恋愛が原因でうつ病になる人が急増!?恋愛うつになりやすい人と予防法

最近、恋愛が原因でうつ病を発症する人が増えています。恋愛で大切な人を失うこと、相手とうまくいかないことで自分を責めてしまう人も多いでしょう。

幸せな時間が多いほど立ち直る時間がかかります

真面目な人は相手としっかりと向き合っていた分辛く、素直で愛情深い人こそ恋愛や失恋の痛みを感じすぎてしまいます。あなたの心のSOSを見逃さないために恋愛によるうつ病を防ぎ予防する方法を紹介します。

うつ病とはどんなもの?

うつ病は、心の病気でもあると同時に脳の病気でもあるとも言われています。多くは心や体がストレスを感じることで発生します。気づかずにストレスを貯めてしまっていることもあります。

特に女性は、ホルモンの乱れがうつ病を招く可能性もあるので、うつ病についてしっかりと理解し、予防をしていくことが大切です。

うつ病の症状

うつ病の症状は体に現れる症状心に現れる症状2種類があります。

体に現れる症状

  • 頭痛
  • 動悸、息切れ
  • 腹痛
  • 疲労感
  • 睡眠障害
  • 食欲不信

心に現れる症状

  • 無気力
  • 感情の浮き沈みが激しい
  • 急に何もできなくなる
  • 物事が面倒になる

体の調子が悪く通院した病院で、実はうつ病だったと診断される人が多く自分自身で気づけないこともあります。目安としては、2週間以上これらの症状が続くとうつ病の可能性があります

うつ病の種類

うつ病の種類は、単極性うつ病と双極性障害の2種類あります。単極性うつ病は、一般的な気分が落ち込んだりする症状のみですが、双極性障害は気分が落ち込む時と気分が高揚する症状が交互にやってきます。

特に後者は、元気そうに見えることも多いので周りの人に理解してもらうことが難く、自分で異変に気づくことが遅れてしまう場合もあります。

うつ病と恋愛の関係性

うつ病と恋愛は、大きく関係しています。失恋や恋愛がうまくいかずに悩んでいる時の気持ちと、うつ病の心理状態はよく似ています

よく眠れない、同じことを何度も考えてしまう、食欲がないなど色々と共通している点があります。また、最近は失恋うつという言葉もあります。人間関係で受けるストレスのなかで恋愛に関することが一番、高い傾向にあるという研究結果もあります。

ここではうつ病と恋愛の関係性についてみていきましょう。

恋愛における心の負担

人を愛することは、とても素晴らしいことです。しかし、さまざまな困難に直面することもあります。結婚に関する悩み、片思い、恋人の浮気や不倫、恋人とのマンネリなど上げるときりがありません。

また、幸せな時間が多いほど、そうではない時間について後ろ向きに考えてしまうことは仕方のないことです。本気で恋愛をしている人ほど、ダメージを受け心の痛みに敏感になってしまいます

恋愛がうつ病の引き金になる状況

恋愛がうつ病の引き金になる状況は、相手に依存している時に引き起こされます。自分の生活をないがしろにして、常に相手中心の生活をしていると依存の可能性は上がります。

相手との喧嘩やすれ違いにより仕事や勉強、家事がおろそかになるなど、失恋した時にショックが大きければ大きいほど、実は相手に依存していたということではないでしょうか。

恋愛が原因のうつ病は増えている

近年、うつ病の患者は増え続けています。患者数は100万人にのぼり、一生の間に一度はうつになる人は15人に1人いるとも言われます。女性に関しては、ホルモンバランスの影響により男性の2倍の数の人がうつになると言われています。

つまり女性の7~8人に1人はうつ病にかかる可能性があるということです。失恋うつに関して専門で診療している病院もある位で恋愛が原因のうつ病は増加しています。

恋愛が原因のうつ病になりやすいタイプとは?

では実際にどういう人が、恋愛が原因でうつ病を引き起こしやすいのでしょうか?ここではうつ病になりやすい人の恋愛的特徴、性格的特徴についてご紹介します。

相手に対してとことん尽くす人

相手に尽くす人は、とても人思いで優しい人が多いです。しかし優しいが故に相手を甘やかすことや、相手の言いなりになってしまう人もいます。

一方的に与えるだけの愛情はゆがんだ恋愛関係を作る結果になり、自身のストレスも増大してしまいます。また、相手に尽くしすぎると、依存が高まり相手を失った時の喪失感に悩むことになってしまいます。

自分に自信がない人

自分に自身がない人は、自己肯定感も低いので物事をマイナス思考に考えてしまう傾向にあります。恋愛関係は対等であることが重要です。お互いが自立している状況でなければ、恋愛において成長することは難しくなってしまいます。

片方が優位に立つことが当たり前になってしまうと、自分で考える力や判断する能力が劣り自分の世界を狭めてしまいます

我慢強く、空気を読みすぎる人

我慢強くて空気を読みすぎる人は、常に相手の気持ちになって行動できる素晴らしいい人です。しかし、一歩間違えると相手のことを優先しすぎて、自分の気持ちを抑え込んでしまいます。

例えば、相手に心無いことを言われた時やひどいことをされた時に普通であれば反論しますが、空気を読みすぎる人は相手に嫌な気持ちをさせたくない、嫌われたくないという気持ちが優先し、自分の気持ちを抑え込んでしまうのです。

恋愛によるうつ病を防ぐ対策・予防法

恋愛によるうつ病は普段の自分の行動や考え方を、少し見直すだけで防ぐことができます。恋愛の悩みは決して自分だけが原因ではありません。しかし、相手は恋人である以前に他人で、物事の考え方が違うのは、当然です。

だからこそ、うまくいかない時もあると考えることが大切です。また、自分の大切なものを恋愛以外に見出すことができれば、自分の世界は広がります。自分の逃げる場所を他にも作っておければ心の負担も軽くなります

過度に相手に期待しない

相手に対して過度な期待や要求しすぎると気持ちが強すぎて、相手に負担がかかり、関係がこじれる原因となってしまいます。相手が必ずしも、自分のことを全て理解してくれるとは限りません

お互いの気持ちを言葉で伝えることは大切ですが、時には互いに譲り合い、相手を尊重し合える関係を心掛けましょう。

自分を責めず、大切にする

自分を大切にすることは、恋愛においても重要で自信を持つことにもつながり、心の余裕を持つことができます。悪いことがあっても後悔をするだけはなく、何故そうなったかを少しだけ思い返す位にして考えすぎるのは辞めておきましょう

恋愛はタイミングが大事なので誰のせいでもなく、予期せず悪いことが起きることもあります。決してあなただけが悪い訳ではありません

自分の時間を大切にする

自分の時間を大切にすることができる人は、自分の世界が広がります。恋愛に依存し相手主体の生活を送っていると、自分のための時間を取っていなかった…ということもあるのではないでしょうか?

恋人などの他に自分が好きになれるものを見つけて、その事に費やす時間を大切にしてください。心に余裕を持ち自信を満たすことができれば、その結果は、あなたの魅力を高めることにもつながります

一人で悩まない

あなたは決して1人ではありません。悩んでいる時は誰も助けてくれないと感じたり、気持ちが優しい人は友達に心配をかけたくないと、我慢してしまう人もいるでしょう。

自分の大好きな友達、家族が同じように悩んでいたら助けてあげたいと思うように、あなたを心配し助けたいと思っている人は必ずいます

人に相談して言葉に出すだけで、心が晴れます。また、アドバイスによって思いがけず問題の解決につながることもあります。

うつ病は、誰にでも起こり得る可能性がある

うつ病は、決して気持ちが弱い人の病気ではありません。脳の誤作動によって引き起こされるので、誰にでもうつ病になる可能性はあります。恋愛における悩みはとても身近なものです。

特に女性は、ホルモンの乱れや生活スタイルが仕事や結婚、出産と変化しやすいので恋愛や家庭に関する悩みも増える傾向にあります。辛いと感じた場合には無理せず周りに頼ったり、心療内科を受信することをお勧めします。

人を愛することも大切ですが、同時に自分のことも愛し大切にしてあげて心と体と恋愛のバランスをうまく取っていきましょう!