「そろそろ彼女が欲しいなあ」「職場以外で出会いがない」「今夜飲みたいけど、一人は嫌だなあ…」これらの悩みは、普段の生活の中で誰もが直面する、ごくありふれた悩みです。
そんな時の出会い方のひとつとして、ナンパは手軽かつ多くの女性にアプローチできる方法です。しかし、成功するやり方を知らなければただの時間やお金の浪費。
この記事では、正しいナンパのやり方を紹介していきます。
女性バーテンダーにナンパの何がわかるの?
筆者は女性のため、基本的にナンパされる側の人間です。「女性にナンパのやり方なんてわかるの?したことないでしょ?」と思われるかもしれませんが、少し考えてみてください。ナンパが失敗したときに、あなたの失敗の「原因」を教えてくれる女性なんて普通はいません。
「彼氏がいるから」「急いでいるから」はその場を断るための一時的な「理由」であって、根本的な「原因」ではありません。「あなたのナンパのここがダメだったから断りました」なんて言ってくる女性はまずいないでしょう。
ナンパはコミュニケーションであり、相手のいるものです。そのため、女性から見たナンパの良し悪しを知ることは、決して無駄ではないですよね。また、筆者はバーテンダーとして、来店されるお客様の中に「ナンパしている男性」と「ナンパされている女性」の姿も数多く見てきています。
つまり、自分個人の体験だけでなく、ナンパに関する不特定多数のサンプルも得ているわけです。このように、女性としてナンパされる「主観的な見方」と、バーテンダーとしてナンパを観察する「客観的な見方」の両方を用いて、男性も女性も幸せになるナンパの方法を紹介するのが、この記事の目的です。
ダメなナンパは数打ってもダメ
ナンパの基本は「数打てば当たる」です。しかし、いくら回数を重ねても、成功する方法を知らなければ、ただただ時間を浪費することになりかねません。
やり方を知らないままナンパをするということは、打率ゼロのバッターがバッターボックスに立つのと同じで、成功の見込みがほとんどありません。そのため、打率をあげるための工夫が不可欠になります。
一般的に、熟練のナンパ師であっても、成功率は「高くて3割」だそうです。単純計算で、3~4人に声をかければ1人成功するということです。しかし、仮にあなたの成功率が0.5割だった場合、20人もの女性に声をかけなければなりません。こうしてみると、成功率をアップすることの重要性がわかりますね。
ナンパはコミュニケーション
ナンパに慣れていない方にありがちなのが、一方的に押し付けてしまって相手の気持ちを考えないということです。ナンパはコミュニケーションです。一方的に男性が話すものではなく、相手の女性とのコミュニケーションが成り立って初めて、ナンパの成功の入口が見えてくるものです。
相手の女性はあなたの発した言葉に一様の返事を返すロボットではありません。人それぞれ、様々な反応を示すと思います。そのため、ナンパ師の教えるテンプレートをたくさん覚えたところで、つかみとしては有効ですが、応用がききません。
相手の反応をしっかり汲み取るようにコミュニケーションを取る必要があるでしょう。
観察力が鍵
一方通行なコミュニケーションになってしまわないためのカギが「観察力」です。これはナンパに限ったことではなく、初対面の相手とコミュニケーションをとる際に必ず重要になるポイントです。
例えば、流行のファッションをしている女性は親和欲求が高く押しに弱い傾向があったり、シンプルなファッションを着こなしている女性は着こなしのセンスやスタイルに自信のある女性が多かったり、バッグの大きさやデザインで仕事かプライベートかを見極めることもできます。
また、話しているときに目を合わせない、「でも」など否定的な言葉が多い、といった女性は自分に自信が持てないタイプである可能性が高いなど、言動やしぐさから相手の性格を推し測ることも可能です。
コミュニケーションの上手な人は、上記のように相手をよく観察し、得た情報をコミュニケーションに取り入れることで、相手の女性に合わせた的確な話題やほめ方を選択しています。その結果、相手のレスポンスもよくなり、会話をもりあげることができます。
ナンパする場所は「目的」から選ぶ
ナンパのやり方を詳述する前に、場所選びについて解説します。ひと口にナンパといってもその目的は一様ではなく、個々の目的に合わせて場所を選ぶとよいです。
タイプの女性に出会いたい
この目的に合うのはストリートナンパ(路上ナンパ)です。他の場所と比べて圧倒的に母体数が多く、また容姿を見てから判断できるため、タイプの女性に出会いやすいと言えます。また、音楽が好きな女性や派手目な女性が好き、などの方にはクラブナンパもおすすめです。
コストを抑えて気軽に出会いたい
この場合もストリートナンパをおすすめします。他の場所では出会うまでにお金がかかる場合がほとんどですが、ストリートナンパは出会うまでは無料です。出会った後のお茶代などはもちろん発生してきますが、それでも他の方法と比べるとリーズナブルであると言えます。
普段出会わない人と話したい
この目的にはバーナンパをおすすめします。バーには多種多様な職業の方が集い、見ず知らずの人でも話しかけやすい雰囲気があります。
人は共通点を持っている相手に対して親近感や安心感を持つ傾向にあります。
バーに飲みに来ていると「お酒が好き」「バーが好き」という印象をお互いに持ちやすく、そこにお酒の力も重なって、警戒心が低めな傾向にあります。10席ほどの小さなお店のカウンター席は、非常に話しかけやすくおすすめです。
ただし、特に格式の高いお店はナンパNGのところもあるため、できるだけカジュアルなバーを選ぶとよいでしょう。また、ネットナンパも、様々な女性と出会うのに適しています。この場合は、出会う前に事前に職業を知ることもできるため、特定の職業の人と話してみたい方などにはおすすめです。
しかし、事前に顔出しをしない女性も多く、ドタキャンもしやすいため、少々リスキーな方法ではあります。
ワンナイトラブに持っていきたい
この目的にはクラブナンパとネットナンパがおすすめです。クラブは他の場所に比べて、「ナンパ箱」とよばれるナンパスポットとして有名なクラブもあるほどで、タイプの人がいればワンナイトもありだと考えている女性の比率が高い傾向にあります。
また、クラブの盛り上がる時間帯は深夜であるため、終電のない女性も多いのが特徴です。ただし、クラブナンパは競争率も高いため、上級者向けと言えます。また、ネットナンパにもワンナイト目的の女性が多く存在します。
他の方法と違って目的に合う女性のみを探すことができるため、かなりの手間が削減できます。
いざナンパ!その前にチェックすべき3つのこと
私たちは人と出会うとき、「いい人そう」「嫌な感じ」などきわめて漠然とした印象に引っ張られて、相手の全体像を把握しています。さらに、その印象は修正されにくく、むしろ増幅する傾向にあることがわかっています。
この現象は心理学では「初頭効果」と呼ばれ、第一印象の重要性を示しています。ナンパにおいても、第一印象で失敗してしまわないよう、しっかりとした準備が必要です。
清潔感のある見た目
まずは服装を整えましょう。人は第一印象の8割を見た目で判断するといわれており、特に準備が必要な項目です。女性に声をかける時に一番大切なのは清潔感です。清潔感のない男性はそれだけで恋愛対象外になってしまいます。以下のポイントをチェックして清潔感のある落血ついた男性を演出しましょう!
- 服装はなるべく落ち着いた、洗練された服装を選ぶ
- 服や靴の汚れやしわ、ひげ、においなどは清潔感を左右するためケアが必要
- 髪型は短髪で暗めの色が好まれる傾向
お店や予算の予測と想定
いざ声をかけて承諾をもらったとしても、お店選びでウロウロしてしまっては、相手はうんざりしてしまいます。事前にリサーチし、ルートを確認しておきましょう。一軒目は相手の警戒心を和らげるために、カジュアルで開放的なお店を選ぶのがベターです。
ただし、バーナンパの場合は、席数の多いお店を嫌がる女性もいるため、相手と相談して決めた方がよいです。いくつか候補のお店を用意しておき、相手に合わせて積極的に提案できるようにしておきましょう。お店が決まったら、予算も確認しておきましょう。
失敗にも折れない心構え
冒頭で述べたように、ナンパは基本的に「数打てば当たる」で、当然失敗もたくさんあります。特に初心者は、はじめは上手くいかず、10人に声をかけても一人も成功しないという場合もあるでしょう。
その時に大切なのは「やっぱり俺には無理なのかも」ではなく、「どうすれば上手くいくのだろう?」という考え方です。
「そもそもナンパが嫌いな人だったのかも」「声が小さかったのかな」「急いでることを見極められなかった」など、できるだけ具体的な改善点を探して一つ一つクリアして行けば、必ず成功率は上がります。
何回かの失敗で心が折れないよう、1回1回に自分の中でレビューをして、毎回少しでも前進できるよう心がけましょう。
ナンパが成功しやすい女性の特徴
いざ声をかける前に、まずは相手をよく観察することが大切です。なぜなら、以下のような女性をあらかじめターゲットから除外し、失敗の回数を減らすためです。
- ナンパ全般を嫌悪している女性
- ナンパを否定しないが、急いでいてそれどころではない
- ナンパを否定しないが、疲れている・不機嫌などの理由で声をかけないでほしい
髪短くしてから道聞かれたり変なおじさんに絡まれたりってことが一切なくなったので嬉しいなぁと思ってたのに、ナンパは基本的にこちらを下に見ている行為だと思うので腹が立つしまず声をかけやすそうな女だと思われたことがムカつく
— すぱこ (@green9195) March 24, 2020
失敗の回数が増えれば増えるほど、成功する想像ができなくなり、やる気がそがれてしまいます。そのような事態に陥らないために、ターゲットの選定を必ず行いましょう。
一番重要なのは急いでいないこと
相手の女性が急いでいるか、時間に余裕があるのかによって、成功率はまったく異なります。急いでいる女性はそもそも相手をしている余裕がないため、ナンパであろうがアンケートであろうが美容院の勧誘であろうが、基本的にはすべて相手にしません。
明らかに早歩きしていたり、時間を気にしながら歩いている女性は、急いでいる可能性が高いため避けましょう。逆に、ゆっくり歩いていたり、キョロキョロと周りを見ながら歩いている女性は時間に余裕のある可能性が高いです。
「時間もあるし、ちょっとならいいか」と思わせればいいまた、待ち合わせをしている女性も、そこから動くわけにはいかないため、きっぱりと断るタイプでない限り意外と話を聞いてくれます。その日のうちにデートは難しくても、連絡先を交換して後日合うことが可能です。
また、バー、クラブなどは、「時間の余裕」という観点を最初から満たしているといえます。
テンションがあがっている時を狙う
機嫌のよい時に友達や上司にご飯をおごったり、プレゼントをしたり、見知らぬ人に親切にした経験がある人は多いのではないでしょうか。テンションが上がっている時には気が緩みやすくなり、他人に対しても友好的になりやすいです。
- お酒が入っている
- 買い物をした後(ショップバッグを持っている)
- 友達と別れてすぐ
- 美容院帰り
- イベントに来ている
上記のような女性はテンションがあがっていることが多いので、声をかけてみると会話が成立する可能性が高いです。また、クラブに来ている女性も、テンションの上がっている確率が高いと言えます。
声かけ~お茶まで持っていく6つのテクニック
いよいよ実践です。声をかける時に使えるテクニックを紹介していきます。
立ち位置
声をかける時は、相手の女性の斜め前からかけるようにしましょう。よく後ろや横から声をかける男性がいますが、どちらも女性の視界に入っていないため、気付かれなかったり、気付いていても無視されたりする場合が多いです。逆に、斜め前から話しかけた場合には女性も無視がしづらく、反応してくれる可能性が高くなります。
声のトーンと言葉づかい
ここで大切なのは、「対等に話す」ことです。変にへりくだってしまうと、相手の女性は自分に主導権があると無意識に感じ、断りやすい雰囲気ができてしまいます。逆に偉そうな態度で話しかけてしまうと、「失礼」「チャラい」といった印象を与えたり、警戒心や恐怖心を生んだりしてしまいます。
第一声に言いがちな「すみません」という言葉は、相手に対して低姿勢になりやすいワードですが、あくまで対等であることを意識し、自然なトーンや適度に砕けた言葉づかいで話しかけましょう。
まずは褒めよう
褒められてうれしくない女性はほぼいません。「かわいい」「スタイルが良い」「髪がきれい」など本人をほめるパターンから、「お洒落」「ネイルがかわいい」「髪色がきれい」など、女性のセンスをほめるのも効果的です。ほめる時のポイントは、心からほめること。
嘘やお世辞は相手に見抜かれてしまいます。しっかりと相手の目を見て笑顔でほめると、心からほめられていることが伝わりやすいです。また、ほめた後に自分の好みであると伝えるのもよいです。
その際には「そのワンピースかわいいね。俺ワンピースが似合う女の子すごく好きなんだよね。スタイル良いからかな」など、ひと言ごとにほめるポイントを重ねていくのがおすすめです。
断る理由をつぶす
声をかけて、女性が迷っているようでしたら脈ありです。しかし、「すぐにオッケーして軽い女だと思われたくない」「ナンパをオッケーするのが恥ずかしい」などの気持ちが障害となり、「いいよ」と言えない女性もたくさんいます。
そんな時には質問を重ねて、「ナンパを断る理由」をつぶしていきます。この時のポイントは、「YES」「NO」の2択で答えられる質問を多く重ねることです。答えが単純で明確であるほど、相手の逃げ道である「断る理由」が取り除かれていきます。
自分:「この後予定あるの?」
女性:「無いけど…」
自分:「あ、あれだ、彼氏のごはん作らなきゃいけないもんね」
女性:「いや、彼氏いないし」
自分:「えー、彼氏いないの?!いそうなのに」
女性:「いないいない(笑)」
自分:「へえー、そうなんだ、意外。え、じゃあさ、俺とちょっとお茶しても困んないよね?」
女性:「うーん…」
ここまで来ると、女性側は逃げ道が無くなってきている状態です。あくまで無理強いはせず、相手を優しく誘導するつもりで話しましょう。
2択の質問で答えさせる
これはダブルバインドと呼ばれるテクニックです。2択の質問をすることで、その後ろにある前提を隠すことができます。例えば、「お茶行こうよ」と誘わずに、「おいしいカフェラテ(のお店)とパンケーキ(のお店)、どっちがいい?」と質問することで、「お茶に行くこと」という前提を飛ばして話を進めることができます。
「行くって言ってないんだけどな…」と思いつつも女性が質問に答えてくれたらラッキー。「よし、じゃあ行こう」と歩き出し、ついてきてくれれば成功です。
笑わせたら勝ち
肩書や趣味などの素性は飛びぬけて魅力的なものや相手と共通するものでなければ、アピールをしてもあまり効果がありません。「はじめまして。○○という会社で働いている25歳の××です。趣味は映画鑑賞です」と言われても、それだけで「魅力的な人だな」とは思いませんよね?
声をかけてから、お店に行くことが決定するまでの限られたコミュニケーションの中で、アピールするべきはユーモアのセンスです。心理学においても、他者とユーモアを分かち合うことは受容的雰囲気をかもし出し、リラックスさせる効果があると言われています。
「面白い人だな」と少しでも思わせることができれば、相手の女性の警戒心を一気に和らげることができます。笑顔で話しかけるのは基本として、語尾に(笑)をつけるイメージで笑いながら話したり、相手の返事に対して笑いかけることで、相手の笑いを引き出すことができます。
己を磨き、相手をよく見て、「お互いに楽しむ」
ナンパに大切なのは、大きく分けて「自分を磨くこと」、「相手をよく観察してコミュニケーションをすること」の2点だとお分かりいただけたと思います。以上のことを踏まえていれば、失敗しても毎回得るものがあります。
女性も人それぞれいろんな考えがあり、その時々によって気分やニーズも異なります。そんな相手の女性の意向を汲むことのできる男性が、ナンパだけでなく本当にモテる男性です。失敗を恐れず、めげずに、自分も相手も楽しいナンパを目指してみてください。