基礎体温とは?基礎体温測定法や正常と判断するためのポイントを解説!

女性の体は妊娠、出産、生理などにより体調も変化しやすく、デリケートなものです。

そんな女性の体と上手く付き合っていく方法の1つとして基礎体温があります。基礎体温を測った方が良いと女性なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

その基礎体温ですが、普段測っていますか?測っている方もそうでない方も、いろいろな疑問があるのではないでしょうか。

ここでは基礎体温についてありがちな疑問をまとめました。基礎体温を活用して自分自身の体と向き合いましょう!

そもそも基礎体温って何?

体温は、運動、食事、感情の起伏、基礎代謝などに影響されています。基礎体温は、これらの中で基礎代謝のみが反映されている必要最小限のエネルギーにあるときの体温をさします。つまり寝ているときの体温のことです。

女性の体は子供を産むための機能として生理があり、そして妊娠をします。これらの周期や体調についても基礎体温が示す情報はとても重要であり、婦人科にかかる際は基礎体温の測定の有無について聞かれることがほとんどです。基礎体温はそれほどまでに女性の体の状況を教えてくれる存在となっています。

基礎体温の測定方法

基礎体温を測定した方が良いとわかっていてもどのように測定し、何に活用するのかわからないという方もいるでしょう。ここでは基礎体温の測定方法とそこからわかることについてご紹介します。

基礎体温の測定

基礎体温は寝ているときの体温ですが、当然自分では測れませんよね。なので、起床直後に測定するのが一般的です。また、婦人体温計を使用しましょう。少し値段は高くなりますが、一般的なものよりも繊細で正確に測定してくれます。測定部位は基本的に舌下です。測定部位にも気をつけましょう。

正しく測定するポイント

基礎体温の測定に使う婦人体温計は、普通のものよりも微細に測定します。また、体温は時間帯や行動にも影響されます。なので正しい方法で測定することが重要となります。そこで、測定方法のポイントをまとめました。

  • 毎朝同じ時間に!

体温は室温や時間帯にも左右されます。できるだけ同じ時間に!しかし、休みの日も同じ時間に測定するのはつらいという方もいると思います。その場合は無理をする必要はありません。何よりも続けることが大事です。

  • 体温計は枕元に!

寝起きにそのままの姿勢で測定します。起き上がったり飲食をしたり、身体を動かすことで体温は変化してしまいます。より正確な値を出すために体温計を枕元に置き、寝起きにそのまま測定しましょう。

  • 測定は舌の付け根

基礎体温の測定は舌下で行います、体温計の先端、つまり測定部を舌の付け根部分までしっかりと入れて測ってください。浅ければ測定値に誤差が出てしまいます。

基礎体温測定からわかること

そもそもなぜ基礎体温を測るのでしょうか?女性の体は正常な月経周期であれば、基礎体温は上がったり下がったりを繰り返します。その中で心も身体も変化していきます。

基礎体温を測定することでその変化に備えることができます。自分の基礎体温を知ることは自分の身体を知る手がかりになり、そして変化の備えになり得る、ということです。ここでは基礎体温からわかることをご紹介していきます。

排卵、月経のタイミング

正常の基礎体温は、低温期と高温期を繰り返す二相性となっています。排卵のタイミングで低温期から高温期への移行し、また、月経時に高温期から低温期へと移行します。 このように排卵、月経のタイミングを知ることができます

妊活のためタイミング

基礎体温を測ることは妊活にも有効です。自分の月経周期を知ることが手がかりとなります。一番妊娠のしやすい時期は排卵期です。基礎体温表を作成し、排卵期を読み取りましょう

ただし、排卵期を知ることはできてもはっきりと正確な排卵日を知ることはできません。低温期と高温期の移行期の数日が排卵期ですが、その数日の間に排卵日があると推定されるのでそこから読み解くようにしましょう。

妊娠の有無

妊娠すれば月経は来ません。普段の自分の周期を超えて高温期が続き、月経が来なければ妊娠の可能性ありです。しかし単に月経が来ない場合は他の病気が潜んでいるかもしれません。基礎体温の状況は妊娠かそうでないかの判断材料の1つとなります。

月経前症候群 PMSの傾向

ほとんどの女性は月経前に何らかの症状があり、数%が日常生活にも支障をきたしていると言われています。いわゆる月経前症候群(PMS)です。月経前の数日間続く精神的、あるいは身体的症状のことで、月経後に減退または消失するものを言います。月経前症候群の時期を把握することで、対応がしやすくなります。

月経前症候群について、詳しくはこちらの記事もご覧ください▼

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基礎体温表を作った!どう見ればいい?

基礎体温を測ってみた。表を作ってみた。しかしどう見ればいいのか?正常の温度差は?正常の周期は?専門的な数値をまとめました。実際はこのようにはならない場合ももちろんあります。この数字だけでなく、普段の自分と比べることも大切です!

正常と判断するポイント

正常と判断するために重要なのは 以下の点を意識しましょう。

  • 低温高温移行期の温度差:0.3℃以上
  • 高温期の安定:陥落がない
  • 高温期:10日〜16日続く
  • 月経周期:25〜38日

正常値から外れている場合

例えば、妊娠であれば高温期が17日以上続きます。黄体機能不全では、移行期の温度差が0.3℃以下、高温期に陥落が発生、高温期が10日以内と、すべてに異常が出ます。基礎体温が正常から外れていることが長期的に継続される場合は何かしらの原因が潜んでいます。 すぐに婦人科を受診しましょう。

きれいにならない。これは異常?

温度表がきれいにならない。測り忘れた日がある。などあると思います。しかし、体温は体調や薬にも影響されますし、室温や測り方(体温計の挿入が浅いなど)で微妙に誤差が出ることもあります。

そのため、あまり神経質になる必要はありません。二相になっているか、月経周期は正常範囲内か、というところをまず確認してみましょう。

基礎体温はつけないとダメ?

基礎体温はつけたほうがいいとは聞くけれど、どうしてもやらなければならないものなのでしょうか。毎日計るのは面倒だと感じてしまう女性も多いはず…。しかし基礎体温を計ることはとても重要なのです!ここでは基礎体温を毎日計るべき理由についてご紹介します。

体の変化に気づくきっかけになる

基礎体温は確かに、必ずつけなければいけないということはありませんし、全くの健康で生理に悩みもないという方にとっては意義の大きいものではないかもしれません。

しかし、普段の自分の基礎体温を把握していれば、身体の変化に気づくことができるかもしれませんし、現在の不調に気づくこともできるかもしれません。例えば、周期が正常でも基礎体温が二相性でなく一相性で、出血は生理によるものではなかったということもあり得るのです。

基礎体温表が病気に気づくための手助けにもなり得るということは知っておいてほしいです。

基礎体温表が診断の一助になる

なんとなく調子が悪い。生理がいつもより明らかに遅れている。そんな時に基礎体温を測っていたならばその原因を推察することができます。身体に異常を感じ婦人科を受診した時、不妊治療の際に婦人科を受診した時、基礎体温表を提出することでより精度が高く、そして素早い診断を受けることができます

実際に、産婦人科では基礎体温表があるかを質問されることは多いです。

基礎体温を使って自分の体を知ろう!

基礎体温。よく聞くワードではあったけどいまいちわからない。そもそも基礎体温ってなに?測ることの意味は?自分で評価できるの?そのような疑問を持っていた方々!この記事を読んでそれらの疑問を解決できたでしょうか?

基礎体温の基礎、測定方法、正常値、測りはじめの不安、などなど紹介しましたが、実はけっこう役に立ちますよね。日記に付け加える、専用の体温表を作る、アプリで管理する、やり方はいろいろあると思います。続けやすい方法でやってみてください。

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