あなたはチークが好きですか？
「なんだかケバくなるから嫌だ」 「チークってなくてもいいのでは?」というひともいるようです。
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でも、実はチークは大事です。頬は顔のなかで最も広い部分なので、顔の印象を大きく左右します。特に日本人はもともと平面顔なので、チークを入れないとぼやけた印象になってしまいま す。
チークを入れることによって血色を良くして、顔にメリハリをつけ、様々な印象を作りだ すことができるのです。今回は、いまさら聞けないチークの基本から、印象的なお化粧方法までご紹介します。
いまさら聞けないチークの効果や種類
チークとは、頬につける化粧品です。その効果や種類、色、チークの入れ方の基本など、いまさら聞けない基礎編を見ていきま しょう。
チークの効果
ファンデーションによって失われた血色を取り戻すのがチークの本来の役割です。そのため、頬をほんのり染めたくらいの色味で、自分の肌の血色に近い色を再現するくら いがちょうどいいのです。
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雑誌で濃い目のチークを見ると、「それが正解なのね。でも、苦手だなぁ。」と思う人も いるようですが、濃い目のチークはひとつのスタイルであって、チークの基本は別だと考 えるといいでしょう。
また、血色をよくするだけでなく、顔に立体感を出し、小顔効果を出せるのもチークの効 果として大切なポイントです。
日本人は平面的な顔で、全体的にぼんやりした印象にもなりがちなので、ぜひチークを効 果的に使いましょう！
チークの種類
形状の違いは主に以下の3種類です。
- パウダーチーク
- クリームチーク
- リキッドチーク
パウダーチーク
パウダーチークは、さらさらのパウダーを固めた状態のものです。カラーが豊富なので、 好みのカラーが見つけやすく、様々な色を楽しむことができます。
チークブラシにチークをつけて、頬のチークを入れたい部分に滑らせるようになじませま す。どのタイプのファンデーションでもなじみやすく、つけすぎた場合はファンデーショ ンで調節ができるという使いやすさは、メイク初心者にもおすすめです。
肌タイプで相性がいいのはオイリー肌。さらっと軽い仕上がりです。(乾燥肌の人には乾 燥が目立つ仕上がりになる可能性あり。)
やさしくふんわりとした女性らしい印象をつくりたいときにぴったり! クリームチークに比べると明るく発色しやすく、透明感のある肌にすることができます。 水や油に弱いので、雨や汗で塗れるとこまめにメイク直しが必要です。
クリームチーク
クリームチークは、主に練り状になっていて、しっとりした質感のチークです。 パウダーチークと比べてつやがあり、少量でも濃い目の発色を実現。
お風呂あがりのよう な自然な頬の赤みを出すこともできます。鮮やかにしっかり色づき、しっとりしていて、 素肌へのフィット感がよいです。
色持ちもよいです。 肌に密着させながら指でトントンと叩き込むようにぼかしていくと、ナチュラルな上気肌が作れます。
ムラを作らないためにおしろいをはたく前に塗ります。 肌タイプで相性がいいのは乾燥肌。保湿成分が入っているので安心して使えます。 クリームチークにはパレットタイプやスティックタイプがあります。
パレットタイプは色 づきが薄めのチークが多いため、調節がしやすいというメリットがあります。
スティックチークは細長い棒状のチークです。 質感はリキッドチークやクリームチークなどに比べて少し硬いのが特徴です。 ポイントづかしやすいので、チークが主役のメイクをしたいときにとても役立ちます。
リキッドチーク
リキッドチークは、液体状のものです。少量でしっかりとした発色を出せるのが特徴です。肌のくすみが気になる人も、健康的で明るい肌を作ることができます。
クリームチークと同様、フィット感がよく汗に強いチークで、つや感や潤いを出すのにも適しています。 しかし、クリームチーク以上にみずみずしさがあり、フレッシュな印象を作れます。
少量を手の甲に出し、指かスポンジを使ってトントン叩き込むようになじませます。ムラ を作らないために、おしろいをはたく前に塗ります。
肌タイプで相性がいいのは乾燥肌。水を多く含んでいるため、乾燥肌の人でも安心して使 えます。 使い方に慣れるまで少しコツがいるため、はじめてリキッドタイプをつける人は、薄く色 づくタイプのリキッドチークがおすすめ。
チークの色
レッド系
入れ方によって、あどけなさも大人の色っぽさも演出できます。顔色を鮮 やかに魅力的にみせるのに最適です。少量を使えば、数あるチークのなかでも自然な血色
感を出すことができるとても便利なチーク。自然でかわいらしい印象になりたい!ときに 選ぶとよいでしょう。
ピンク系
ふんわりとしたやわらかい印象になります。肌なじみがよく、血色感を アップし色白の肌を健康的に引き立てる効果あり。女性らしくフェミニンな演出をしたい ときに、ほんのりつけましょう。フォーマルな場で上品な印象を作ることもできます。 また、ピンク系の中でも青みがかったピンク・ベビーピンク・スモーキーピンクなどさま ざまなピンクがあるので、さまざまな肌の色や、なりたい雰囲気に対応できます。
コーラル
オレンジとピンクの中間のような色で、温かみのある印象になります。ピ ンクやオレンジが苦手な人でも使いやすい色です。健康的な雰囲気で肌もきれいに見せて くれます。
オレンジ系
元気な印象を与えます。ブラウン系のオレンジは肌がくすんで見えるこ ともあるので、なるべく明るめのオレンジを選びましょう。元気で明るくフレッシュな印 象。比較的肌が黒めの人によく似合います。肌が白い人が肌トラブルを隠したい時にも有 効なチークカラーです。
ベージュ系
気取らずよりナチュラルな印象を与えたい時にぴったりです。アイメイ クやアイブロウ(眉毛)など、チーク以外を目立たせたい時に使うと、全体的にバランス のいい顔を作ることができます。褐色系の肌の人にはとても肌馴染みの良いチークです。
ブラウン系
引き締め効果が高く、小顔に見せてくれます。大人な魅力を引き立てて くれるブラウン系は、ヌーディーなメイクにしたい時はもちろん、レッド系のリップやア イメイクを際立たせたい時にもおすすめです。いかにもなチークづかいが苦手な人はブラ ウン系だと抵抗なくつかいやすいかもしれません。
チークの入れ方(基本)
チークの効果や種類、色がわかったところで、チークの入れ方を確認しましょう。まず最初に大切なことをお伝えします。
ひとりひとりの顔の形、パーツのバランスなどはバラバラです。大切なのはそれぞれの顔のパーツとメイクのバランス。
それでは、ご紹介するチークの入れ方を参考にしつつ、ご自身が納得する仕上がりを研究 してみてください。
チークのつけ方
チークは種類によって付け方が違うので、上手に使って華やかな雰囲気を作りましょう。 パウダーチークを使うときは、パウダーファンデーションもしくはおしろいで肌をサラサ ラの状態にしておくことが大切。
チークブラシにチークを取り、手の甲に置くようにして チークの量を調節します。ブラシの側面を頬の中心部につけ、外側に滑らせるようにつけ ていくとムラがなくキレイにつけることができる。
リキッドやクリーム状のチークを使う場合は、パウダーファンデーションを付ける前に チークを使います。チークを手の甲に乗せ、指でポンポンと頬に着けていきます。
チークを入れる位置
チークを入れる基本の位置は、黒目の外側から真下に向かった直線と、小鼻から耳の中央 へ向かった直線が交差する位置を起点とします。
チークを入れる範囲は、起点を中心として、サイドは耳から指2本分あけたところまで、 目の下は頬骨のある高さまでとします。
これを基本形として、顔型やなりたい印象によって入れる位置を変えていきます。
顔の形ごとに解説！チークの入れ方、塗り方
面長
頬骨より下にチークを入れます。頬骨より高い位置にチークを入れると、顔の下側の長さが強調されるからです。 面長の人は、大人っぽい顔立ちの人が多いので、横広くチークを入れることで、あどけな さを加えて大人っぽさを緩和させます。
丸顔
頬骨の中央(基本の入れ方の起点)からこめかみに向かってチークを入れます。 斜めに幅を狭めに入れることで、シャープな引き締まった印象を加えます。丸く入れてし まうと、ぽっちゃり見えるので注意しましょう。
逆三角
頬の内側から円を描くようにチークを入れます。 シャープで骨っぽい印象を押さえるために、やわらかく見せることが大切です。
エラ張り
頬の中央(基本の入れ方の起点)からこめかみに向かって楕円形にチークを入れます。エ ラ部分にも軽くすべらせましょう。優しい雰囲気をつくりだし、エラを強調しないという 効果も得られます。
チークの色は肌の色に合わせる
自分の肌の色と相性のいいチークの色を選ぶのは重要です。肌の色に合っていないチークを入れてしまうと、そこだけが浮いてみえるため顔全体のバ ランスが悪くなり印象がよくありません。
肌の色はイエローベースとブルーベースの2種類に分けられます。日本人に多いのは温かみがあり黄色がかったイエローベースの肌です。 欧米人に多いのは透明感のあり色白なブルーベースの肌です。
百貨店の化粧品売り場などで、セルフカラーや美容のプロに判断してもらうのが賢明です が、簡単な見分け方がいくつかあるのでご紹介します。
肌のベースカラーの見わけ方
見わけ方1
手首の内側の付け根の血管の色で見わけます。 緑に見えた人はイエローベース、青や赤に見えた人はブルーベースです。
見分け方2
白目の部分の色味で見分けます。 少しクリームがかった色味ならイエローベース、やや水色っぽい色味ならブルーベースで す。 充血していない状態でチェックしてみてください。
見わけ方3
金と銀の折り紙を交互に手に乗せてきれいに見える色で見分けます。 アクセサリーでゴールドとシルバーのどちらが肌になじむかで判断するのもよいでしょ う。 金がなじむのはイエローベース、銀がなじむのはシルバーベースです。
肌のベースカラーに似合う色
自分の肌のベースカラーが分かったら、それに似合う色を確認してみましょう。複数ある似合う色の中から、なりたい印象によって使い分けます。
覚えきれない場合は、似合わない色を覚えてそれだけは避けるようにするのもよいでしょ
う。 (◎は特によく似合う色です。)
イエローベースに似合う色
◎イエロー系 ◎オレンジ系 ◎コーラル系 ・ブラウン系 ・ゴールド系
イエローベースに似合わない色
×白系 ×ピンク系 ×青みの強い色
ブルーベースに似合う色
◎白系 ◎ピンク系 ◎レッド系 ・パープル系 ・ブルー系 ・ゴールド系
ブルーベースに似合わない色
×茶系 ×オレンジ系 ×黄みの強い色
なりたい印象別！中級編！チークの入れ方
基本的なチークの入れ方はお分かりいただけたでしょうか？それではいよいよ、チークの入れ方で顔の印象を変えていきましょう。
あなたがなりたい印象をしっかりイメージしながら挑戦してみてください！
上品で落ち着いた印象 ・ローズ系のレッド
頬骨のあたりからこめかみに向かって馴染ませ、さらにハイライトでつやを出す。ツヤッぽい上質な雰囲気になります。
小悪魔系な印象 ・ピンク系
頬骨の高い位置からこめかみに向かって長めに入れる 少し濃いめに入れていくと個性が強調されて小悪魔感がアップします。
かわいらしい印象 ・あかるいピンク系
頬の部分が一番濃くなるようにふんわり丸くなじませる 円を大きくすると顔が大きく見えてしまうので注意してください。
元気で明るい印象 ・明るめのオレンジ
横長、すこし幅広目にぼかす 健康的で明るい印象に見せてくれます。
ナチュラルな印象 ・薄いピンク(ラメやパールが入っていないもの)やベージュ系
血色がよくなる程度に薄く頬骨中心になじませる 濃くしないことが重要です。一度に仕上げようとせず、少しずつ色を乗せていく感じで調 節していきましょう。
若々しい印象 ・オレンジ系やコーラルなどの明るめの色
頬の一番高いところから目じりに向かって引き上げる 肌になじむオレンジ系やコーラルなど明るめの色で健康的な肌の発色を取り戻します。 「明るい色を使うのは年齢的に恥ずかしい」「落ち着いた色がいい」と思い、ベージュ系 やブラウン系を選ぶ人も多いですが、トーンの暗い色を入れると血色が悪く見え、肌がく すみ、老けた印象になります。
チーク種類別!おすすめアイテムをご紹介！
パウダーチーク
CANMAKE(キャンメイク) グロウフルールチークス 880円
パウダーとは思えない、驚きの透明感とツヤ感を演出してくれます。ふんわりとやわらか なパウダーがとろけるように、ぴたっと素肌に密着し、きれいに発色してくれます。誰に でも似合うコーラルカラーで、ふんわりとした可愛い頬になれます。
セザンヌ ナチュラルチークN 396円
柔らかなパウダーで高発色、カラーバリエーションも豊富で、なんといってもプチプラな のが嬉しいアイテムです。いろんな色を集めて、その日の気分で使い分けを楽しめます。 大人気のカシスローズは欠品することも多いので、見つけたら迷わず買うのが正解です。
CLINIQUE(クリニーク) チークポップ 4,273円
ガーベラの花をモチーフにした見た目もかわいいチークです。ふんわりと色づき、時間が 経っても落ちにくいのが魅力。つやよりマット派の人はぜひ試してみてください。チーク に慣れていない方は、08メロンポップがおすすめです。ピンクにもオレンジにも見える コーラルカラーで、肌に自然に溶け込み、どんなメイクにも合わせやすく、日常遣いに最 適です。
クリームチーク
CANMAKE(キャンメイク) クリームチーク 638円
頬になじませると、さらさらとしたテクスチャーに変化する、クリームジェルタイプの チークです。血色のいい、すっぴん風のメイクに仕上がります。片手にすっぽりおさまる コンパクトサイズなので、メイクポーチなどに入れて持ち運ぶのに便利です。カラーは レッド、アップルクリームレッド。ピンク、オレンジの4色のラインアップがあります。
リキッドチーク
マジョリカマジョルカ クリーム・デ・チーク 794円
ひとぬりで肌に溶け込み、肌になじむ自然な血色を演出してくれます。テクスチャーは、 するするとのびの良いリキッドに近いクリームで、頬をつややかなうるおいで満たしま す。細筆タイプなので、ポイント使いもしやすいのが特徴のチークです。
NARS(ナーズ) リキッドブラッシュ#5156チーク 3,751円
NARSのリキッドタイプのチークです。艶のある仕上がりになります。自然な色づきで、 色を重ねて楽しむこともできます。パウダーチークの上からも重ねて使用できます。保湿 効果のある、モノイオイルやタマヌオイルが配合されています。ボトルはポンプ式です。
まとめ
「チークは無くても大丈夫」と思っている人こそ、試してみると印象がぐっと変わります！普段からチークを付けている人も、色や塗り方で「なりたい印象」に近づけることが できます。
ちょっとした工夫と、ちょっとしたお値段からでも「なりたい印象」は作り出 せるのです。試さないなんてもったいない！
ぜひ自分が納得するチークの入れ方を見つけ 出してくださいね。なりたい自分になっちゃいましょう!