせて短所を目立たなくする。これは今からすぐに始められる自己コントロールです。人は日頃から自分が考えているような人間になると言われています。何ものかが「私」を作るのではありません。

まずなりたい自分像を明確にした上で自分に対して舵を取り、好ましく優れたパーソナリティの形成へと進路を取りましょう

負の感情の抑制が難しいと思うならば、その短所を人のために使うと決めたらいかがでしょうか。職場でのいじめから同僚を守るためなら、少しくらい感情的になっても良いかもしれません。

コントロール方法③一流の人の特徴を知り真似してみる

「凡人」は環境などの外的要因に気持ちを支配され、流されてしまう。しかし一流の人は環境に惑わされて結論を下すことはしません。彼らは正確な思考力を持ち、自分自身をコントロールする術を心得ているのです。

他人の意見には慎重な態度で臨み、誹謗や中傷には一切耳を傾けないのも一流の人々の特徴で、誰かに意見する場合は相手の立場や考え方を尊重し、「批判」ではなく「提案」を選びます

これは決して著名人やビジネスで成功した大金持ちだけを指しているのではありません。あなたの周囲にもきっとこのような建設的なメンタリティを持つ人はいるはずです。一流の思考法を知り、それらを真似しながら優れたパーソナリティを形成していきましょう。

コントロール方法④意思決定をする時の判断基準を設ける

何か問題が起きた時にこの状況でどちらを選ぶか?突発的に感情的になるか、それともひと呼吸おいて状況を支配するか?迷った時の判断や行動の基準を決めておくと良いでしょう。ここで意思決定の際により良い人間関係を築くための4つの判断基準「沈黙」「平穏」「他者貢献」「秩序」についてご紹介します。

  • 沈黙

人の話を聞く際にはまず「沈黙」を意識して、一度相手の言い分をよく聞いてみましょう。この時ムッと来ることや、それは違う!と思うことがあっても口答えをしてはいけません。じっと耐える必要があります。

  • 平穏

物事は平穏で平和主義的な選択をすることで、人との摩擦を減らすことができるでしょう。しかし、感情的な人は自分が正しいということに対して、折れずに肩入れする傾向があります。まずはどの選択が一番平穏な状況を生み出すのか考えてみましょう。

  • 他者貢献

自分の意見ばかりを主張するのは人間関係において気持ちの良いやりとりではありません。まずは相手にとってどんなメリットがあるのかについても考慮した上で自分の主張も述べる必要があるでしょう。

  • 秩序

それを行うことで、誰かに迷惑をかけていないか?一般的な常識として外れる行動ではないか?ということについて判断する必要があるでしょう。

他にも様々な判断基準があると思います。また、すぐに選択できない時や状況が飲み込めないうちは「一旦保留」「この件はお預かり」という考え方もあるでしょう。このような思考法を基準にしておくと、誤解が原因で感情的になってしまい関係が悪化してしまったという事態を避けることができます

例えばお客様からクレームがきた場合を例にとってみましょう。強い口調で文句を言われても闇雲に反応せず(沈黙)、まず状況と原因をきちんと把握してから(平穏)解決の方向性を定め(他者貢献)、必要であれば謝罪する(秩序)という流れを作るのです。

無感情を取り入れて感情のコントロールをしよう

ここまでご紹介したコントロールの方法はどれもそんなに難しいことではありません。無感情な人に近づくために、謎解きゲームを楽しむ感覚で思考癖を変えていけば良いのです。

状況にふさわしい思考が徐々に習慣となってくれば、次に私達は何を手に入れることができるでしょうか。また、今後はどのような点に気配りをする必要があるのか見ていきましょう。

本当の無感情とは

無感情な人とは蝋人形のように無表情で血の気のない人ではありません。的確な思考や相手の立場を思いやった正しい判断ができたからこそ作りだせる、理想的な人間の在り方なのです。

読むだけでなく是非日常で実践してみてください。あらゆる場面で無感情になることのメリットを実感されることでしょう。ご紹介した以外にも無感情な人になるための様々なメソッドがあります。

瞑想の習慣化、負の感情を手放す技法などが知られています。書籍もたくさん出版されていますので自分にあった方法を模索してみるのも良いでしょう。

これから求められる感情表現

テレワークなど、今後ますますオンラインでのコミュニケーションが主流となりつつあります。

しかしテキスト上の文言には表情や声のトーンなどの非言語情報が欠落しているため、誤解による感情的なやり取りが頻発するかもしれません。こんな時こそ自己コントロールと無感情な対応を心がけましょう。

業務であっても最低限の気遣いを忘れず、どうしても感情を表現する場合は、相手の意見を誤解していないかきちんと理解する慎重さが必要となります。

無感情はあなたを助ける

古代ギリシャの哲学者プラトンは「自分に打ち勝つことが最も偉大な勝利である」という名言を残しました。これからは日々無感情でいることを意識して正しい選択をしていきましょう。自分との戦いに勝てる勇気と強さがあなたの武器となるのです。

無感情な人を目指して辛い日々から豊かな人生へ

負の感情がもたらすデメリットとして、人間性が疑われストレスによる疾患を招くことがわかりました。そして負の感情を無感情に近づけるための簡単な方法を習慣化するだけで、とりまく環境が変わり自分に負けない意思の力を手にすることもご理解頂けたでしょう。

人生を変える4つの自己コントロール方法をもう一度確認します。

  • 見返りを期待せず、身近な人に喜んでもらえることをしてみる
  • 優れたパーソナリティ育成のために長所を伸ばし短所は誰かのために使う
  • 一流の人の特徴、特に行動やメンタリティを知り真似してみる
  • 「沈黙」や「他者貢献」など意思決定する際の判断基準を決めておく

負の感情に支配されていた日々はもう終わり。あなたの手でしっかりと豊かな人生をつかみましょう!