女性の社会進出が進み、バリバリ仕事をこなす女性が増えてきました。昇格を目指し、キャリアを積むために仕事に邁進する女性は素敵ですよね。
一方で、出産や子育てと仕事の両立に悩む女性も少なくはありません。「子育ては女性がするもの」という考えが日本社会には今なお根強く残っています。
今回は、バリバリ仕事をこなすキャリアウーマンが育児と仕事を両立するために実践している考え方をご紹介します。
仕事も育児も完璧にこなすキャリアウーマンの実態を探ってみましょう!
あなたは当てはまる?キャリアウーマンのチェックリスト
そもそも、「キャリアウーマン」の定義とは何なのでしょうか?
仕事をしていれば、誰もがキャリアウーマンになり得るのか気になりますよね。ここでは、あなたの「キャリアウーマン度」をチェックしてみましょう!
チェック①仕事への向上心が凄まじい
キャリアウーマンは、仕事に対する向上心が人一倍あります。昇格や昇給などの目標に向けて仕事に奮闘している女性は、キャリアウーマンと言ってもいいでしょう。
チェック②プライベートよりも仕事優先
独身のキャリアウーマンは、彼氏よりも仕事を優先しがちです。仕事に対するモチベーションが高いので、資格取得などのため時間を割くことに幸せを感じるのです。「目の前の彼氏より、まずは仕事」という仕事脳が強いのが特徴です。
チェック③キラキラしたオーラを放っている
キャリアウーマンは、仕事柄身なりに気を遣う人が多いです。また、「仕事ができる=要領が良い」ので何事もテキパキ行動できてしまいます。何でもそつなくこなしている女性は、キャリアウーマンの可能性が高いです!
チェック④やたらとプライドが高い
キャリアウーマンの女性は、仕事へのプライドが非常に高いです。そのため、自分より年収が低い男性に対して小馬鹿にする発言をしてしまう場合もあります。努力で地位を築いた女性にとっては、男性に負けたくないという負けず嫌いな気持ちが勝ってしまうのです。
チェック⑤SNSで充実したプライベートを載せる
キャリアウーマンは、格言や自分が大切にしている価値観をSNSにアップしたがります。また、仕事以外にも充実したプライベートに関する写真も載せがちです。「仕事もプライベートも充実しています」という点を、暗にアピールしたい承認欲求が強い方が多いです。
チェック⑥付き合う人は損得で考える
キャリアウーマンが付き合う人は、単に「かっこいい」「イケメン」だけでなく、自分のキャリアで役に立つ男性かどうかを常に無意識に持っています。なので自分の仕事がうまくいく男性に興味が湧きやすいのです。
キャリアを積むには出産や育児を諦める?
実は、「男女正社員のキャリアと両立支援に関する調査結果」(労働政策研究・研究機構)によると、女性管理職のうち5割が未婚、結婚をしても6~7割が子供を持たないのです。
※参照元:https://www.jil.go.jp/institute/research/2014/119.html
つまり、キャリアウーマンとしてバリバリ仕事をこなしキャリアを積んでいくためには、出産や子育て、そもそも結婚さえも諦めざるを得ない実態があります。
企業も努力中!女性のキャリアと育児を応援
国では、「2020年までに女性管理職を各分野30%にする」という目標を掲げています。
それに伴い、厚生労働省では「イクメンプロジェクト」サイトを開設しました。女性だけでなく、男性が家事や育児に参加することや、育児休業の取得を推進するサイトです。
男性の育児休業取得を積極的に取り入れている企業も増え、女性がキャリアを積むための環境づくりが進められています。
一昔前とは違って、キャリアウーマンが置かれている状況は大きく改善されてきましたね!
子育てにイライラしない!仕事をしながら育児を楽しむ秘訣とは?
独身時代は仕事だけに集中することができても、出産を機に子育てとの両立に悩む女性は多いです。
しかし、育児と仕事を両立させ、子育てをしながらキャリアを積んでいる女性がいるのも事実です。
そのような、育児と仕事を両立しているキャリアウーマンの思考回路を紐解いてみましょう!
時短料理などで効率化
子育て中のキャリアウーマンにとって、全ての時間を仕事に捧げることはできません。そのため、いかに効率よく時間を作るかが重要になります。
料理一つとっても、作り置きできるものや時短料理などで効率化を図ることは大切です。子育てと仕事を両立しているキャリアウーマンは、時間の使い方が上手なのです。
「サボっている」のではなく、あくまで「効率的にこなしている」という認識を持ちましょう!
完璧を目指さない
独身時代、「仕事は完璧にこなす」と意気込みながらキャリアを積んでいた女性は、育児も完璧にこなそうとします。
しかし、時間的にも体力的にも育児と仕事の両方を完璧にこなすことはほぼ不可能なのです。完璧にこなそうとするからこそ、気持ちが追い詰められてしまいます。
気持ちに余裕がなくなると、子供や家族に対して八つ当たりをしてしまいかねません。程よく手を抜き、自分を追い込みすぎないことが両立のためには重要なのです。
神経質に考えすぎない
キャリアウーマンにとって、時間やルール通りに事が運ばないとイライラしてしまうものです。しかし、育児にとって予想外のハプニングはつきもの。
昼夜問わず、子供が手を焼くこともあるでしょう。いちいち目くじらを立てていては、気が持ちませんよね。
過度に神経質になりすぎず、多少のことなら気にしないくらいの気でいましょう!
子供が小さければ小さいほど、息つく暇もないくらい慌ただしく時間が過ぎていきます。「他のママはできているのに、何で私だけ…」と焦ってしまいがちです。
「今は○○の時間」をなくす
- 19時になったからご飯にしなきゃ
- 21時になったからお風呂にしなきゃ
この様に、決められた時間に決められたことをこなしていませんか?食事やお風呂の時間を決められた通りこなそうとすると、時間に追われてしまい、気持ちに余裕がなくなってしまいます。
育児と仕事を両立するには、時間枠の概念を少々ずらす必要があります。良い意味で時間枠にこだわらない生活をすることで、育児や仕事を楽しむことができますね!
諦める癖を付ける
スーパーマンのように、何でも思い通りこなせるママなんていないです。
「できなくても仕方ない」という気持ちでいることは、育児と仕事を両立させるには非常に重要です。焦りやイラつきは、子育て中のママなら誰だって感じることです。
「できないこと」に罪悪感を抱くのではなく、「できなくて当然」と割り切った方が精神的にも楽になれます。
ストレスを感じるような考え方を捨て、良い意味でラフに構えることで育児を楽しむことができます。
便利なものは何でも利用する
例えば、お惣菜。「子供のご飯は全部手作りしなきゃ」と、息切れしているママはいませんか?
スーパーに行けば、たくさんの野菜やお肉が使われたお惣菜が並んでいます。もちろん、毎日手作り料理を与えることは素晴らしいです!しかし、それが負担となってしまっては元も子もありません。
「週に3日はお惣菜、あとは手作り」というふうに、献立を割り当ててみるのも一つの手ですね!
まとめ
キャリアウーマンとして、育児と子育てを両立させることは一筋縄ではいきません。様々な葛藤があり、焦りやイラつき、悩みは尽きません。
「仕事でもっとキャリアを積みたい」と考える女性は増加しています。だからこそ、育児や仕事に対する考え方や姿勢を変えていく必要があります。
独身時代と同じように仕事をこなすことは非常に難しくなります。時間的な制限ができた時にどのように立ち振る舞うかが重要です。
育児と仕事を両立させつつ、自らの手でキャリアも積んで「自分らしい人生」を送りましょう!